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The manager looked at me with some anxiety. He felt that I had a terrible secret to tell.

“Come in here,” he said, and led me the way to a private room. He turned the key in the lock.

“We are safe from interruption here,” he said, “sit down.”

We both sat down and looked at each other. I found no voice to speak.

“You are one of Pinkerton’s detectives, I suppose,” he said.

My mysterious manner had made him think that I was a detective. I knew what he was thinking, and it made me worse.

“No, not from Pinkerton’s,” I said, seeming to mean that I was from a rival agency.

 

(注)

 Pinkerton:有名な探偵社の名前である。

 

(研究)

He felt that I had a terrible secret to tell.

・この書き方だと、一人称視点の記述がこの部分だけ「神の視点」になるのでまずいのだが、リライト前の原文もそうなのかどうかは不明。厳密には最初の「The manager looked at me with some anxiety.」も「神の視点」である。つまり、本当は「マネージャーは好奇心を持って私を見た『ように私には見えた』」と続けないと、一人称視点にはならないのだが、言うまでもなく、そうすると文章がごちゃごちゃする。小説における視点の問題は面倒である。試訳では、そのあたりを何とか誤魔化している。

seeming

・分詞構文の用法は高校時代にさぼった部分なので苦手だが、「そしてそれは~に見えた」といったところか。

 

[試訳]

 

マネージャーは好奇心の表情で私を見た。私が恐るべき秘密を話そうとしているのだと思ったのだろう。

「こちらへどうぞ」、彼は言って私を面会室に導いた。彼は部屋の鍵をかけた。

「これで邪魔は入りません」、彼は言った。「どうぞお掛けください」

我々は椅子に腰を下ろし、お互いを眺めた。私は何と話せばいいのか分からなかった。

「もしかして、あなたはピンカートン社の探偵ではないですか?」、彼は言った。

私のミステリアスな態度が彼をそのように想像させたのだろう。彼が考えていることが私には分ったが、それは私の精神状態をいっそう悪いものにした。

「いや、ピンカートンの者ではありません」、私は言ったが、それはまるで私がピンカートンのライバルの探偵社から来たかのように聞こえた。

 




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