(以下引用)
コント『ラーメン屋』
息子「久しぶりに父さんをラーメン屋に誘ったんだけど遅いなー。
一風堂って言ってあるんだけどなー。」
父「おーい!」
息子「あ、父さんだ!こっちこっち!どうしたの?遅かったじゃん。」
父「ごめんなー、だめな父親で・・・。」
息子「いやいや、そこまでは気にしなくていいって。」
店内
父「こういう店は彼女とよく来るのか?」
息子「そんな彼女なんていないよー。」
父「いいよ、隠さなくて。いるんだろ?」
息子「う、うん。いるよ。」
父「出て来いよー!」
息子「ここにはいねーよ!」
父「いいなー、21歳。青春だよなー。」
息子「そう?」
父「ああ、いいとも。春を売ると書いてセイシュン。」
息子「それは売春だろ!何言ってんだよ。とりあえずなんか頼もうよ。」
父「よし、頼もう。ウエイトレスさーん!
連帯保証人になってくださいませんか?」
息子「何を頼んでんだよ!メニューだろ!じゃあ僕は、普通のラーメン。」
父「じゃあ俺は普通のカップラーメン。」
息子「あるわけないだろ!」
ウエイトレス「かしこまりました。」
息子「あるのかよ!」
父「あ、すいません、ここビールありますか?」
ウエイトレス「ありますよ。」
父「じゃあいいや。」
息子「何のために聞いたんだよ!」
ウエイトレス「かしこまりました。」
息子「かしこまるなよ!ちょっとは疑問に思えよ!」
父「でも、珍しいなー。お前から誘うなんて。」
息子「ああ、大事な話があるんだ。」
父「ま、まさか・・・、俺は本当の父親じゃないとか!?」
息子「意味わかんねーよ!違うよ、将来の事だよ。僕さー・・・。」
プルルル・・・、プルルル・・・
父「ちょっと待て!会社から電話だ。はい、もしもし一風堂です。」
息子「あんた店員じゃないだろー!」
父「もしもし、なんだお前かー!今食事中だよ!見てわかんねーのか!」
息子「電話じゃわかんねーよ!」
父「ごめん、ごめん。それで話ってなんだ?」
息子「ああ、僕音楽やっていこうと思って・・・。」
父「なに?聞こえなかったよ。もう2回言ってくれ。」
息子「せめて次で聞く努力しろよ!だからー、音楽をやっていきたいの!
もうここまでやってきたわけだし。」
父「そうかそうか、俺は賛成だ!ただし父さんが何て言うか・・・」
息子「お前は誰だよ!」
父「どうせならピッグになって帰って来い。」
息子「豚にはなんねーよ。」
父「あー、ウエイトレスさん。これをあちらのお客さんに。」
息子「え?なになに?なにをやるの?」
父「伝票。」
息子「伝票わたすなよ!」
ウエイトレス「かしこまりました。」
息子「またかしこまっちゃったよ。」
父「というのは冗談で、今日は父さんのワリカンだ。」
息子「ワリカンかよ!オゴリだろ!」
父「そうそうオゴリ。間違えちゃったよ。」
息子「悪いね。こっちから誘っといて。」
父「いいさ、気にするな。どうせ汚い金だ。」
息子「何やってんだよ!」
父「よーし、帰ろうかー。ところで俺はドラムでいいのか?」
息子「あんたとはやんないよ!」
アニメや漫画の脚本を書こうという人にも参考になるのではないか。これを少し変えるだけで、お約束の戦闘場面での、おそらくどんな「仲間」キャラの科白でも作れるだろう。
93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 02:09:00.14 ID:aovWcnER0
ラスボス「虫ケラが」
主人公「くっ」
「おっと、お前は一人じゃないぜ」
「ちょっと!アタシに黙って行くんじゃないよ!」
「待たせたな!!!」
「助太刀いたす」
「あの・・・あの・・・がんばってください///」
「さっさと片付けて帰りましょうか・・・」
