23 「サークル・ゲーム」
The circle game
Yesterday a child came out to wonder
Cught a dragonfry inside a jar
Fearful when the sky was ful of thunder
And tearful at the falling of a star
(昨日、一人の子供が外に出て世界に目を瞠った
トンボを捕まえてビンの中に入れ
空一杯の雷には怖がって
星が落ちるのを見て涙を流す)
Then the child moved
ten times round the seasons
Skated over ten clear frozen streams
Words like“When you‘re older”
must appease him
And promise of “someday”
make his dreams
(そして子供は巡り来る季節を10回繰り返し
きれいに凍った川の上で10回スケートをした
「大人になったら」の言葉が彼をなだめ
「いつか」の約束が彼の夢を作る)
*And the seasons,they go round and round
And the painted ponies go up and down
We‘re captive on the carousel of time
We can‘t return,we can only look
Behind from where we came
And go round and round and round
In the circle game
(そして季節はくるくる回り
ペンキ塗りの木馬は上がって下がる
私たちは時の回転木馬のとらわれ人
戻れない、ただ眺めるだけ
私たちが来た道を、背中の向こうに
そしてサークルゲームの中で
いつまでも回り続けるの)
Sixteen springs and sixteen summers
gone now
Cartwheel lost to car wheels
through the town
And they tell him,“Take your time,
it won‘t be long now
Till you drag your feet
to slow the circle down.“
(16回の春と16回の夏が過ぎ
馬車の車輪は自動車の車輪に変わる
彼らは彼に言う、「気楽にやりな、長くはないさ
お前が足を引きずってその輪を遅くできるまでにはな」)
So the boy who dreamed tomorrow
now is 20
Though his dreams have lost
some grandeur coming true
There‘ll be new dreams,
maybe better dreams and plenty
Before the last revolving years
is through
(そして夢を見ていた少年は今20歳
彼の夢は小さくなったけど現実になった
新しい数々の夢もできるでしょう
もっと良い夢で数も多くなるでしょう
繰り返す年の最後の年が終わるまでに)
* リフレーンを数回繰り返す
ジュディ・コリンズの作詞作曲で、バフィ・セントメリーの歌、映画「いちご白書」の主題曲でもある。
前半は分かりやすいが、後半が分かりにくい。少年の日の夢がすべて実現しないままに終わるという話かと思うと、夢が実現するだけでなく、もっと良くなるという人生肯定的内容になってしまう。リフレーン部分の「私たちは(無力な)時の回転木馬のとりこ」という内容と、矛盾するように思うのだが、解釈の間違いでもあるのかもしれない。だが、いい歌なので、ここに載せることにする。
なお、ジュディ・コリンズには、「青春の光と影」という名曲もあるが、今回はこちらを選ぶことにした。