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自分のパソコンの中だけに記録を残しておくと、なぜか自分でも開けなくなる事故が多いから、私はブログにメモや作品を残しているだけで、他人に読ませるために書いてはいない。まあ、読まれてもいいし、アイデアを盗まれてもべつにかまわない。私のアイデアだって、誰かの作品からインスパイアされて出てきたものなのだから。つまり、私は著作権というものにあまり重きを置いていないのである。あるいは、作品がカネになるかどうかもあまり重視しない。
たぶん、私はプロデューサー、あるいは映画会社やテレビ局の社長か製作担当重役としては有能だっただろうと思うが、そういう気苦労の多い仕事に就かなくてよかったと思っている。
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やっとネット接続が可能になったので、お知らせまで。記事は、まあ、気の向いた時に書きます。もともとこのブログは浮遊思考のメモですので。
前に書いた「心の死刑宣告」(別ブログに転載した時は「夏の終わり」と改題した。)の翻訳というか、二次創作作業がなかなか面白かったので、ヘミングウェイの他の作品で訳しやすそうなのを探して(と言うか、私の英語力で内容の見当が付くものを見つけて)訳してみようかと思い、原書(ヘミングウェイの短編だけを一冊にまとめた、分厚い、ある意味では貴重なペーパーバックだ。)をめくってみて「A DAY'S WAIT」というのが手ごろかな、と思った。日本語訳も当然出ていると思うが、私は高校生くらいに彼の短編集を2、3冊読んだだけなので記憶に無い。ちなみに、その時に一番印象に残ったのは「フランシス・マコーマーの短く幸福な生涯」だった。
「A DAY'S WAIT」をどう訳せばいいのか分からないが、直訳すれば「一日の待機」だろうか。先にオチを書いてしまうのも何だが、これもある意味、「死刑宣告」の話であるが、周囲の誰にもそれが見えないという点では「THE SEA CHANGE」と共通性があるようだ。ヘミングウェイの中には常に、そういうオブセッション(強迫観念)があり、それが彼の創作や行動の原動力だったのかもしれない。もちろん、それが最後には彼を自殺に向かわせたわけだ。
ちなみに、私が「THE SEA CHANGE」を「心の死刑宣告」というタイトルにしたのは、我々は時々、心の中で周囲の人間への「死刑宣告」を行っているからである。その後も同じ人間と前と同じように付き合いはするが、それは前と同じ心での付き合いではない。相手は、自分の中ではもはや死んだ人間なのである。
前書きが長くなったので「A DAY'S WAIT」の訳は次回(たぶん、今日か明日)に書くことにする。
「剣と鏡」「月の光のセレナーデ」は、思いつきなどはここで書くが、作品そのものは別の手段(たぶん、私的な保存庫)に書いていくことになると思う。まあ、書かないかもしれない。
基本的にこの「四月の雨」は着想保存庫にする予定である。
ブログを利用して作品を書くのは、「自分で締め切りを作って自分の尻を叩く」ためには有益(「踊るドワーフ」の翻訳などはそうして書いた。)だが、作品そのものが事故(突然の強制的ブログ閉鎖処置やネットへの接続不能など)で一気に失われる危険性も高いのだ。まあ、電子情報というのは常にそういう運命の下にあるのだが。
「ニノチカ」は、フラッシュメモリーに入っていたのが前回の部分までなので、その先を読んでみたいと思う人は、私の別ブログで、今はずっと中断して私自身書き込み不能になっている「徽宗皇帝の娯楽的語学ブログ」を見て頂きたい。(ググればすぐに探せるだろう。ただし、「徽宗皇帝のブログ」というのも私のブログだが、そちらは政治ブログ的な記事が大半。)「ニノチカ」以外にも、「女か虎か」や、「私の銀行勘定」など、日本ではあまり目にすることのできない面白い作品の翻訳や古い洋楽ポップスの訳詞なども載っていて、時間つぶしになるブログだと思う。「語学ブログ」というのは、単に元ネタの大半が英語作品だからにすぎず、真面目な語学ブログではない。
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