「やれやれ、見ちゃいられねぇな」
「これを使いな!!」
「神の御名に祝福あれ」
「雑魚は俺に任せろ!」
「ワタシ アイツ キライ タオス」
「ホッホッ、年寄りの力を侮るんじゃない」
「おにーちゃん、受け取って!」
「俺を置いていこうったってそうはいかねぇぜ!!」
「べ、別にアンタの為じゃないんだから」
「報酬は山分けよ♪」
「お前の背中は俺が守る」
「ぼくだってやれるんだ!」
「フフ・・・」
「敵戦力、解析完了しましてよ!」
「俺との決着がつく前に死なれちゃ困るだけだ」
「まったく世話がやける野郎だwww」
「ご主人様、がんばってください・・・」
「クピー!クピピー!」
「派手にいくぜええええ」
主人公「み・・・みんな!」
『グイン・サーガ』分析
Ⅰ「G・S」における物語エンジン
① グインの自己探索と、それに関わる歴史の起源の謎。
② イシュトヴァーンの王位への野心。
③ レムスの劣等感と、ナリスへのライバル心。
④ イシュトヴァーンを巡る愛憎劇。
⑤ 国々の王や王族の領土的野心。魔道士グラチウスや魔物たちの野心。
Ⅱ 同じく、「G・S」における人物の主な魅力
① グイン:肉体的にも知的にも人格的にも超人でありながら、豹頭という弱点を与えることで、読者の反撥を抑え、また、物語が生まれる要素にした。
② イシュトヴァーン:不良あるいは悪ガキの魅力。
③ グラチウス:ひょうきんさと悪辣さのブレンドの魅力。
④ ヴァレリウス:漫才の突っ込み役的な毒舌とシニシズムの魅力。
女性陣は、気取っているときにはまったく魅力が無いが、恋に落ちるなどして「ただの女の子」化した時は非常に面白い。こういう場面では作者のユーモアセンスが発揮される。イシュトヴァーンでも、その間抜けな「男の子」ぶりが発揮される場面が一番魅力的である。ナリスに魅力が無い理由も、そうした「ずっこけ」が無いからである。
Ⅲ その他の魅力(あるいは、栗本薫の最大の特長かもしれない)
① 戦争における戦略面のリアリティ。
② 肉体的戦闘におけるリアリティ及び、描写力。
③ 会話の流れの中での心理の推移の面白さ、表現の的確さ。
④ 概して、栗本薫は、脇役を描くのが上手い。アリストートスとか、グインの副官の何とか言う男(トール?)など、生き生きとしている。その反面、作者が入れ込んだ人物の描写は空回りが多い。アルド・ナリスなど。
⑤ 魅力というほどではないが、女性作家でないと描けないのが、衣服の描写。風景描写は普通。
⑥ 時々見られる喜劇的会話。グラチウス、ヴァレリウスなどの意識的諧謔だけでなく、当人は真面目でありながら、状況的に喜劇的になるという場面が上手い。
Ⅳ 欠点
① 冗漫さ。同じような事件、描写がしばしば繰り返される。同じような繰り返しとは言えなくても、不必要と思われる退屈な細部描写も多い。つまり、最初から「百巻(あるいはそれ以上の、世界最長の小説)」を予定していたため、描写を抑制するということはまったく考慮しなかったのだろう。いちいち書くかどうかに悩んで時間を無駄にするよりも、「書けること、思いつく事はすべて書け」という方針だったのではないか。
② 下手糞な「詩」。あるいは「詩的」描写。作者が思うほど詩的でもなく、退屈。
