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キャラクター

1:孫悟空:「男の子」で、女々しいものや複雑なものが大嫌い。直情径行。「力こそパワー」という思想のマッチョ。暇があれば筋トレと格闘技の訓練をしている。魔法も使えるが武術を好む。
2:猪八戒:天界一の美男子で、月の女神嫦娥との恋愛遊戯に耽っていたが、天帝の怒りに触れて地上に落とされ、豚の胎内に入り、豚の化け物として生まれ代わるが、美男子にも変化できる。色事と美食が大好きで仕事嫌い。快楽主義者。妖艶な美女が好きでロリ趣味はゼロ。戦闘は嫌い。
3:沙悟浄:天界での些細な失敗で下界に落とされ河の怪物となるが、その処分のあまりの不条理さに怒りを持ち、虚無主義的哲学者となる。孫悟空をも猪八戒をも軽蔑しているが、三蔵法師には一目置いている。根が真面目。人間の姿の時はやせ型で頭頂を剃り、長い口髭を伸ばしている。基本的に懐疑主義者。他人をなかなか信じない。睡眠をまったくとらない。戦闘は魔法頼り。
4:三蔵法師:超真面目人間で融通が利かない。厳格な道徳家。他人にも自分にも厳しい。一日も早く天竺からお経を持ち帰ることが念願で、いつも気が急いている。日常的な仕事にはまったく無能。他の3人にとっては世話の焼ける子供。魔法は使えないが「魔法破り」ができる。
5:龍馬:もともとは龍だったが、今は馬の姿をしている。三蔵の乗馬。同行者たちに関心が無いでもないが、基本的には仕事として彼らにつきあっている。不満があればいつでも龍になって飛び去るつもりである。カノンの命令には絶対服従する。
6:カノン:観音の化身の少女。魔法で極小の姿になれる。女性版らんまに姿も性格も似ている。法師一行への援助は必要最低限であるように釈迦牟尼から命じられている。

基本プロット

1:太宗の病気と死、地獄での経験。蘇生。天竺へお経を取りに行くプロジェクトを構想。
2:三蔵法師への下命。
3:三蔵法師の出立。
4:孫悟空との出会い。彼をお供にする。
5:猪八戒との出会い。彼をお供にする。
6:沙悟浄との出会い。彼をお供にする。
7:カノンとの出会い。
8:龍馬との出会い。

以下、怪物との遭遇と天竺までの旅。(長安→チベット→天竺)
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「西遊記」のリライト版というか、下敷きにしたライトノベルを書いてみようかと思っている。ただ、主要登場人物を人間にしたものかどうか迷っている。人間にすると「最遊記」(読んだことはないが)みたいで不愉快である。化け物のままだと現代の人間には感情移入が難しそうだ。原作のほうが「ドラゴンボール」よりはるかに面白いのではないかと私は思うのだが、現代の子供は原作を読んだことはないだろうし、子供向けのリライト版を面白いと思えるかどうか疑問だ。
まあ、アニメ脚本にして、主人公たちは普段は人間の姿で、闘争場面だけ妖怪の姿になる、とするか。

(以下引用)

主要登場キャラクター[編集]

西游真詮 图像6 孫行者(孫悟空)
西游真詮 图像7 猪八戒
西游真詮 图像8 沙僧(沙悟浄)
西游真詮 图像5 唐僧(三蔵法師)
孫悟空そん ごくう
“悟空”は仙術の師匠・須菩提祖師からもらった法号であるため、「実名敬避俗」(参照)に準じ“孫行者”と呼ばれる。孫悟空の孫は猿の昔の呼び方である「猢猻」から来ている(“猢”は縁起が悪いため、子と系で釣り合いの良い“猻”の獣偏を取った“孫”を名前に取り入れ、悟空は十番目の弟子だった為“穎悟円覚”の悟の字から取り入れた)。
はじめの通称は「美猴王」(びこうおう)、天界時の自称は「斉天大聖」(せいてんたいせい)。
天界の乗っ取りを目論み下界の妖怪を引き連れて反乱を起こすが、釈迦如来の策で五行山に五百年間拘束される。罪を償うべく三蔵の弟子として同行し、妖魔を下して取経の旅を支えた。西域より帰還の後、未来世に成仏して闘戦勝仏となることを釈迦如来より約束される(これを記別という)。
猪八戒ちょ はっかい
“八戒”は「実名敬避俗」に準じた通称であり、観音菩薩からもらった法号は「猪悟能」(ちょごのう)。天界から地上へと落とされた際、雌豚の胎内に入ってしまったため、容姿が豚となってしまう。
天界時の官職は「天蓬元帥」(てんぽうげんすい)。
転生後は福梁山で悪事を重ね、高老荘で翠蘭という人間の女と結婚していたが、先んじて三蔵に同行していた悟空と一騎討ちをしたのち旅に加わった。西域より帰還の後、未来世に「浄壇使者」(じょうだんししゃ)となることを釈迦如来より約束される。
沙悟浄さ ごじょう
“悟浄”は観音菩薩からもらった法号であるため、「実名敬避俗」に準じ“沙和尚”と呼ばれる。悟空と八戒との間を取り持つ役。天界から流沙河に追放され、そこで人を襲う妖怪となり、赤い髪に青黒い肌となった。川に住む妖怪から、日本では河童の姿で表現される。
天界時の官職は「捲簾大将」(けんれんたいしょう)。
西域より帰還の後、未来世に「金身羅漢」(こんしんらかん)となることを釈迦如来より約束され、天界の池に住まうことを許される。
三蔵法師さんぞうほうし
俗名は陳江流[8]。三蔵法師は尊称、法名は「玄奘三蔵」(げんじょうさんぞう)。この人物には実在のモデルがいるが、劇中の内容は史実とは全く異なる。
生まれる前に父を殺され[9]、母を奪われて、生まれてすぐに川に流されるが、金山寺[10] で拾われずっとそこで育てられる。観音菩薩の命を受けて天竺へと取経の旅へ遣わされる。その際、太宗皇帝と義兄弟となった。
前世で天界にいた時は釈迦の第二の弟子、「金蝉子」(こんぜんし)であったが、仏法を軽んじたため下界に落とされた。
西域より帰還の後、未来に「旃檀功徳仏」(せんだんくどくぶつ)という仏に成る記別を釈迦如来より与えられる。
玉龍ぎょくりゅう
四海龍王の一人・西海龍王敖閏の第3太子であり三蔵が乗っている馬に化身している。
西域より帰還の後、未来世に「八部天竜」(はちぶてんりゅう)、またの名を天竜八部衆になると釈迦如来より約束される。
釈迦如来しゃかにょらい
西方の霊山大雷音寺に住み、天帝の依頼で孫悟空を退治した。天界で暴れ、強者こそが尊いとして天帝に位を譲れという孫悟空を痛罵し、その力を見せてみよと挑発した。如来の右の手のひらから飛び出せるか賭けをすることになり、悟空は觔斗雲きんとうんで飛び去るが、はたして最果ての天の柱は如来の指であった。まやかしの術だと抗弁する悟空を手で打ち据え、押さえつけて、五行山に閉じ込めて封印してしまう。
観世音菩薩かんぜおんぼさつ
鳩摩羅什による訳語、観世音菩薩がの二代目皇帝李世民の名“世”から避諱により唐時代の中国では観音菩薩。玄奘三蔵の訳では観自在菩薩。落伽山に住んでいる。悟空が逃げないように、老婆の姿になって三蔵に緊箍児(僧頭巾)と、緊箍呪(定心真言)・鬆箍呪を教えた(は緊呪で締まり、鬆呪で緩む)。
哪吒太子なた たいし
天界軍を指揮する托塔李天王の息子。火尖槍と風火二輪を使う。『封神演義』では主役級のキャラクター。
顕聖二郎真君けんせいじろうしんくん
天界を治める神である玉帝の妹の息子。悟空が天界に対して反乱を起こした際に悟空を捕えることに成功する。『封神演義』では楊戩と呼ばれ、哪と並んで主役級のキャラクター。
牛魔王ぎゅうまおう
牛の妖仙であり孫悟空の義兄弟。
鉄扇公主てっせんこうしゅ
牛魔王の妻。日本では種族名の羅刹女らせつにょ/らせつじょの名で呼ばれることが多い。火焔山の炎を消すことができる芭蕉扇を持つ。
紅孩児こうがいじ
牛魔王と羅刹女の息子。聖嬰大王と号する。牛魔王繋がりで孫悟空から見て甥ということになるが、紅孩児本人は甥呼ばわり(中国では人を馬鹿にする際に、相手を甥、姪と呼ぶことがある)されることを嫌う。三昧眞火と呼ばれる術を使い、一度は悟空を敗退せしめたが、観世音菩薩に調伏され、弟子となる。
金角大王きんかくだいおう
正体は太上老君の金炉の童子。銀角の兄。義母に九尾の狐がいる。
銀角大王ぎんかくだいおう
正体は太上老君の銀炉の童子。金角の弟。移山倒海の術で悟空をおしつぶそうとするが、失敗する。

