「刑事コロンボ」の「死者のメッセージ」の回を見たばかりだが、三谷幸喜の「古畑任三郎」の、女性漫画家犯人の回が、これとまったく同じだった。しかも、古畑任三郎のほうが面白い。換骨奪胎の模範のようなものだ。まあ、作者自身、コロンボの影響をはっきり言明しているし、あらゆる作品は先行する作品の二次創作だ、というのが私の説だ。うまいパクリと下手なパクリがあるだけである。
なお、「コロンボ」の、この一つ前の回だったと思うが、まったくの端役のウェイトレス役でジェイミー・リー・カーチスが出ていたのが面白かった。あの顔だから、愛想の悪いウェイトレス役がぴったりだった。あちらでは、二世俳優でも最初からは優遇されない、というところがいい。要するに、柄に合った役者を使う、というのが大原則なのだろう。これは日本の映画やテレビドラマにもっとも欠けているところだ。知名度優先だから、役と俳優が合わない。
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冬山想南
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