③ リンダ、ナリス、スカールの魅力の無さと、頭の悪さ。(頭が悪いから魅力が無いとも言える。当人のドジで状況を悪化させる人物は、喜劇的脇役以外では許容されない)リンダはまだ状況の被害者とも言えるが、行動的要素がまったく無く、「お転婆だった」と言われる割には、ひたすら他人にすがっているだけである。ナリスは、王位に就きたいのか、就きたくないのか、行動の理由があいまいすぎて、読者の共感を生まない。他人を道具扱いする最低の「非人間」でもあり、これを魅力があると思うのは、美男ならば魅力があるという錯覚だろう。ナリスに比べれば、朴念仁のグインは百倍魅力があるし、悪役ではあってもイシュトヴァーンの方がはるかに魅力がある。(後記:作者自身も、ナリスのこの欠点はわかってはいるようであり、ナリスおよびイシュトヴァーンは、どちらもある意味、子供なのだと書いている。だが、それはそれとしても、ナリスという人物が、嫌みそのものの人間であることには変わりがない。まあ、ナリスの馬鹿な行動がなければ、物語そのものが成立しないということはあるが。)スカールは、精一杯「男」を気取っているが、やはり馬鹿すぎる。無意味なノスフェラス行で部下の大半を無駄死にさせるなど、統率者としては最低である。最初から、自分一人で行くがいい。部下と一緒でないと怖いというなら、どこが男らしいのか。まあ、王族などそんなものだというのが作者の認識なら、彼を魅力的だと書くのはやめるが良い。彼ら三人に比べたら、アムネリスはずっと魅力的な女性である。最初の頃の驕慢も、タリムの妾になってからの「悪女志願」ぶりも、ナリスやイシュトヴァーンへの恋も、すべて可愛らしい。そのアムネリスの悲惨な運命は、一部人物への作者のえこひいきが過ぎるのではないか。まあ、イシュトヴァーンとくっついた時点で、そうなる運命は決まっていたんだろうが。カメロンも、渋い中年男の魅力がありそうなくせに、イシュトヴァーンに手を焼いておろおろするなど、みっともない。尚武の国ケイロニアの人間は、概して魅力的である。というより、ほぼ全員がグインを信頼しているから、間違った行動の取りようがない。つまり、読者をイライラさせることがない。
Ⅴ 以上から導き出される定式など
① 物語を読む快感は、必ずしも、意想外な展開にあるのではない。そういう意味では、「G
・ S」には意外性はそれほど無い。物語の根幹にあるSF的部分も、大方の読者の予想の範囲だろう。物語を読むとは、愛するに足るキャラクターと時間を共にすることであり、そのようなキャラクターを生み出せる人間が優れた物語作家なのである。
② もちろん、物語というからには、物語性、つまりストーリーは絶対的に必要である。これは物語の骨格である。物語を生み出すのは、「人間の欲望」だろう。欲望が障害を克服するその過程が物語である。その意味で、イシュトヴァーンは重要な「物語エンジン」だが、アルド・ナリスやマリウスと言った、我が儘な連中も、確かに物語の原動力ではあるかもしれない。相当、うんざりさせられる連中で、彼らの出てくる場面は、全部、読み飛ばしたくなる奴らだが。
私の愛好するものベスト10
Ⅰ 映画
① ローマの休日(ウィリアム・ワイラー) ② 無法松の一生(稲垣浩) ③ 第三の男(キャロル・リード) ④ 道(フェデリコ・フェリーニ) ⑤ 東京物語(小津安二郎) ⑥ 時計仕掛けのオレンジ(スタンリー・キューブリック) ⑦ 野いちご(イングマール・ベルイマン) ⑧ 椿三十郎(黒澤明) ⑨ 用心棒(黒澤明) ⑩ マイ・フェア・レディ(マンキーウィッツ他)
*「野いちご」は、かつてはベスト3以内だったが、重い内容なので、改めて見たいとは思わない。そういうものは上位には入れないことにする。「道」も重いのだが、こちらはなぜかいつでも見ることができる。
*本当は「お熱いのがお好き」のような純粋な喜劇も入れたいのだが、ベスト10となると、入らない。
Ⅱ 小説(世界長編文学)