回目[編集]

以下は世徳堂本の百回。(省略)

内容[編集]

大鬧天宮 (だいどうてんぐう)[編集]

東勝神州とうしょうしんしゅう傲来国ごうらいこく花果山かかざんの仙石から天地の霊気をまとった石猿が誕生する。猿はとてつもない度胸の持ち主で、山奥の滝壺にて洞天福地水簾洞すいれんどうを発見した功により、花果山の周辺の猿を従えて王となり、美猴王と名乗る。ある時、美猴王はこの世の森羅万象について考えていくうち、生きとし生ける物の生死に悲観し、不老不死を願うようになり、西牛賀州霊台方寸山まで仙術を身につけに行く。師匠須菩提祖師から孫悟空という法名を授かり、七十二般の術と觔斗雲の術を身につけるがまだ満たされず、とうとう四海竜王の竜宮ひいては天界にまで殴り込みに行き、天界を統べる玉帝より弼馬温ひつばおんの位を授かる。当初悟空は弼馬温の実態も知らず喜んでいたが、後に弼馬温が只の馬飼いと知るや否やたちまち激怒し、自ら斉天大聖と名乗り、哪太子や顕聖二郎真君相手に天界で大暴れする。西王母の蟠桃を食らい、太上老君の金丹を平らげ、罰として八卦炉に入れられるも、悟空は「銅筋鐵骨 火眼金睛」の不死身の体となって生きのび飛び出した。ついには釈迦如来と「俺は地の果てまでも飛んでいってみせる」と賭けをする。地の果てらしき場所に立っていた5本の柱に到達したしるしとして悟空は一筆書き、柱に小便を引っかけて得意となって戻ってくるものの、実は釈迦の両手のなかをぐるりと周回しただけであった。釈迦が示した手に自分の署名を見て呆然とした悟空はその場を逃げようとしたものの、あっという間に五行山の下敷きにされてしまった。

三蔵が取経に出るまで[編集]

悟空が五行山の下敷きにされてから五百年の時が流れた。時は唐代の太宗の御世であった。太宗は一時病のために死んで地獄を巡ったが、冥土の高官たちの目こぼしにより再び現世によみがえった。やがて太宗が閻魔の言い付け通りに水陸大会を催し、その時後に取経の僧に選ばれる玄奘を見出す。所変わって天界では観世音菩薩が弟子の恵岸とともに下界へ降り立ち、悟空を含む諸々の罪人達にある取り引きをした。天界にて罪を犯していたのは悟空だけではなかった。その罪人たちとは、天の川の水軍を統べる天蓬元帥であったが月の女神嫦娥をたぶらかしたために天界を追われ、妖仙と化して深山にて暴れていた猪八戒、天界の軍人であった捲簾大将が天界の宝である玻璃の器を壊して天界を追われ流沙河にて人を食らう妖仙となった沙悟浄、そして父竜王の竜宮で宝珠を焼き死罪を言い渡されその間中空に逆さ吊りにされて苦しんでいた西海竜王敖閏の子の玉龍である。観音はめいめいにいつか現れる取経の僧とともに天竺へ参り、贖罪を果たすことを約束させる。功によっては彼らを仏にしてもいいということを条件として。その取経の僧こそが、あらゆる経典を学び、人徳に優れ、多くの人々から聖僧と敬われていた玄奘三蔵であった。彼もまたかつて釈迦の二番弟子(金蝉子)であったのにもかかわらず、釈迦の説法を侮ったために罰として下界に転生させられていた。やがて貞観13年9月3日(639年)、三蔵は太宗と菩薩の命で天竺へ行くことを決意し、菩薩から教えられた、自分に従うことになる弟子たちを探して旅立ったのだった。最初に三蔵は五行山で悟空を助け出し、続いて鷹愁澗で玉龍を導き、さらに高老荘で八戒を、最後に流沙河で悟浄を弟子にした。

