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「鬼滅の刃」のアニメを私は一話切りしたのだが、今回は我慢して三話まで見て、やはりまったく面白さを感じない。まあ、少年漫画のアニメ化を年寄りが見て面白いはずがないとも言えるが、面白い少年漫画作品はほかに膨大にあるのだから、やはり作品自体が私には合わないのだろう。
そこで、私ならどう書くか、どう作るか、という考察をしてみる。
まず、主人公は炭焼きにはしない。妹も出さないか、設定をまったく変える。つまり、鬼化するという設定はやめる。単に、親を鬼に殺されて、鬼退治をする兄妹にする。妹の気が優しいために、しばしば兄妹は危機に陥る。
この兄妹に絡めて、桃太郎の「犬、猿、雉」に相当する仲間を出す。犬は忠実で真面目な少年。猿は豪快だが優しくて頭が少し弱い大男。(この設定は変えてもいい。猿がずる賢い孤児の少年。犬が真面目な優しい大男)雉は高慢な美少女。遊女でもいい。犬太郎、佐吉(猿吉)、お吉。
鬼とは実は山賊か海賊だとしてもいい。つまり、村が麦わら頭の留非異一味に襲われ、村人はほとんど殺され、女たちは犯されて連れ去られた、ということ。
「桃太郎」に酒呑童子その他の説話をアレンジして加える。つまり、最終目的は海賊退治だが、その道中の話として山賊退治や都での経験などを入れる。一寸法師、鉢被り姫、かぐや姫、青頭巾の話、安倍晴明などが登場。源平の話を入れてもいい。つまり「ドリフターズ」日本限定版か。
前の3人に加えて「七人の侍」にしてもいい。あれも原型は「桃太郎」である。

以上に何か加えて新機軸を出したい。「鬼退治」は帝からの拝命とするか。つまり、両親の仇打ちという設定はやめる。もともとパロディにする要素はすべて消えているのだから。まあ、妹の存在くらいか。それもやめてもいい。しかし、女がふたりいたほうがドラマになりやすいか。
後から加わるのは「ルパン3世」的な連中。「遊び人の泥棒」流藩「クールな剣豪」五右衛門「真面目な剣豪」示現「忍者的な泥棒女」お藤(男性だけで7人、女性が3人となる)。最後は男は子供と主人公だけ、女は3人とも生き残る。

作品冒頭のエピグラム「剣に生きる者剣に死すべし」



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