町山さんの映画その他ムダ話で紹介されてた、キューブリック監督の「突撃」を今更観ました。出世に狂った指揮官が部下の命を無駄に犠牲にしただけでも許されないのに、あまつさえその尻拭いを部下にやらせて、しかも無実の罪を着せて射殺するなんて観ながら怒りを覚えた。今の日本も同じだけどな!
「紙屋研究所」からの引用で、漫画家押切蓮介の言葉を紙屋氏が「至言である」と言っているが、なるほど、非常に示唆的な言葉である。
これは「二次元キャラ」の話と言うより、フィクション全般に言えるものだと思う。我々がフィクションに没頭している時、我々はその登場人物を現実の人間以上の現実的存在として見ているのである。つまり、ヴァーチャルリアリティどころか、高次現実だ。
(以下引用)
現実に存在しない二次元キャラを
本気で愛するように人間を作った神は
設計ミスをしているのではなかろうか
これは「二次元キャラ」の話と言うより、フィクション全般に言えるものだと思う。我々がフィクションに没頭している時、我々はその登場人物を現実の人間以上の現実的存在として見ているのである。つまり、ヴァーチャルリアリティどころか、高次現実だ。
(以下引用)
現実に存在しない二次元キャラを
本気で愛するように人間を作った神は
設計ミスをしているのではなかろうか
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「紙屋研究所」記事の一部だが、これは全国の男を悩ませる最大の問題だろうwww
何しろ、女性の許可を得ずに事に及ぶと、それは強姦であり、犯罪であるわけで、それで自分の一生の破滅にもなりかねない重大問題である。
ならば、女性が密閉空間に同室することを許可した時点で、相手は「合意してくれた」と考えるのは無理なことではないだろう。
まあ、「女は、(許可するのではなく)奪われた形でセックスしたいのよ」という趣旨のことをある純文学で読んだこともあるので、男は前科一犯になる覚悟でしか女性に挑めないものなのかもしれない。とは言え、これは本物の強姦犯人たちを弁護するわけではない。相手が「触れなば落ちん」という感じを漂わせている場合の話である。
(以下引用)
全国の女に聞きたい。
やっぱり家にあがらせてくれるというのは、憎からず思っているってことだよね? なんか強姦を合理化する男のセリフみたいだけど。
それとも「友だちのつもりで」そういうふうにしたりするわけですか?
何しろ、女性の許可を得ずに事に及ぶと、それは強姦であり、犯罪であるわけで、それで自分の一生の破滅にもなりかねない重大問題である。
ならば、女性が密閉空間に同室することを許可した時点で、相手は「合意してくれた」と考えるのは無理なことではないだろう。
まあ、「女は、(許可するのではなく)奪われた形でセックスしたいのよ」という趣旨のことをある純文学で読んだこともあるので、男は前科一犯になる覚悟でしか女性に挑めないものなのかもしれない。とは言え、これは本物の強姦犯人たちを弁護するわけではない。相手が「触れなば落ちん」という感じを漂わせている場合の話である。
(以下引用)
全国の女に聞きたい。
やっぱり家にあがらせてくれるというのは、憎からず思っているってことだよね? なんか強姦を合理化する男のセリフみたいだけど。
それとも「友だちのつもりで」そういうふうにしたりするわけですか?
キューブリックの「突撃」は名作だが、あまり語られることがない作品である。ロバート・オルドリッチの(だったと記憶しているが)「攻撃」と邦題がよく似ているし、戦争における無能非道な上官を告発する映画である点も似ている。まあ、あまり記憶は確かではないが、どちらも見るべき戦争映画である。普通の戦争映画とは反対に、「爽快な戦争」を描くのではなく、どちらかと言えば戦争の不条理を告発しているが、厳しさに溢れた「男の映画」だ。
町山智浩さんがリツイート
非常に単純な疑問なのだが、元プロ野球選手の書いた面白い野球小説というのがほとんど無いのはなぜなのだろうか。まあ、元警察官や元刑事の書いた面白い警察小説や推理小説もほとんど無いのだが。
単に現場の知識があるだけでは小説は書けない、というのはそうなのだろうが、彼らも小説や漫画を読まないわけでもないだろうし、フィクションに無縁の子供時代を送ったわけでもないだろう。現役時代は周囲への支障もあったかもしれないが、引退したらその懸念も無いだろうから、自分の元の仕事の知識を活かした小説を書こうと思う人がたくさんいてもおかしくはないのだが。
私の見てない作品もかなり入っているが、概して真面目な選出だと思う。上位の作品群は「日本映画の古典」とも言うべきものだが、娯楽作品系統の傑作があまり入っていない。たとえば黒澤明作品でも「用心棒」などは世界の娯楽映画に与えた影響を考えてもベスト10級だろう。つまり、選ぶ側が「映画の芸術性」にこだわりすぎているように思う。まあ、芸術映画も面白いことは面白いのだが、こうしたランキングを見てその映画を実際に見たら、「映画ってつまらない」と思う若者は多いだろう。たとえば、フランス映画だが、「去年マリエンバードで」などを面白いと思える感性を持っている人間は20人にひとりくらいだろうと思う。
しかし、「七人の侍」は娯楽作品であるのに芸術映画を押しのけてランキングナンバーワンであるというのが凄い。世界の映画学校でテキストとされているというのも頷ける。
ついでに書いておくが、「メモ日記」を転載するとパソコンの調子がおかしくなるので、しばらく載せないことにする。どうも昔のフラッシュメモリー(あるいは昔のword)とウィンドウズ10は相性が悪いようだ。
しかし、「七人の侍」は娯楽作品であるのに芸術映画を押しのけてランキングナンバーワンであるというのが凄い。世界の映画学校でテキストとされているというのも頷ける。