旅の途中での妖仙との戦い[編集]

贖罪の旅をする三蔵一行は天界が用意した八十一の難と対峙する。三蔵の袈裟けさが黒熊怪に奪われる、三蔵が黄風大王にさらわれる、太上老君(老子)の炉の番人の金角・銀角大王と戦う、牛魔王の子の紅孩児と争う、観世音菩薩が飼っていた金魚が逃げ出した霊感大王と戦う、太上老君の乗用牛の獨角兕大王と戦う、西梁女人国という女だらけの国で心ならずも三蔵と八戒が子を孕む(後に堕胎した)、三蔵が釈迦如来を刺したサソリの精に誘惑される、火焔山で悟空が紅孩児の母の羅刹女に芭蕉扇で吹き飛ばされる、その夫にして紅孩児の父の牛魔王と対決する、朱紫国で観世音菩薩の乗用金毛毛孔の賽太歳大王と戦う、獅駝嶺で文殊菩薩の乗用去勢獅子の一大王・普賢菩薩乗用黄牙白の二大王・大鵬金翅鵰の三大王と戦う、小子城で寿星(南極星)の乗用の鹿である比丘国国丈と対決する、鎮海寺で哪吒太子なたたいしを兄と慕う地湧夫人(正体はネズミ)と戦う…など、あまたの苦難が一行を待っていた。

西天取経[編集]

旅の終盤、とうとう天竺にたどり着いた一行。底のない渡し舟で川を渡る。そのとき、上流から三蔵の抜け殻である死体が流れてきて、三蔵は凡体を脱することができたと喜ぶ。その後釈迦と謁見、経典を授かるもそれは無字の経典だった。新たに字のある経典を授かるが、旅の日数と経典の数が八つ合わないため、一行は雲に乗せられて8日間のうちに東土から西天へ帰ってくるように命じられる。観世音菩薩が三蔵の災難簿を見るとあと一難足りないとある。そこで雲から落とされる一行。通天河に落ちた後、経典を乾かすが紙が岩にくっつき、1字はがれてしまう。長安に戻って太宗皇帝と謁見する一行。経典を渡し、雁塔寺に納めると八大金剛が現れて一行を連れ去っていった。その後西天にて釈迦に称賛の言葉をかけられ、ついに五人は罪を許され、三蔵は旃檀功徳仏せんだんくどくぶつ、悟空は闘戦勝仏とうせんしょうぶつ、八戒は浄壇使者じょうだんししゃ、悟浄は金身羅漢こんしんらかん、玉龍は八部天竜はちぶてんりゅうとなる。悟空の頭からはいつの間にか緊箍の輪が消えていた。

コメントの多くで、「読みやすい=文章が上手い」という誤解をしているものが多い。もちろん、読みやすさは美点だが、それだけなら理系の人間は素人でも読みやすい文章を書くことが多い。文章の上手さというのは、他の作家にはまったく表現できない独自性があってのものだろう。
そういう意味では「宮沢賢治」「太宰治」あたりを推すが、あまりに言及されすぎていて反発を買いそうな志賀直哉などもやはり名文家だと思う。夏目漱石は初期作品が文章も内容もいい。
ここに出ている村上春樹はやはり文章が上手いとは思うが、にじみ出る二枚目気どりが耐えがたい。あの顔でこれを書くかという気持ち悪さである。

一番文章が上手い小説家

2020年12月4日

1: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 08:32:43.69 O
三島由紀夫??

2: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 08:40:41.50 0
文法が整ってるのは村上春樹

 

3: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 08:43:10.06 0
>>2 君と違って細かいことは分からない。でも、村上春樹だと思う。レベルが違う。

 

4: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 08:44:07.43 0
赤川次郎

 

5: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 08:44:28.82 0
漱石でしょ

 

6: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 08:44:46.29 0
春樹は現代文の教材に使えるぐらいには文法がきっちりと正しいよね

 

7: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 08:51:30.63 0
原民喜

 

10: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 08:57:32.76 0
三島由紀夫と太宰治は鴎外の文章が凄いと書いてたな

 

11: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 09:02:31.82 0
森鴎外は文語体の口語体訳をやってたよね

 

12: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 09:05:05.45 0
文語離脱の先駆者だものね

 

13: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 09:08:32.48 0
井上荒野

 

14: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 09:16:08.09 0
そんは昔の奴の名前出さないで今のだせよ
朝井りょうとか東野圭吾とか

 

15: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 09:20:11.86 0
年下を褒めたくないんだよ

 

16: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 09:24:07.34 0
昔のはそれだけで読み難い

 

28: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 11:38:11.51 0
>>16
こういうこと言ってる奴は例外なく教養がないだけ

 

18: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 09:26:30.24 0
今翻訳物読んでるけど漏れなく読み難いな
これを読み易くする翻訳家がもう一人必要だわ

 

60: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 14:15:26.66 0

>>18
翻訳が読みにくいのは英語と日本語の文法構造が全然違うからだろう
日本人的には意味を解釈するのに時間がかかってそれがストレスになってるんだと思う
大人気作品のグレートギャツビーは村上春樹を含めて複数の翻訳作家が手掛けてるが
役者によって芝居の共感性に違いが出る程度の差であって
演出家が変わるほどの違いはない
逆に違いが出たらまずいからさほど差があるわけもないんだけど
このスレで評判がいい村上春樹訳でも翻訳作品ならではの分かりにくさは克服されてない
グレートギャツビーをモチーフにした翻訳の違いに着目した小論文があるので貼っておく
なかなか面白い

F. Scott Fitzgerald ”The Great Gatsby” における
野崎孝、村上春樹、小川高義による日本語訳比較分析 ――小川高義の翻訳ストラテジーにおける新規性に着目して――
◯吉岡泉美 慶應義塾大学 総合政策学部3年
https://gakkai.sfc.keio.ac.jp/show_pdf/ORF2012-01.pdf

 

61: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 14:23:03.58 0

>>60
この論文の一部を紹介

But young men didn’t–at least in my provincial inexperience I believed they didn’t–drift coolly out of nowhere and buy a palace on Long Island Sound. (p.54, 27 words)

