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単なるメモである。上野千鶴子の発言は確か山本貴嗣のツィッターで読んだと思う。そのツィートが無いと意味をなさない文章だが、メモにすぎない。(下の文章は私自身のものだが、別ブログに書いて容量オーバーしたので引用ツィート部分を除去して載せておく。)


私は上野千鶴子はあまり好きではないし、彼女のこの発言(九月入学推進論)には肯定でも否定でもないが、論議(私自身の考察)のテーマとして転載した。
しかし、高等教育を「産業」としているのには驚いた。(私の誤読か?)
確かに高校も大学も産業、つまり利益獲得企業なのだろうが、大学側がこれほど堂々とそれを言ったのは珍しいのではないか。
一応、読解問題として下の文章の問題個所を分析してみる。

「高等教育はglobal産業、つまり研究者と学生が自由に移動できる条件が不可欠だから。」

これは「高等教育はglobal産業(なので)、つまり研究者と学生が自由に移動できる条件が不可欠だから。」
もしくは「高等教育(に)はglobal産業(つまり研究者と学生が自由に移動できる条件)が不可欠だから。
のどちらかと読めるが、後者はいわゆる産学連携の意味になるかと思うが、高校や大学に進む人間がみなグローバル産業に就職することを望んではいないだろう。
とすると、やはり「高等教育はグローバル産業だ」という意味に取るしかない。
まあ、教育も産業だ、というのは資本主義社会では当然だ、としても、高等教育はグローバルなものでなければならない、というのは暴論だろう。古典研究や日本史学などは高等教育ではない、ということになる。
「九月入学」の問題はまた改めて考えたい。
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