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日本が「アジアのアートの拠点」だった時代や時期が存在するとは思わないし、特に「現代アート」に関しては、(もともと西洋の物まねとして始まったため)海外から評価されたこともほとんど無いような気がする。
下の「芸術家」は、確かエロとグロを主なテーマとする「現代アート」の人間だったと思うが、一般庶民はもう少し上品な志向性を持っているのではないか。
ただし、日本の伝統文化の中の美術性は海外でも高く評価されており、それには「現代アート」の自称芸術家たちはほとんど寄与していない。むしろ、漫画やアニメ(芸術家ではなく、職人の創造物)などをアートとして評価している海外の人間は結構いる。




さんがリツイート

アジアの「アートの拠点」が日本でなくなったのは現代アートに無理解な一般人のせいという芸術家の被害妄想的なツイートを読んで、日本が一時期「アートの拠点」だったのは経済の御蔭で一般人にそこまでの影響力はないということを知っていて、あえて一般人にぶつけたいものがあるんだろうなと思った。



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Would it not be better for him to die at once, and go to wait for her in the blessed regions of a half-barbaric futurity?

And yet, that awful tiger, those shrieks, that blood!

Her decision had been indicated in an instant, but it had been made after days and nights of dreadful deliberation. She had known she would be asked, she had decided what she would answer, and, without the slightest hesitation, she had moved her hand to the right.

The question of her decision is one not to be lightly considered, and it is not for me to presume to set myself up as the one person able to answer it. And so I leave it with all of you: Which came out of the opened door—the lady, or the tiger?

 

(注)

 

regions:地域、地方、領域  futurity:来世、未来  indicated:示された  deliberation:熟考 *前にも調べたか?  presume:推定する、仮定する、考える  set myself up:自分をset up する *set up=主張する、掲げる、設置する

 

(研究)

 

not to be lightly considered

・「軽々しく考えられるべきもの」とでも訳すか。toは義務・当然を表すと聞いた覚えがある。

 

[試訳]

 

彼にとっては、即座に死んで、祝福された半野蛮な来世で彼女を待つ方がよいのではないだろうか?

だがしかし、あの恐ろしい虎、その叫び声、あの血!

彼女の決定は即座に示されたが、しかしそれは幾つもの昼と夜を経た恐ろしい熟考の中で作られたものである。彼女は自分が尋ねられるということを知っていた。彼女は自分がどう答えるかも知っていた。そして、ほんの少しもためらうことなく、彼女は手を上げて右の方を指したのであった。

彼女の決定についてのこの質問は軽々しく考えられるべきものではないし、私自身がそれに答えうる唯一の人間だとも主張する気はない。そこで、私はその答えの判断をあなた方に残すことにしよう。開いた扉から出てきたのはどちらだろう。女か、それとも虎か?

 

 

 

 

 

 

               「女か虎か」完

 

 

 

 

 

*話はこれですべて終わりである。「女か、虎か?」という問いに答えるのは読者であるあなたである。このように、話の結論を謎のままに残す話をリドルストーリーと言うが、この「女か虎か」は、その中でもっとも高名なものであり、リドルストーリーの代名詞のようなものだ。しかし、案外と誰も話自体を読んではいないはずだから、ここで掲載したわけである。どうだっただろうか。

 











But how much oftener had she seen him at the other door! How in her dreadful dreams had she torn her hair when she saw his start of delight as he opened the door of the lady! How her soul had burned in agony when she had seen him rush to meet that woman, with her bright cheek and sparkling eye of triumph; when she had seen him lead her forth, his whole frame fresh with the joy of recovered life; when she had heard the glad shouts from the crowds, and the wild ringing of the happy bells; when she had seen the priest, with his joyous followers, advance to the couple, and make them man and wife before her very eyes; and when she had seen them walk away together upon their path of flowers, followed by the tremendous shouts of the happy people in which her one despairing shriek was lost and drowned!

 

*描写が念入り過ぎるくらい念入りである。お茶漬けで食事を済ますような日本人にとっては、腹にもたれそうなくらいだ。しかし、これくらい書かないと、王女の悲哀が読者に伝わらないのも確かだろう。段落の途中からはすべて「How her soul was burned in agony」を受けて、セミコロンでつなぐ形で、その原因となる事柄を並列的に書いている。ある意味、8行にも渡って1文だけで書かれているようなもので、重厚な文章だ。面倒なので、文を分けて訳すことにする。

 

(注)

oftener:よりしばしば *恋人の男が虎の部屋の扉を開ける夢想よりもしばしば、ということ。    torn her hair:自分の髪を掻き毟る   agony:激しい苦痛   frame:体 *通常は「構造、機構、体格」などの意味だが、ここでは彼の体全体、くらいの意味だろう。   recovered:復活した  very:まさにその  shriek:悲鳴

 

(研究)

had she seen  had she torn

・倒置法である。

 

[試訳]

 