1/しかし、どこからともなく飄然と立ち現れた 青年が、
ロング・アイランド海峡に臨む大邸宅を買い取るなどということはありえない――
すくなくとも田舎育ちの未経験なぼくには信じられないことだった。
(野崎、p.69、92字)

2/しかし若い人間がいずこからともなく現れ出て、涼しげな顔で、
ロング・アイランド海峡に宮殿のごとき豪邸をぽんと買い求めるなどということは――
少なくとも僕のようなものを知らない地方出身者の常識ではということだが―― あり得ない。
(村上、p.95、110字)

3/しかし若い男が――少なくとも都会に不慣れな私の乏しい経験で考えれば――
どこからともなく流れてきて、いきなりロングアイランドの海が見える豪邸を買い取るというのはおかしい。(小川、p.82、84字)

この箇所では村上訳が突出して字数が多い。特に太字にした原文ハイフン内の訳出が、
小川訳はコンパクトでこなれている。また字数の少なさに関連して、
原文の文章構造を比較的自由に変化させる点も小川訳の特徴であると言える。

 

67: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 16:52:18.72 0

>>61
しかし若い男には無理だろう――俺の経験からすると――なんとなく現れて買うなんて

みたいに口語的にしたらだめなんかな
ただそのまま訳した方が感じが出ると思うんだが

 

71: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 18:59:25.24 0
>>67
主人公の男のキャラが
村上春樹の小説の主人公みたいに主体性のない弱腰男なので
自信に溢れたトーンじゃ似合わないんじゃないかな
口語的な場合は”僕”で

 

115: 名無しの読者さん 2020/11/25(水) 01:10:48.03 0
butから入ってるとしかしって訳しちゃうって
日本人はダメだな
俺も>>67で同じ間違いをしてるが

 

72: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 19:01:33.21 0
>>61
読み慣れてるからやっぱり野崎訳以外は違和感がある
いちどイメージができちゃうとダメだね
原作を知ってる漫画の実写化への違和感と同じやつ

 

99: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 21:59:57.08 0
>>61
小川は何を訳しても、
ラヒリだろうがフィッツジェラルドだろうが何を訳しても、
全部おんなじ文体になるから好きじゃない

 

63: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 14:53:08.97 0
>>60
うすっぺらい論文だけど文章の比較分析は面白いな
このスレの趣旨にもっともふさわしい材料だね

 

20: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 09:59:03.35 0
色川武大

 

21: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 10:26:02.50 0
志賀直哉

 

22: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 10:47:43.91 0
何をもってうまい文章とするのかこれ無数に切り口があるから結論出ないよ
1番音楽づくりがうまいミュージシャンは誰か?と同じ

 

25: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 11:21:07.71 0
>>22 好みは分かれるね。でも、読みやすい読みにくいは、はっきり素人でも分かる。
最近、「はじめての文学(全12巻)」を暇だから、読破した。
読みやすさという点では、村上春樹、重松清、林真理子が圧倒していた。
でも、題材を考慮すると村上春樹が圧倒的なうまさだと思った。

 

23: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 11:09:29.22 0
小学生でも読めるチャンバラ小説の司馬遼太郎

 

24: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 11:16:22.88 0
同じ村上でも龍は文法が滅茶苦茶
中上健次を真似てるかのような乱れ方

 

26: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 11:26:27.37 0
中上健次の文体の乱れはビートニック気取りなのかもな

 

27: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 11:29:06.07 0
上手いかどうかはわからんけど今回の件でハルキより柳美里が先にノーベル取りそう
韓国としても初のノーベルで誇らしいだろう

 

29: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 11:50:26.70 0
>>27
日本人がとるとしたら多和田葉子や小川洋子の可能性もある

 

38: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 12:17:05.33 0
>>29
数年前井上陽水の詞が英訳されていてノーベル賞を取らせようとしているのではないかと思う

 

32: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 11:56:22.62 0
文法的な事は分からないけど、京極夏彦は慣れると読みやすい

 

36: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 12:04:46.18 0
>>32
人それぞれだな
俺は1冊で降参した

 

33: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 11:57:05.35 0
中上健次とか村上龍ってカッコつけてて全然好きじゃないわ
もちろん村上春樹も

 

111: 名無しの読者さん 2020/11/25(水) 00:09:35.67 0
>>33
じゃあ丸谷才一でも読めばいい
俺は読まないけど

 

35: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 12:02:53.01 0
衒いバリバリだもんな
好き嫌いは別れるかな

 

37: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 12:10:50.90 0
夢枕獏か村上春樹

 

40: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 12:24:31.12 0
翻訳でノーベル賞というのはどうなんだろうねえ
言霊とはいわんが本来のものがねえ

 

41: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 12:25:26.67 0
>>40
それ言ったらマイナー言語は全て無理になるから国が偏るぞ

 

43: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 12:28:23.12 0
>>41
うんまあそうだなすまんw
世界規模の祭典だもんな

 

 

54: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 13:45:07.59 0
現代人だから泉鏡花とか読んでも理解できない
夏目漱石はわかるのにな

 

89: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 21:26:30.25 0
>>54
泉鏡花は三島由紀夫も読んでると何言ってるかわからなくなると言ってた

 

69: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 16:56:48.99 0
池波正太郎の中期以降な

 

70: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 18:58:28.37 0
近代日本語小説としては川端や谷崎が頂点かな
それ以降は意図的に日本語を壊さないと新しい表現はなかなかできない気がする
太宰や志賀はクセの強さもそれが小説表現として完成しているのでやっぱり天才だなあと思う

 

73: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 19:02:38.07 0
魔法科高校の劣等生の佐島勤大先生に決まってんだろ愚民どもが

 

75: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 19:06:40.44 0
個人的には尾崎紅葉が一番上手いと思う

 

77: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 20:28:06.51 0
>>75
たしかに見事な美文だな
大正は日本文学のルネサンスだわ

 

78: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 20:28:24.18 0
泉鏡花は尾崎紅葉の門下生だったけど影響を受けたのかね

 

80: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 20:32:35.06 0
>>78
たぶんそう
尾崎の家に居候してたんだっけ

 

79: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 20:31:59.88 0
谷崎潤一郎も川端康成もきれいな描写で読みやすい

 

81: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 20:33:41.04 0
金色夜叉の冒頭の描写は神懸ってる

 

84: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 20:50:34.03 0
有島武郎がないとか

 

88: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 21:23:18.26 0
井伏鱒二好き

 