① 戦争と平和(トルストイ) ② カラマーゾフの兄弟(ドストエフスキー) ③ ゴリオ爺さん(バルザック) ④ レ・ミゼラブル(ユーゴー) ⑤ 罪と罰(ドストエフスキー) ⑥ 従妹ベット(バルザック) ⑦ 高慢と偏見(オースティン) ⑧ 白鯨(メルヴィル) ⑨ トム・ジョーンズ(フィールディング) ⑩ パルムの僧院(スタンダール)
*「西遊記」・「水滸伝」を除く。
*「トム・ジョーンズ」は、好きという点では本当は第一位で、「高慢と偏見」が第二位である。書き直すのが面倒なので、そのままにしておく。「高慢と偏見」は夏目漱石が絶賛した作品だが、日本では知名度が低いようだ。これほど面白い作品も珍しいのだが。なお、漱石は「トム・ジョーンズ」や「ガリバー旅行記」も絶賛している。漱石の文学鑑賞眼も素晴らしいと思うし、漱石が素晴らしいと言う作品を素晴らしいと思う自分が少し自慢である。なお漱石の『文学評論』(『文学論』ではなく)は、抜群に面白い評論であるので、未読の人は、ぜひ読むことをお勧めする。
*「レ・ミゼラブル」は、面白さの割りに、最近はあまり読まれない作品ではないだろうか。ストーリーの面白さという点では、古今屈指の小説である。これを第三位にしてもいい。
*「パルムの僧院」と「ファウスト」のどちらをベスト10に入れるか、迷ったが、王侯貴族も普通の人間であるという事実を見事に描いた「パルム」の方を選ぶことにした。読書に使える時間がたっぷりあった学生時代ならいざ知らず、忙しい現代人には「ファウスト」の悠然たる記述につきあうのは、なかなか難しいだろう。
Ⅲ 小説(短編小説)
① お春(小泉八雲) ② 野ばら(小川未明) ③ わがままな巨人(オスカー・ワイルド) ④ 虚栄の塔(マルキ・ド・サド) ⑤ 虔十公園林(宮沢賢治) ⑥ 偽百姓娘(プーシキン) ⑦ 春の鳥(国木田独歩) ⑧ クリスマス・キャロル(デイッケンズ) ⑨ 黄金虫(エドガー・アラン・ポー) ⑩ みずうみ(レイ・ブラッドベリ)
*第一位の「お春」は、実は題名をよく覚えていない。あまりの感動で、読み返したことがないのである。小説ではないが、同じ小泉八雲の「停車場にて」という随筆も、感動させられる。
*7位の「春の鳥」は、第二位にしてもよい。
*プーシキンは、もう一つ「その一発」という傑作がある。
Ⅳ クラシック音楽
① ラルゴ(ヘンデル) ② カノン(パッヘルベル) ③ 主よ人の望みの喜びよ(バッハ) ④ 椿姫前奏曲(ヴェルディ) ⑤ ノクターン(ボロディン) ⑥ 交響曲第七番(ベートーベン) ⑦ パガニーニの主題による変奏曲(ラフマニノフ) ⑧ レ・シルフィード(ショパン原曲・グラズノフ他による編曲) ⑨ スペインの踊り(チャイコフスキー) ⑩ ピアノ協奏曲21番(モーツァルト)
Ⅴ 俳優
① 三船敏郎 ② 仲代達矢 ③ ポール・ニューマン ④ 志村喬 ⑤ ジェームス・スチュアート ⑥ ジョン・ウェイン ⑦ オードリー・ヘップバーン ⑧ マリリン・モンロー ⑨ 笠智衆 ⑩ ピーター・オトゥール
*ピーター・オトゥールは第三位くらいに好きだが、初期の頃を除いてはあまりいい映画に出ていないのが残念である。ビリー・ワイルダーが彼を使って「シャーロック・ホームズ」を撮ろうという計画があったそうだ。実現しなかったのは残念だ。彼の作品では「お洒落泥棒」が、一番彼に向いた役柄だったと思う。いわゆるロマンチック・コメディこそが彼の柄に適していたのに、シリアスな映画への出演が多かったために、個性を生かしきれなかったのではないか。
*オードリー・ヘップバーンの出た映画は傑作が多いが、これは彼女を使ったのがウィリアム・ワイラーやビリー・ワイルダーという名監督だったためである。ウィリアム・ワイラーは、私から見れば黒澤明と並ぶ世界最高の監督だ。彼以外の誰にも「ローマの休日」のような完璧な作品は作れないだろう。しかも、映画の後味の良さという点でも最高だ。
