⑤
The manager got up and opened the door. He called to the accountant.
“Mr. Montgomery,” he said, unkindly loud, “this gentleman is opening an account. He will place fifty-six dollars in it. Good morning.”
I stood up.
A big iron door stood open at the side of the room.
“Good morning,” I said, and walked into the safe.
“Come out,” said the manager coldly, and showed me the other way.
I went up to the accountant’s position and pushed the ball of money at him with a quick, sudden movement as if I were doing a sort of trick.
(注)
safe:金庫室
(研究)
is opening
・進行形によって近い未来を表すという用法。
Good morning.
・この場合は、「お早う」ではなく「さよなら」である。用事が終わって、相手を早く追い出したい時、「Thank you.」などと言うこともある。これは「話は終わりだよ」というニュアンスを持っているわけだ。
[試訳]
マネージャーは立ち上がってドアを開けた。彼は口座係に声を掛けた。
「モンゴメリー君」、彼は不親切な大声で言った、「この紳士が口座を開きたいそうだ。この方は65ドル入れてくださるそうだ。では、さよなら」
私は立ち上がった。
大きな鉄の扉が部屋の横に開いていた。
「さよなら」私は言って、金庫室の中に入った。
「出てきなさい」マネージャーは冷たい声で言って、私を別の出口へ導いた。
私は口座係のところに行って、その男の前に丸められた金を素早く置いたが、まるでそれは何かの奇術でもしているみたいだった。