90: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 21:28:28.15 0
>>88
おれも

 

93: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 21:31:55.37 0
泉鏡花ならまず随筆集から読んだ方がとっつきやすい

 

94: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 21:32:29.30 0
三島由紀夫ってなんだろう美学が違うのか文章がキザでどうも好きになれない
キザって表現でもないんだけど語彙が出てこない
三島独特のナルシシズムに太宰みたいなコンプレックスが入り混じってる

 

95: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 21:34:49.72 0
東海林さだお先生が私の文章の師匠です

 

97: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 21:39:29.30 0
星新一

 

98: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 21:40:40.53 0
深田久弥

 

100: 名無しの読者さん 2020/11/24(火) 22:04:06.63 0
村上春樹は小説が上等かどうかはさておき
リーダビリティは確かに抜きん出てると思う
他の読みにくい現代日本の作家と比べてみるとよくわかる

 

 

私は「赤毛のアン」が大好きなので、同作品を批判し、悪口コメントで一杯のこのスレッドに呆れているのだが、これだけ悪口コメントが集まるのは実際に、女性の間ですら今の若い人たちは「赤毛のアン」嫌いが多いという可能性もありそうだ。だとしたら、その理由は何なのだろうか。まあ、コメントをしているのは男が多いのではないか、という気もするが、コメント35などは女性と思われる。男が、女性が「女女している」のを嫌うというのはありそうにない。急進的フェミニストの発言の雰囲気だ。「若草物語」も好きではない、というのは保守的倫理観が嫌いなのだろうな、と想像できる。まあ、その性的自由主義が今の社会の荒廃を招いているのだが。

(以下引用)

コメント

      • 1. 本当にあった怖い名無しさん
      •  
      • 2021年10月16日 16:40
      • 第2作ではアンが母校を教える傍ら村の環境整備に奮闘したり若き社会人ぶりが良い感じだったが
        第3作で念願の大学に進学してからは上流階級の学生たちと付き合って苦学生ギルバートを振ったり
        自分の言葉で語らず大学教授の言葉の受け売りばかりするつまらない秀才女になっていたな
      • 2. 本当にあった怖い名無しさん
      •  
      • 2021年10月16日 17:29
      • モンゴメリは作品の中で必要以上の人種差別をしている。
        アンシリーズにも日本人と中国人をバカにする記述や、差別語として用いた部分があるが、日本人はそれを全く気にせず、アンが好きだモンゴメリのファンだとカナダに金を落としにいく。
        カナダは人種差別意識の高い国だけど、日本人がチヤホヤされるのは、誹られても気づかず、モンゴメリを褒めてお金を落としていい気分にしてくれるから。

        これ中学の時、教師の交換留学で来たカナダ人英語教師が言ったこと。
        中学生でアンを読んでなかった女子生徒は「女として終わってる(ちゃんとした思春期を迎えられてない)」とカナダでは言われる、と言う話から何故か上記のことまでペラペラと。
        英語主任が止めたが、本人は「本当のこと言っちゃった、ごめんごめん」って悪びれなかったのも衝撃だった。

        大学こモンゴメリ研究の教授からも、カナダ人の日本文学教授からも、同じことを聞いた。モンゴメリは日本人がお金を落とす理由の一つだから、表向きは持ち上げるが、時代だから、と看過できないほどの差別主義で恥ずかしいと思ってるカナダ人も多いと。
        中国人の教授はカナダに留学中、何度もモンゴメリの小説に出てくる東洋人侮蔑の言葉を投げかけられ、うんざりして「カナダの人って本当にそう言うんだ」と興奮気味に返したら言われなくなったそう。
      • 3. 本当にあった怖い名無しさん
      •  
      • 2021年10月16日 18:48
      • 女性が能力で成功するということ自体が素直に称賛されない時代だったのも大きいな
        逆に与謝野晶子は本人の性格もあってか成功してた
        正直なところ鉄幹は晶子の才能を超える作品を終生作り出せなかったと思ってるが、それでもずっと晶子は鉄幹を尊敬して公私ともに支えて子だくさんで幸せに生涯を全うした
        鉄幹は愛人にも慕われてたし、たぶん度量の広いいい男だったんだろう
      • 4. 本当にあった怖い名無しさん
      •  
      • 2021年10月16日 18:55
      • 無理に結婚なんてするもんじゃないね
      • 5. 本当にあった怖い名無しさん
      •  
      • 2021年10月16日 19:20
      • 2が書いてるから書かないけど赤毛のアンは信者がウザくて嫌いだったからザマァとかヤッパリとしか思わん
      • 6. 本当にあった怖い名無しさん
      •  
      • 2021年10月16日 19:26
      • ハリーポッターとか最初からそうなんだが
      • 7. 本当にあった怖い名無しさん
      •  
      • 2021年10月16日 21:15
      • 文学ファンの皆さま、横道それてすみません。
        >> 2
        「赤毛のアン」シリーズでは、日本のハンカチ?とか、○○は日本に行った、の記述がありますがが、差別的な感じはありませんでした。雇ったフランス人農夫とか、行商に来たユダヤ人、あたりは異質な者として嫌っている感がありました。1世紀以上前の小説ですから今の常識とは異なります。

        教師や教授が言ってたから正しい、と思うマヌケ(失礼)、或いは権威をかざせば信じるだろう、と企むゲス(失礼)、そのどちらでもないなら具体的にディスリの箇所を示していただきませんか。
        「日本人」をバカにする記述限定でお願いします。話ひろげちゃぁ、ダメですよ。
      • 8. 本当にあった怖い名無しさん
      •  
      • 2021年10月16日 21:44
      • ※6
        ハリポタ作者は映画主演のダニエル・ラドクリフに夢中になって
        「養子にしたい」とマジで言い出してラドクリフ少年をビビらせたが
        ラドクリフが年々濃い顔になって腕なんかも毛むくじゃらになったら
        いつの間にか養子の話をしなくなったらしいw
        我が子が3人もいてそのうち一人は男の子なのに気持ちを考えなかったのか。
        離婚したのもそういう恥知らずで無神経な性格が関係あったのかもしれんな。
      • 9. 本当にあった怖い名無しさん
      •  
      • 2021年10月16日 22:53
      • ※6
        ハリポタ作者ローリングは有名になり大金稼ぐようになったら元夫が「離婚の成立はしていなかった」とか言って訴訟に持ち込もうとした。元夫は既に別の妻がいるにもかかわらず。
        元夫との間に生まれた娘にも接触しようとしてきた。ここでローリングが万一死んだら、未成年の娘の親権とともに莫大な印税が転がり込む、元夫に。そこでローリングは医者と再婚、その夫との間にも子供作ったんだよ。財産を利用して福祉もやってる。自分は離婚後、生活保護受けてたことも正直に話してるからそれほどひどい人ではない。
      • 10. 本当にあった怖い名無しさん
      •  
      • 2021年10月17日 00:11
      • 松本侑子訳の「アンの夢の家」の後書き(487ページ)に興味深い話が出ている。

