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9 「愛無き世界」

 

A world without love

 

Please lock me away

 and don‘t allow the day

Here inside where I hide

 with my lonliness 

I don‘t care what they say 

 I won‘t stay in a world without love

(僕を閉じ込めて

 あの日々を許さないで

この中に隠れて僕は孤独と共にいる

 彼らが何と言おうと気にしない

愛の無い世界には僕はもういられないんだ)

 

Birds sing out of tune

 and rainclouds hide the moon

I‘m okay,here I stay

 with my loneliness

I don‘t care what they say

 I won‘t stay in a world wuthout love

(鳥たちはさえずり

雲は月を隠す

僕は大丈夫

僕の孤独と共にいて

彼らが何と言っても気にしない

僕は愛の無い世界にはとどまらない)

 

So I wait and in a while

 I will see my true love smile

She may come Iknow not when

 When she does I‘ll know

So baby untill then

 Lock me away

And don‘t allow the day

 Here inside where I hide

With my Loneliness

 I don‘nt care what they say

I won‘t stay in a world without love

I don‘t care what they say

I won‘t stay in a world without love

(だから僕は待っている

僕の本当の恋人が微笑むのを

彼女は来る

いつかはわからないけど

その時には僕にもその時が来たとわかるんだ

だからその時まで僕を閉じ込めて

あの日々を許さないで

この中で僕は孤独と共に隠れて

彼らが何と言おうと気にしない

僕は愛の無い世界にはとどまらない

彼らが何と言おうと気にしない

僕は愛の無い世界にはとどまらない)

 

 

オタクか自閉症の世界を歌ったような歌である。ある意味では、未来の社会を予見していた歌でもある。青少年の心的世界には、多かれ少なかれ、このような唯心論的ユートピアがあるものだが、通常は、それが現実世界の圧力の前に敗れ去るものである。

 現実には「本当の恋人」があらわれる時などない。この本当の恋人とは、彼が幻想で生み出した恋人なのだから。だが、それならこの現実世界が幻想世界より意義があるかというと、それは断定はできない。我々の生は、我々が自分の脳に受け取ったものだとするなら、幻想は現実と等価なのである。

 訳の上で困ったのは「あの日々を許さないで」というフレーズだ。これは解釈ができない。「あの日々を認めないで」としてもいいが、あの日々とは何か。解釈無しにそのまま訳しておいたが、無理に解釈すれば、「あの日々」とは「彼」が悩み苦しんだ現実の日々である。彼はその日々を認めないことで、幻想の平安の世界へと旅立ったのである。

 作詞・作曲はジョン・レノンとポール・マッカートニーだが、歌ってヒットさせたのはピーターとゴードンという男性二人組のデュオである。

 








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