*志村喬は世界一の名優である。剣豪から小市民まで、何をやっても見事に演じる幅の広さは素晴らしい。その他、三国連太郎、丹波哲郎、クラーク・ゲーブル、ヘンリー・フォンダ、バート・ランカスター、オーソン・ウェルズなどが好きな俳優だ。
*山崎勉が「天国と地獄」一作にしか出ていなければ、伝説の俳優になっていただろう。それほど、この作品での彼の演技は素晴らしかった。その後、愚作駄作への出演があまりに多いので、このリストからは外した。
Ⅵ オールジャンル芸術家
① 与謝蕪村(前衛詩人として) ② 徽宗皇帝(書家として) ③ 宮本武蔵(画家として) ④ マルキ・ド・サド(小説家として) ⑤ 小川未明 ⑥ 宮沢賢治 ⑦ フェルメール ⑧ ヴォルテール(小説家として) ⑨ 正岡子規(随筆家として) ⑩ 黒澤明
*ここでの順位には意味はない。思いついた順序に書いただけである。好きというだけなら、夏目漱石なども、もっと上位に来る。手塚治虫など、あまりに有名すぎる芸術家は、ここで挙げるまでもないだろう。書家としての徽宗皇帝や、画家としての宮本武蔵を知っている人間は、そうは多くない気がする。
*副島種臣(蒼海)の書も大好きだ。
Ⅶ 好きな大衆小説(日本、中・長編)
① 我輩は猫である(夏目漱石) ② 銀河英雄伝説(田中芳樹) ③ グイン・サーガ(栗本薫) ④ デルフィニア戦記(茅田砂胡) ⑤ 十三妹(武田泰淳) ⑥ 宮本武蔵(吉川英治) ⑦ さぶ(山本周五郎) ⑧ 富士に立つ影(白井喬二) ⑨ 竜馬がゆく(司馬遼太郎) ⑩ 陽の当たる坂道(石坂洋二郎)
*10位は、ある時代の良さが作品となって結実したような作品で、その記念として挙げてある。井上靖の「夏草冬濤」もベスト10級の作品だが、大衆文学かどうか。
*映画あるいは漫画「少年時代」の原作である柏原兵三の「長い道」も傑作である。
*田中芳樹は何でも面白い。最近の「薬師寺凉子」シリーズも面白いし、「創竜伝」や「アルスラーン戦記」「マヴァール年代記」も面白い。しかし、完成度という点では、やはり「銀河英雄伝説」がベストだろう。
*「グイン・サーガ」は、はっきり言って、欠点が無数にある作品だが、文字で書いた人間が生きて動いているという点では、古今無双の作品である。そして、話自体の面白さも、抜群だ。残念ながら未完のままで作者が亡くなったが、これから「グイン・サーガ」を読む人には、127冊の羨ましい楽しみがあるわけだ。ただし、途中がかなりだれるので、そこで読むのをやめてしまうと、100巻目以降の素晴らしい展開は味わえない。特に私が好きなのは、「グインのふりをするグイン」という傑作な展開である。
Ⅷ 好きな大衆小説(外国、中・長編)
① 夏への扉(ハインライン) ② Yの悲劇(エラリー・クイーン) ③ 連続殺人事件(ディクスン・カー) ④ 足長おじさん(ウェブスター) ⑤ ライ麦畑でつかまえて(サリンジャー) ⑥ ディビッド・コパフィールド(ディッケンズ) ⑦ ハックルベリィ・フィンの冒険(マーク・トゥエイン) ⑧ 赤毛のアン(モンゴメリ) ⑨ 小公子(バーネット)⑩ カンディード(ヴォルテール)
*9位は大衆小説というよりは児童文学だが、「小公女」などのようにアニメ化されていないために日本では知名度が低い不遇な作品である。明るさ、面白さという点では「小公女」よりもこちらがずっと上だと思うのだが。
*作品自体はあまり読み返すことはないのだが、ディズニーのアニメも含めて、「不思議の国のアリス」は人類史上もっともユニークな傑作だと思う。