        「夫と心の通い合わない結婚に打ちひしがれるレスリー・ムーアのイニシャルが、
        『夫を愛したことはこれまで一度もない…彼のことは好きではあるが』と
        日記(1917年1月5日)に書いているモンゴメリと同じL・Mである点は暗示的です。」
      • 11. 本当にあった怖い名無しさん
      •  
      • 2021年10月17日 00:24
      • >>7
        2じゃないけど、それ原書で読んだの?
        翻訳なら、都合の悪い箇所はカットしてることもあるぞ。
      • 12. 本当にあった怖い名無しさん
      •  
      • 2021年10月17日 03:05
      • >>11
        アドルフ・ヒトラーの我が闘争にも、東洋人や日本人に関する蔑みの言葉が可也、有るけれども、支障を色々来す部分が有るので削除した部分が有るのは有名。 確か、海軍はナチに関しては快く思ってはおらず、我が闘争を読んで…狂人だと誇大妄想狂だとか、見抜いて居た人がかなりの数居た。とくに東洋人への侮蔑の部分には激怒し、同盟には大反対した人も多かった。
      • 13. 
      • 2021年10月17日 04:04
      • このコメントは削除されました。
      • 14. 本当にあった怖い名無しさん
      •  
      • 2021年10月17日 08:12
      • こんな人生モーゴメンリー
      • 15. 本当にあった怖い名無しさん
      •  
      • 2021年10月17日 12:39
      • 差別的な~というけどその部分の抜粋をだれも持ってこれない不思議

        アン自体読んだことないから自分も知りませんw
        日本人が赤毛のアンにの舞台に金落とす~ってのはほとんどアニメの影響だろうしなあ
      • 16. 本当にあった怖い名無しさん
      •  
      • 2021年10月17日 12:44
      • 金子みすずは梅毒じゃなかったっけ
        当時は死病で全身に梅斑ができたあげくに鼻がとけてなくなり最後は脳梅毒といって脳にまわってのたれじぬという救いようのない病気だった
      • 17. 本当にあった怖い名無しさん
      •  
      • 2021年10月17日 12:47
      • 金子みすずは梅毒じゃなかったっけ
        当時は死病で全身に梅斑ができたあげくに鼻がとけてなくなり最後は脳梅毒といって脳にまわってのたれじぬという特効薬すらない救いようのない病気だったので、それを悲観して自殺したはず
        ちなみに今はよく効く特効薬があるので死病ではない
      • 18. 本当にあった怖い名無しさん
      •  
      • 2021年10月17日 13:19
      • >>11
        助言ありがとう。原書はほぼ読んだことはありません。関係ないけど村岡花子訳が好きです。

        2さんの言う「教師・教授」が「モンゴメリは日本ディスてんでぇ!」的な事と言ってるなら、
        まず自ら調べ「ほんまや!」となるはずです。それ吹っ飛ばして「金になるから黙っている。日本人は馬鹿nid..(失礼、噛みまみた)」に結論づけるには「無理があるんじゃね?」とオモてます。

        民族的差別が普遍的だった時代の小説です。日本サゲを知ったとしても「けしからん」と憤るつもりはなく、モンゴメリの本質を垣間見れるので興味深々です。

        2さんには「話を広げないで」とお願いしてありますので「日本人」サゲ箇所を、得意な英語表記で示してくれることでしょう。deepLが唸っているぜ。
      • 19. 本当にあった怖い名無しさん
      •  
      • 2021年10月17日 21:10
      • >>2は中国人じゃね?カナダで生まれ育ったのち日本に移住した中国人。
        「赤毛のアン」には白人ばかりで中国人は出てこないが、
        カナダはちょうど赤毛のアンの時代設定である1880年代から中国人の移住が始まった。

        (時事用語辞典より)カナダの中国系移民 [Chinese immigrants in Canada]
        中国からカナダへの移民は歴史的に見ると二つの要因により動いてきた。最初の要因は19世紀中ごろに始まったゴールドラッシュであり、西海岸のビクトリアやバンクーバーにおいて小さな中国人コミュニティーが形成されることになった。第2の要因は大陸横断鉄道の建設に必要となる労働力の一部として、カナダ政府が中国人労働者を受け入れたことであり、時期としては1880年代から始まる。地元の白人社会は中国人労働者の受け入れには反対したが、連邦政府は安い労働力を確保できるとしてこれを推進した。しかし、大陸横断鉄道が完成した85年以降、連邦政府は中国からの移民について、一人当たり50ドルという「人頭税」を課すなど、厳しい条件を課すようになった。これらの制約を課した中国人移民法は1947年に廃止された。
        (https://imidas.jp/genre/detail/D-116-0097.html)

