名探偵コナン第五シーズンだと思うが、「蘭の初推理」の回は、トリックも推理過程も素晴らしい。まず、段差から被疑者の妻への愛情を疑うという導入がいいし、車のエアコン吹き出し口に弱い毒薬(ホルムアルデヒド類か)を仕込んでいるので、涼しい日には何も起こらず、暑い日にはめまいが起こるという推理が素晴らしい。いわゆる「蓋然性の犯罪」パターンとして、これは現実性が非常にある。実際に車が事故を起こしても、エアコン吹き出し口まで調べることはまずないだろうから、これは現実にも「使える」アイデアであり、ある意味危険な話でもある。これまで読んだ推理小説の中で、これほど現実味のある話は無い。
おそらく、そういう意味でのこの話の「価値」に気づいている人は少ないと思うが、あるいは知っていても言わないのかもしれない。
おそらく、そういう意味でのこの話の「価値」に気づいている人は少ないと思うが、あるいは知っていても言わないのかもしれない。
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