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或るブログの中に、この言葉が出てきて、意味を調べると(まあ、だいたい予想通りだったが)「天の神、地の神」で、それはいいのだが、私が疑問に思っていた「地祇」の「祇」の漢字の用法が描かれている説明は一つもなかった。なぜ「神」と「祇」の使い分けがあるのか。

漢和辞典を持っていないから、推理で書く。
もともと土着の神とは、中国でも日本でも、かつてその土地を支配していた者を、新しい征服者が倒した後、その呪いを恐れて神として祭ったものだ、と思われる。そして、征服者の祖先は「天の神」、被征服者の祖先は「地の神」とされ、両者の違いを明らかにする目的で「神」と「祇」の漢字の使い分けも行ったのではないか。
つまり、「祇」のシメス偏は神的な事柄を意味しているが、旁(つくり)の「氏」は、まさにその出自が、土地の氏族(一部族)だったことを示しているわけである。
だから、「天神地神」とは書かないで、両者を区別するのである。
まあ、ただの推理だ。
なお、北野天神などの「天神」はまた話が別である。この時代になると、「被征服部族」問題は無くなり、朝廷内での権力闘争に敗れた人間を神として祭るだけだから、「神」という漢字を使い、そして朝廷の者はすべて征服部族である「天神族」の子孫だから、菅原道真なども天神とされるわけである。


天神地祇

読み方:アマツカミクニツカミ(amatsukamikunitsukami)

すべての神々総称

別名 神祇


天津神・国津神

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/06/29 14:06 UTC 版)

(天神地祇 から転送)

天津神・国津神(あまつかみ・くにつかみ)は、日本神話に登場するの分類である[1]大国主など、天孫降臨以前からこの国土を治めていたとされる土着の神(地神)を「国津神」、天照大神などがいる高天原の神を「天津神」という。


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