        >>2がモンゴメリとその作品に反感を持っている本当の理由は、
        中国人移民がカナダ社会から完全に拒絶されていたからではないか?
      • 20. 本当にあった怖い名無しさん
      •  
      • 2021年10月17日 23:07
      • >> 19
        なるほどね。"ボス"のほうでしたか。句読点しっかり打って読みやすい文章ですもんね。
        ほらほら2さん、出ておいでー。中国人ディスリ箇所でいいから示して欲しいな♡
      • 21. 本当にあった怖い名無しさん
      •  
      • 2021年10月19日 13:34
      • そんな事言ったらラヴクラフトも話の中に有色人種に嫌悪感もっているような描写があったし、時代的にも仕方ない気がするなあ。
      • 22. 本当にあった怖い名無しさん
      •  
      • 2021年10月20日 01:29
      • 別にアジア人だけを差別していたとは思わないな
        アンとダイアナが幼馴染の女の子、もちろん白人しかも金髪碧眼で顔も村一番の美人のことを
        「ギリス家の血筋が出てきたのよ、血筋だからどうしようもないわ」とこきおろす場面がある
      • 23. 本当にあった怖い名無しさん
      •  
      • 2021年10月20日 21:00
      • アンシリーズが書かれた当時はともかく、
        現在まだアンシリーズに夢中なのは日本だけらしいな。
        アニメ化した宮崎駿と高畑勲も原作を読んだ感想は「この小説のどこがいいの??」
        宮崎駿は会話ばかりで動きの少ない内容に嫌気がさして離脱し高畑勲だけ残った。
        その高畑もどう料理していいかわからず、とにかく全編原作に忠実に描き起こし、
        そのおかげで「原作を無視している」「改悪が多い」と言われた世界名作劇場シリーズの中で
        「唯一原作に忠実で素晴らしい!」と高く評価されるという皮肉な結果にw
      • 24. 本当にあった怖い名無しさん
      •  
      • 2021年10月21日 14:36
      • ※23
        外国でも「アン」人気はアニメ人気らしいよ。
        原作読んだことない英語国民も多い。
        「アヴォンリーへの道」というモンゴメリの他の作品を元にしたスピンオフドラマがカナダで製作されて大ヒットした。こちらはアンやマリラはその他大勢的扱いだが、マシュウ死後のマリラの様子やギルバートもちらりと出てくる。1990年代の作品だから人種や社会に対する理解も進んだ解釈。
        その後のポリコレ要素推進はあまりなくて受け入れやすい。NHKでも放映された。
      • 25. 本当にあった怖い名無しさん
      •  
      • 2021年10月24日 07:16
      • >>18
        その文章やばいね、いつの時代の人?
      • 26. 本当にあった怖い名無しさん
      •  
      • 2021年10月24日 07:22
      • >>23
        やっぱそうだよな
        私も小学校であれ読んで嫌な女だな…って印象しか受けなかった
        面白いとも思わず、結局読了せずに返した記憶がある

        周囲もそんなに流行ってなかったので、最近は読む人も減ってるんでは?
      • 27. 本当にあった怖い名無しさん
      •  
      • 2021年10月24日 07:23
      • >>7
        ここって文学ファンが集まるとこだったっけ…?
        どこから来たの?文章浮きすぎてやばいよ
      • 28. 本当にあった怖い名無しさん
      •  
      • 2021年11月02日 13:41
      • カナダへの集団移民の日本人がほぼ消滅したって話前にみたよ
        これや今回の話から察するにエグい状態だった「かもしれない」から皆はややこしい事にならん様に気をつけてな
      • 29. 本当にあった怖い名無しさん
      •  
      • 2022年01月07日 22:02
      • >>21
        時代背景的には一般的だけどラブクラフトがガチのレイシストだったのは有名な話ですよ。
        そもそも深き者とかグールは有色人種のメタファーって言われてるし
        インスマス面は西洋人から見たアジア人の特徴そのものだし
      • 30. 本当にあった怖い名無しさん
      •  
      • 2022年02月18日 00:17
      • カナダは国の方針で日系人にめちゃくちゃ厳しかった歴史があるからな
      • 31. 本当にあった怖い名無しさん
      •  
      • 2022年02月28日 11:46
      • ラブクラフトとP・K・ディックは、レイシストというよりは、東洋人恐怖症に近いと聞いたことがある。
      • 32. 本当にあった怖い名無しさん
      •  
      • 2022年03月07日 22:36
      • アンの話は主人公の頭がイカレている感じがして1冊目も完読できなかった。
        あの話にはまる人の頭も理解ができないと思った。
      • 33. 本当にあった怖い名無しさん
      •  
      • 2022年03月14日 12:40
      • 一回図書館で借りたけど主人公のキャラがキモくて読むのやめたから内容もおぼろげな昔のアニメと三部作の映画しか知らない
      • 34. 本当にあった怖い名無しさん
      •  
      • 2022年03月26日 01:19
      • アンの根強い人気なんて今の50代以上の話でしょ
        ワイは世界名作劇場のアニメですら面白いと思えんわ。
        不思議な島のフローネの方が好き
    • 35. 本当にあった怖い名無しさん
    •  
    • 2022年05月15日 23:32
    • 私もアンは女女してて苦手だわ
      若草物語の方が読みやすかった(こっちも好きではない)

「シロクマの屑籠」から転載。末尾を省略。

ところが経験値が増して世界が大きくなると、その外側にある未知の領域のこともなんとなく予測できるようになり、いわば疑似既知化できる。予測可能領域がひろがり、本当は未知なのに、なんだか既知の内側にとりこんでしまっているような感覚になり、それなら対応可能だろう、と思えてくるのだ

という部分は「中年の危機」のメカニズムとしてかなり妥当性がありそうだ。

(以下引用)

残り時間を気にしながらいつも走っている

 
president.jp
 
4月に入ってからいろいろ忙しいため、しばらく読むのを後回しにしていたけれども、読んで得心するものがあった。そうか、私はこれを読むのを怖がっていたわけだ。
 
リンク先の文章は『裸の大地 第一部 狩りと漂白』という書籍からの抜き出しであるという。そこに書かれている、冒険家の筆者が43歳という年齢を迎えて思うこと・実行することは私には身近なことと感じられ、他人事で済まされるものではなかった。
 
四十代になって見えてくるいくつかの問題。
 
ひとつめ、厄年の問題。
 
古来、日本では42歳は厄年と言われ、忌み嫌われてきた。実際には、女性の厄年としての33歳、子どもの厄年としての13歳もあり、それら厄年みっつの合計数である88が、四国遍路の霊場の数だったりする。
 

「四十二歳は日本人にとって不吉な年なんだろ。ナオミだって死んだ。カナダで氷に落ちて死んだのもいただろ。日本人はみんな四十二歳で死ぬんだ。たぶんあんたも北方の旅から村にもどる途中、イータの地に立ち寄り、そこで命を落とすことになる。あんたの遺体はオレが六月に鴨の卵を取りにボートでイータにむかったときに発見することになるだろう。本当だよ」
(上掲リンク先より)

この、イヌイットのシャーマンの言葉をひいたうえで、筆者は日本の探検家たちが43歳前後で相次いで命を落とした事実を振り返る。確かに、それぐらいの年齢で亡くなった探検家は多い。でもってリンク先の文中にも書かれているように、これは、職業によっていくらかのズレを含むものでもあるのだろう。たとえば瞬発力を必要とするスポーツなら危機の年齢は早まり、たとえば結晶性知能で勝負の職業なら危機の年齢は遅くなるだろう。eスポーツ選手などは、もっともっと早くに危機の年齢が訪れるのかもしれない。
 
