【6月27日 Xinhua News】中国国家航天局(CNSA)は27日、火星探査機「天問1号(Tianwen-1)」の着陸や探査車の活動を撮影した一連の映像を公開した。

 その中には着陸機のパラシュート展開と降下や探査車「祝融」が着陸機を離れる音、火星地表での移動過程を記録した動画が含まれる。また、火星のグローバル環境センシング画像や探査車が残った車輪の跡の写真なども発表された。探査車が火星表面を移動する姿を動画で撮影したのは人類史上初となる。

 27日午前時点の火星と地球の距離は約3億6千万キロ。「天問1号」の打ち上げからの日数は既に338日を数える。探査車「祝融」は火星の地表で42火星日(1火星日は約24時間39分35秒)稼働しており、累計移動距離は236メートルに上る。(c)Xinhua News/AFPBB News