しかし、どれほど、よりしばしば彼女は、彼がもう一方の扉を開けることを夢に見ただろう! 彼女の恐ろしい夢の中で、女のいる扉を開けた時の彼の喜びの驚きを見て、彼女はどれほど自分の髪を掻き毟ったことだろう! どれほど彼女の魂は激しい苦痛に焼かれたことだろうか。……明るい頬と勝利に輝く目の女に向かって彼は駆け寄り、彼女を前に導く。彼の体全体は回復された生の喜びに満たされる。王女の耳は観衆の楽しげな叫び声と、幸福の鐘が荒々しく鳴り渡るのを聞く。僧侶が楽しげな一団を引き連れて前に進み出て、彼女のまさにその目の前で闘技場の中の二人を夫と妻にする。花の撒き散らされた小道を通り、観衆の喜びの声に送られて幸せな二人は闘技場を出て行く。その歓喜の声の中で、彼女のたった一つの悲鳴は搔き消され、呑み込まれる。 

 







 

Now, the point of the story is this: Did the tiger come out of that door, or did the lady?

 

The more we reflect upon this question the harder it is to answer. It involves a study of the human heart which leads us through various confusions of passion, out of which it is difficult to find our way. Think of it, fair reader, not as if the decision of the question dependent upon yourself, but upon that hot-blooded, half-barbaric princess, her soul at a white heat beneath the combined fires of despair and jealousy. She had lost him, but who should have him?

How often, in her waking hours and in her dreams, had she started in wild horror and covered her face with her hands as she thought of her lover opening the door on the other side of which waited the cruel teeth of the tiger!

 

  原文では段落と段落の間には空きは無いが、私の判断で全体の中心となる短い段落と次の段落の間を1行空けることにした。

 

(注) 

reflect:熟考する *辞書を引かなくても文脈から推測はできただろう。   despair:絶望 *形容詞の「デスペレート」は知っている、という人が多いのではないか?   started:びくっとする  *こういう、「知っているつもりの単語」が一番厄介である。「始めた」という訳ではおかしいのは感じても、たいていの中高生は辞書を引くのが面倒なので、ついいい加減な訳をする。辞書はマメに引こう。と、これはかつての怠け者学生からの忠告。

 

[試訳]

 

さて、この物語のポイントはここである。扉から出てきたのは虎だっただろうか、それとも女だっただろうか?

 

この問いかけを熟考すればするほど、答えるのは難しくなる。この問題は人間の心についての研究題目を含んでおり、それは様々な情熱の混迷の中に我々を導いて、そこから抜けだすことを困難にさせる。賢明な読者よ、お考えいただきたい。この問いかけの決定はあなた自身が下すのではなく、あの熱い血を持った、半野蛮な王女にかかっているのである。彼女の魂は絶望と嫉妬の白い炎に焼かれている。彼女は彼を失った。だが、誰が彼を得るのか?

いかにしばしば彼女はその覚醒と眠りの中で、激しい恐怖に襲われ、我が手で顔をおおっただろう。彼女の恋人がもう一つの扉を開け、そこに残酷な虎の歯が待っていることを想像して! 

 













Then it was that his quick and anxious glance asked the question, ’Which?’ It was as plain to her as if he shouted it from where he stood. There was not an instant to be lost. The question was asked in a flash; it must be answered in another.

Her right arm lay on the cushioned parapet before her. She raised her hand, and made a slight, quick movement toward the right. No one but her lover saw her. Every eye was fixed on the man in the arena.

He turned and with a firm and rapid step he walked across the empty apace. Every heart stopped beating, every breath was held, every eye was fixed immovably upon that man. Without the slightest hesitation, he went to the door on the right and opened it.

 

(注)

in a flash:あっという間に  in anotherin another flash  parapet:手すり  hesitation:ためらい

(研究)

 it was that his quick and anxious glance asked the question

・「it was that」は強調のために置かれたものだろう。省いて読むと意味が通じやすい。

Every eye was fixed

・こういう場合に単数扱いか、複数扱いか、というのが非ネィティヴのいつも悩むところだ。そもそも目は二つあるのに、なぜ単数なのだ、とヘソを曲げたくなる。

 

[試訳]

 

そして、彼の、素早く、答えを切望する目が「どちらだ?」と聞いた。その問いかけは、まるで彼が自分の立っている場所から叫んだかのように、彼女には明白だった。一瞬も無駄にはできなかった。その問いかけは瞬時のうちに行われたが、返答も瞬時に行われねばならなかった。

彼女の右手はクッションのついた手すりの上に置かれていた。彼女はその手を上げ、かすかな素早い動きで右を示した。彼女の恋人以外の誰も彼女を見ていなかった。すべての人々の目は闘技場の中の男を注視していた。

彼は向きを変え、自信に満ちた、素早い足取りで競技場の空間を横切って歩いて行った。すべての心臓は鼓動をやめ、すべての呼吸は止まり、すべての目は動けないままにその男に固定された。ほんのわずかなためらいもなく、彼は右側の扉に歩み寄り、そしてそれを開けた。

 

 




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