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起床前の朦朧とした思考の中で、現代の医学は臓器移植やら何やらで工業化しているなあという思考連鎖から「人体工場」という小説タイトルを思いついたが、いかにもありそうなタイトルなので今、念のためにネットで調べると案の定存在した。私は病院を「人体工場」と比喩したのだが、仙川環という作家の「人体工場」がどんなものかは知らない。
なお、ずっと昔に、芸能界を題材にした「人肉商売」という小説タイトルを考えたが、タイトルだけである。

それとは別に、現代という監視社会における監視役の人間の話も思いついた。病院や駅や学校、マンションの部屋などのトイレや更衣室まで監視カメラが実は設置されている、という想定で、それ(トイレなどで性交したりする連中や美女の排便の様子)を一日中見ているうちに、人間や人生への虚無感に冒されていく人間の話だ。昔の小説に覗きをテーマとした小説がいくつかあったはずだが、今こそ、今日的テーマではないか。(確か、バルビュスという作家の「地獄」はそれだと思う。乱歩の「屋根裏の散歩者」などもそれだ。)



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