*10位は、面白いわりに知名度が低いので、あえて挙げたという所がある。好きという点では、コナン・ドイルの「白衣の騎士団」の方が好きかもしれない。
*第二位の「Yの悲劇」は好きというよりは、文句なしの傑作ということだ。あまりの感動に、二度と読み返していない作品である。それに対して、第一位の「夏への扉」は、何度読んでも面白いという作品である。それは、多分、主人公のキャラクターのためだろう。ハインラインは短編でのキャラ作りが上手な作家だが、長編ではこの作品が屈指である。ハインラインの短編の中に、人相の悪いギャング映画俳優みたいな科学者と、頭の軽いセクシー女優にしか見えない女性科学者(つまりハンフリー・ボガードとマリリン・モンローのような感じだ)の出る作品があって、そのキャラクターだけでも十分に面白かったものである。この設定は、ぜひ誰かに使ってほしいものである。
Ⅸ 漫画(長編)
① じゃじゃ馬グルーミングUP!(ゆうきまさみ) ② GS美神(椎名高志) ③ よつばと!(あずまきよひこ) ④ あずまんが大王(あずまきよひこ) ⑤ テレプシコーラ(山岸凉子) ⑥ ヒストリエ(岩明均) ⑦ るきさん(高野文子) ⑧ ラブラボ(宮原るり) ⑨ とめはねっ!(河合克敏) ⑩ 夢幻紳士・冒険活劇編(高橋葉介)
*漫画史上に残る作品というなら、「火の鳥」や「寄生獣」「エースを狙え!」などいろいろあるし、萩尾望都や大島弓子の作品の中には永遠の名作がたくさんあるが、あまりに昔の作品は、ここでは除外する。もっとも、そう言いながら、高野文子や高橋葉介などを入れているあたりは一貫性がないが、まあ、どうせお遊びのリストだ。好きという点では吾妻ひでおなども大好きなのだが、彼の作品は漫画エッセイに近いので、これ、といった作品は思いつかない。
*大島弓子の初期作品「雨の音が聞こえる」や、山岸凉子の「クリスマス」、萩尾望都の「11人いる!」など、もしも漫画の殿堂入り作品を選ぶなら、絶対に入るべき作品である。もっとも、彼女らはそれと同じ水準の作品を無数に書いているのだが。
*8位9位は、最近の好みの漫画である。オールタイムベスト10というわけではない。
*第一位の作品よりは「パトレイバー」などのほうがゆうきまさみ作品としては有名だが、「じゃじゃ馬グルーミングUP!」は作中人物と共に生きる喜びを与えるという稀有な作品であり、それは「よつばと!」などにも通じるものである。さらに、この漫画は日本の漫画としては珍しい、ビルドゥングス・ロマンでもある。つまり主人公の成長物語だ。作中のユーモアの質の高さと描写の繊細さは、稀有なものである。この作品だけでもゆうきまさみは日本漫画の殿堂入りをする資格がある。
Windows 10で、フリーズしたパソコンを強制終了する方法について教えてください。 |
フリーズの状態が続く際は、パソコンを強制終了することで、再起動後に動作が正常になる場合があります。 |
はじめに
Windows 10では、パソコンの使用中に、キーボードやマウスなどを操作してもパソコンが反応しなくなり、操作が正常に行えなくなる場合があります。この現象をフリーズと言います。
しばらく待ってもフリーズの状態が続く場合は、パソコンを強制終了します。
強制終了が完了したら、パソコンを再起動し、正常な操作ができることを確認します。
マウス操作でパソコンが反応しない場合は、以下の情報を参照し、マウスの使用環境や設定を確認してください。
マウスを動かしてもマウスポインターが正しく動作しない場合の対処方法
頻繁にフリーズが発生する場合は、以下の情報を参照し、原因を特定できるか確認し対処方法を行ってください。
Windows 10でパソコンがフリーズして反応しない場合の対処方法