危機の年齢と言って語弊があるなら、人生の曲がり角、とでも言えばいいか。とにかく、発展と発達の一途にあった人でさえ上り坂から下り坂に変わりやすい時期を、いにしえの人々は厄年と名付け、注意を払った。思春期の盛りを過ぎた後、人間の肉体は少しずつ衰え、いっぽうで経験は少しずつ蓄積していく。その能力の総和として、これから下り坂に入っていく直感が得られる時期が厄年のあたりなのだろう。
 
ふたつめは「今ならできる」という問題。
厄年のあたりで自分が下り坂に入っていくという直感が得られたとて、本当に衰えてしまう時期はまだ遠い。これも職業によるが、基本的にあと何年かは全盛期に近いアウトプットが期待できるし、衰えを補えるぐらいの経験蓄積も期待できる。全盛期そのもの、ではないかもしれないが全盛期に近いアウトプットを、残り何年かは叩き出せるという目算が立つ。
 
これも私自身にはわかる感覚で、今の私は30代の頃にできなかった幾つかのことが楽々とできるし、30代の頃には読めなかったものが読め、書けなかったことが書けるようになっている。ああ、もし今の私ぐらいの能力が20代や30代の私自身に宿っていたらどんなことができたんだろう、という思いと、いやいや、40代になってようやく今の私ぐらいの能力なのだから、この先は知れているという思いが相半ばする感じだ。と同時に、おそらく人生のなかで現在ほど高い打点でヒットやホームランを狙える時期は無いはずだ、という直感もある(これが、後述する残り時間に対する焦りをも生む)。
 
だから、物書きとしての私は今、全力で、できれば、全裸で走りたいと願っている。おそらく人生のなかで一番高い打点でヒットやホームランが狙えるのは、今を置いて他にないからだ。私よりもずっとずっと偉大な物書きの先人たちを見ていても、代表的な作品が50代を過ぎてから出ている人はいないわけではないが少数だ。だから統計的に推定しても、自分自身の直感に問いただしても、まさに「今ならできる」だとしか思えない。
 
しかし、リンク先にはその「今ならできる」について以下のように記されている。
 

実際にできるかどうかより、たぶんできるはずだと思えるようになるところがポイントだ。

若くて経験値がひくく想像力が貧困であれば、実際の経験の外側にある未知の世界は、純粋に未知で、予測がつかないぶん恐ろしく、そこに手を出すことなど考えられない。あるのは体力だけ、だから思いつく計画のレベルもたかが知れている。

ところが経験値が増して世界が大きくなると、その外側にある未知の領域のこともなんとなく予測できるようになり、いわば疑似既知化できる。予測可能領域がひろがり、本当は未知なのに、なんだか既知の内側にとりこんでしまっているような感覚になり、それなら対応可能だろう、と思えてくるのだ。だからカヤックの経験が皆無でも、北極で長期の旅を何度もこなしていれば、つぎは北極をカヤックで旅するか、という発想がおのずとうまれる。経験と予測の相関関係はこのような仕組みになっている。

この文章を読むと、中年期の「今ならできる」の感覚のなかには、経験の蓄積や世界の拡大に伴って可能になった、ある種の先読みによる疑似既知化が含まれていると記されている。つまり「本当はやっていないことでも」「これまでの経験と照らし合わせて、おそらくこれぐらいでできる」という読みをきかせてしまっている部分。
 
たぶん、ここが中年が人生を滑落を滑落させるポイントのひとつなのだろう。中年の「今ならできる」という手ごたえの内側には、先読みによってだいたいできると推測しているもの、逆に言えば、本当は踏破していないものが含まれている。「今ならできる」と思ってトライするものに対する予備調査能力も若い頃よりは高まっているに違いない。けれどもそれはどこまでも推測の域であり、予備調査でしかない。それらに基づいて大股なトライをした時、何%の確率かはわからないが、足を滑らせたり、脱出不能の穴に落ちたりする可能性は否定できない。だのに、「今ならできる」と思い込んでいると、推測や予備調査にうつらない穴の存在を忘れてしまう。
 
なにより、みっつめは残り時間の問題。
どんなに「今ならできる」と思っていても、中年には残り時間がない。

このように四十になると、人の世界は経験によって拡大膨張し、その大きくなった世界をよりどころに様々な局面を想像できるようになり、冒険家にはなんでもできるという自信がうまれる。つまり経験値のカーブは上昇線をえがく。その一方で、肉体は衰えはじめ、体力や勢いや気力などが低下し、個体としての生命力は下降線をしめす。

リンク先の筆者は、経験が増えても体力が、気力が、生命力が落ちていく、その交叉点として40歳か41歳を挙げている。繰り返すが、これは冒険家の場合で、スポーツ選手なら、医者なら、それぞれまた異なった年齢が交叉点になるだろう。いずれにせよ、その交叉点を越えてからは経験の蓄積を生命力の衰えが凌駕していくようになり、総合的なスペックは下降線を辿るようになる。
 
「今ならできる」という感覚と、総合的なスペックの翳りが重なる時、人は焦りを感じる。「今ならできる」が「今やらなかったら、もうできない」になっていく。ゆえに筆者はこう書いている。
  

南極大陸犬橇横断を最終目標としていた植村直己が、やらなくてもいいように思える冬のデナリにあえてむかったのは、なんでもいいから身体を動かしておかないと、南極が、すなわち彼固有の、彼にしか思いつけない最高の行為が遠のくという焦りがあったからだ。北極点から愛媛の自宅に帰るという旅に出発した河野兵市にも、おなじような焦燥があっただろう。
 
すくなくとも、二〇一八年三月に私をシオラパルクにむかわせた原動力として、この年齢の焦りは確実に作用していた。私がやりたかったのは、北極で狩りをしながら長期に漂泊することだ。それは今年やらなければ、もう永久にできないことだと思われた。

植村直己の挑戦とご自身の挑戦とを、筆者はここでダブらせている。「今年やらなければ、もう永久にできない」。私もまた、それにシンパシーを感じた。私も物書きとして、今年とは言わないにしても2020年代にやらなければ、もう永久にできないという気持ちを抱えている。「今なら書ける」が「今書かなかったら、もう書けない」になるきわの淵に、私は立っている。

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