ついでに書いておくが、「メモ日記」を転載するとパソコンの調子がおかしくなるので、しばらく載せないことにする。どうも昔のフラッシュメモリー(あるいは昔のword)とウィンドウズ10は相性が悪いようだ。
海外「日本には傑作が多すぎる!」 米サイト選出『日本映画歴代ベスト40』が話題に
今回はアメリカの映画サイトが選出した「日本映画歴代ベスト40」から。
早速ですがランキングは以下になります。
40. 『家族ゲーム』 森田芳光 1983年
39.『野獣の青春』 鈴木清順 1967年
38. 『ビルマの竪琴』 市川崑 1956年
37. 『麦秋』 小津安二郎 1951年
36.『巨人と玩具』 増村保増 1958年
35. 『上意討ち 拝領妻始末』 小林正樹 1967年
34.『鬼婆 』 新藤兼人 1964年
33. 『二十四の瞳』 木下恵介 1954年
32. 『人情紙風船』 山中貞雄 1937年
31. 『武士の一分』 山田洋次 2006年
30. 『HANA-BI』 北野武 1997年
29. 『原爆の子』 新藤兼人 1952年
28. 『トウキョウソナタ』 黒沢清 2008年
27. 『天国と地獄』 黒澤明 1963年
26. 『楢山節考』 今村昌平 1983年
25. 『御用金』 五社英雄 1969年
24. 『茶の味』 石井克人 2004年
23. 『女が階段を上る時』 成瀬巳喜男 1960年
22. 『浮雲』 成瀬巳喜男 1955年
21. 『飢餓海峡』 内田吐夢 1965年
20. 『おくりびと』 滝田洋次郎 2008年
19. 『山椒大夫』 溝口健二 1954年
18. 『赤い殺意』 今村昌平 1964年
17.『他人の顔』 勅使河原宏 1966年
16. 『たそがれ清兵衛』 山田洋次 2002年
15. 『仁義ない闘い』 深作欣二 1973年
14. 『大菩薩峠』 岡本喜八 1966年
13. 『そして父になる』 是枝裕和 2013年
12. 『野火』 市川崑 1959年
11. 『薔薇の葬列』 松本俊夫 1969年
10. 『おとし穴』 勅使河原宏1962年
9. 『ミシマ:ア・ライフ・イン・フォー・チャプターズ』 1985年
(日米合作。製作総指揮はコッポラ監督とジョージ・ルーカス監督)
8. 『雨月物語』 溝口健二 1953年
7. 『誰も知らない』 是枝裕和 2004年
6. 『人間の條件』 小林正樹 1959年
5. 『砂の女』 勅使河原宏 1964年
4. 『東京物語』 小津安二郎 1953年
3. 『切腹』 小林正樹 1962年
2. 『羅生門』 黒澤明 1950年
1.『七人の侍 』 黒澤明 1954年
以上です。
なお、記事の冒頭では日本映画について、
「今も世界の映画に影響を与える数少ない映画産業の1つ」と紹介されています。
ランキングには様々な意見が寄せられていましたので、その一部をご紹介します。
早速ですがランキングは以下になります。
40. 『家族ゲーム』 森田芳光 1983年
39.『野獣の青春』 鈴木清順 1967年
38. 『ビルマの竪琴』 市川崑 1956年
37. 『麦秋』 小津安二郎 1951年
36.『巨人と玩具』 増村保増 1958年
35. 『上意討ち 拝領妻始末』 小林正樹 1967年
34.『鬼婆 』 新藤兼人 1964年
33. 『二十四の瞳』 木下恵介 1954年
32. 『人情紙風船』 山中貞雄 1937年
31. 『武士の一分』 山田洋次 2006年
30. 『HANA-BI』 北野武 1997年
29. 『原爆の子』 新藤兼人 1952年
28. 『トウキョウソナタ』 黒沢清 2008年
27. 『天国と地獄』 黒澤明 1963年
26. 『楢山節考』 今村昌平 1983年
25. 『御用金』 五社英雄 1969年
24. 『茶の味』 石井克人 2004年
23. 『女が階段を上る時』 成瀬巳喜男 1960年
22. 『浮雲』 成瀬巳喜男 1955年
21. 『飢餓海峡』 内田吐夢 1965年
20. 『おくりびと』 滝田洋次郎 2008年
19. 『山椒大夫』 溝口健二 1954年
18. 『赤い殺意』 今村昌平 1964年
17.『他人の顔』 勅使河原宏 1966年
16. 『たそがれ清兵衛』 山田洋次 2002年
15. 『仁義ない闘い』 深作欣二 1973年
14. 『大菩薩峠』 岡本喜八 1966年
13. 『そして父になる』 是枝裕和 2013年
12. 『野火』 市川崑 1959年
11. 『薔薇の葬列』 松本俊夫 1969年
10. 『おとし穴』 勅使河原宏1962年
9. 『ミシマ:ア・ライフ・イン・フォー・チャプターズ』 1985年
(日米合作。製作総指揮はコッポラ監督とジョージ・ルーカス監督)
8. 『雨月物語』 溝口健二 1953年
7. 『誰も知らない』 是枝裕和 2004年
6. 『人間の條件』 小林正樹 1959年
5. 『砂の女』 勅使河原宏 1964年
4. 『東京物語』 小津安二郎 1953年
3. 『切腹』 小林正樹 1962年
2. 『羅生門』 黒澤明 1950年
1.『七人の侍 』 黒澤明 1954年
以上です。
なお、記事の冒頭では日本映画について、
「今も世界の映画に影響を与える数少ない映画産業の1つ」と紹介されています。
ランキングには様々な意見が寄せられていましたので、その一部をご紹介します。
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冬山想南
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