※ Windows 10のアップデート状況によって、画面や操作手順、機能などが異なる場合があります。
操作手順
Windows 10でフリーズしたパソコンを強制終了するには、以下の操作手順を行ってください。
以下の項目を確認してください。
1. 操作前の確認事項
フリーズしたパソコンを強制終了する場合は、事前に以下の内容を確認してください。
-
強制終了した場合、作成途中のデータ(文書ファイルなど)は最後に保存したときの状態となります。
-
ハードディスクやCD/DVD/ブルーレイディスクドライブのアクセスランプが点灯または点滅しているときは、ハードディスクやドライブが動作しているため、ランプが消えるまでお待ちください。
ハードディスクなどが動作しているときに強制終了を行うと、データが失われたり、ハードディスクが破損したりする場合があります。アクセスランプのマーク(一例)
アクセスランプの場所(一例)
※ アクセスランプのマークは、パソコン本体に刻印されています。場所は機種により異なります。
-
パソコンにCDやDVD、ブルーレイディスクなどが挿入されている場合は、イジェクトボタンを押して取り出してください。挿入したまま電源を入れると、パソコンが正常に起動しない可能性があります。
2. キーボードで操作できる場合
キーボードで操作できる場合は、以下の操作手順を行ってください。
以下のいずれかの項目を確認してください。
ショートカットキーで強制終了する方法
ショートカットキーで強制終了を行うには、以下の情報内の「ショートカットキーでシャットダウンする方法」を参照してください。
Windows 10でパソコンの電源を切る方法
メニューから強制終了する方法
キーボードで操作できる場合は、メニューを表示し、強制終了することができます。
メニューからシャットダウンするには、以下の操作手順を行ってください。
-
「Windows」キーを押しながら「X」キーを押します。
-
メニューが表示されます。
キーボードの「矢印」キー(↑↓)を押して「シャットダウンまたはサインアウト」を選択し、「Enter」キーを押します。
-
表示された一覧から、キーボードの「矢印」キー(↑↓)を押して「シャットダウン」を選択し、「Enter」キーを押します。
以上で操作完了です。
3. キーボードもマウスも操作できない場合
キーボードもマウスも操作ができない場合や、上記方法で強制終了ができない場合は、電源スイッチを押し続けることでパソコンの電源を強制的に切ります。
※ パソコンによって電源ボタンの位置が異なるため、見つからない場合はパソコン添付のマニュアルで確認してください。
電源が切れたら、少し時間を置いてからパソコンの電源を入れます。
パソコンを再起動できた場合は、もう一度通常のシャットダウンを行い、再度電源を入れて、問題なく動作するか確認してください。
補足
-
操作中の内容などは保存されません。
-
電源ボタンによる強制終了は、頻繁に行わないでください。
-
ごくまれに、パソコン本体の電源スイッチを押し続けても、電源が切れない場合があります。
この場合は、ディスプレイとパソコン本体両方の電源ケーブルをコンセントから外して、放電を行ってください。
パソコンで放電処置を行う方法は、以下の情報を参照してください。
パソコンで放電処置を行う方法 -
電源ボタンを押したときの動作設定が「シャットダウン」以外に設定されていると、電源ボタンを押してもシャットダウンできない場合があります。
電源ボタンの設定を確認するには、以下の情報を参照してください。
Windows 10で電源ボタンを押してパソコンをシャットダウンする方法