Now, the point of the story is this: Did the tiger come out of that door, or did the lady?
The more we reflect upon this question the harder it is to answer. It involves a study of the human heart which leads us through various confusions of passion, out of which it is difficult to find our way. Think of it, fair reader, not as if the decision of the question dependent upon yourself, but upon that hot-blooded, half-barbaric princess, her soul at a white heat beneath the combined fires of despair and jealousy. She had lost him, but who should have him?
How often, in her waking hours and in her dreams, had she started in wild horror and covered her face with her hands as she thought of her lover opening the door on the other side of which waited the cruel teeth of the tiger!
* 原文では段落と段落の間には空きは無いが、私の判断で全体の中心となる短い段落と次の段落の間を1行空けることにした。
(注)
reflect:熟考する *辞書を引かなくても文脈から推測はできただろう。 despair:絶望 *形容詞の「デスペレート」は知っている、という人が多いのではないか? started:びくっとする *こういう、「知っているつもりの単語」が一番厄介である。「始めた」という訳ではおかしいのは感じても、たいていの中高生は辞書を引くのが面倒なので、ついいい加減な訳をする。辞書はマメに引こう。と、これはかつての怠け者学生からの忠告。
[試訳]
さて、この物語のポイントはここである。扉から出てきたのは虎だっただろうか、それとも女だっただろうか?
この問いかけを熟考すればするほど、答えるのは難しくなる。この問題は人間の心についての研究題目を含んでおり、それは様々な情熱の混迷の中に我々を導いて、そこから抜けだすことを困難にさせる。賢明な読者よ、お考えいただきたい。この問いかけの決定はあなた自身が下すのではなく、あの熱い血を持った、半野蛮な王女にかかっているのである。彼女の魂は絶望と嫉妬の白い炎に焼かれている。彼女は彼を失った。だが、誰が彼を得るのか?
いかにしばしば彼女はその覚醒と眠りの中で、激しい恐怖に襲われ、我が手で顔をおおっただろう。彼女の恋人がもう一つの扉を開け、そこに残酷な虎の歯が待っていることを想像して!