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こういう評は、批判的な評に思われて、嫌われるのではないかと思うが、的確な評だと思う。すずさん自身、自分はぼーっとした人間だと自覚しており、そういう人間は、自分の考えを即座に的確に言葉にできないから、何も言わないでにこにこしているしかない。そして、他人に嘲られても傷つけられても、それに気づかないふりをしてやりすごす。つまり、「猫かぶり」をして生きて行くことが多い。もちろん、すずさんは実際に鈍感な部分があり、そこからくる他人との食い違いが作品のユーモアを作るのだが、彼女が自分の繊細な部分を他人から隠している面もあると思う。
彼女が自分の中の「得体の知れない衝動」を吐き出すのは、絵が描ける間は絵を描くことによってだった。だが、その手段が失われた時、彼女は言葉で心の呻きを出すしかなくなったのである。




Vie @Vie113 2016年12月27日

多分すずさんはぼーっとしてるというか考えないようにして適応してきたきらいがあって、唯一自分の感情を剥き出しに表現できるのが絵だった。その手段を奪われてからは、弱く汚く生々しい感情を言葉で態度でぶつけるしかなくなって、やっと猫被りが取れたというかなんというか。

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