![マウリッツハイス美術館が実施したフェルメール作「真珠の耳飾りの少女」の科学調査で作成された各種画像を合成した画像。]({"default":{"load":"default","w":"80","h":"104","src":"//img-s-msn-com.akamaized.net/tenant/amp/entityid/BB13kT6N.img?h=1449&w=1119&m=6&q=60&o=f&l=f&x=639&y=845"},"dpi":1.4,"size3column":{"load":"default","w":"62","h":"81","src":"//img-s-msn-com.akamaized.net/tenant/amp/entityid/BB13kT6N.img?h=1131&w=874&m=6&q=60&o=f&l=f&x=639&y=845"},"size2column":{"load":"default","w":"62","h":"81","src":"//img-s-msn-com.akamaized.net/tenant/amp/entityid/BB13kT6N.img?h=1131&w=874&m=6&q=60&o=f&l=f&x=639&y=845"}})
© Sylvain Fleur and the Girl in the Spotlight team マウリッツハイス美術館が実施したフェルメール作「真珠の耳飾りの少女」の科学調査で作成された各種画像を合成した画像。
【AFP＝時事】オランダ絵画の巨匠ヨハネス・フェルメール（Johannes Vermeer）の世界的名画「真珠の耳飾りの少女（Girl with a Pearl Earring）」（1665年）を所蔵するマウリッツハイス（Mauritshuis）美術館は28日、同作に対し初の科学的調査を行ったところ、モデルとなった少女の「人間味」を高める要素が浮かび上がったと発表した。ただ、少女の正体は依然として謎のままだという。
![マウリッツハイス美術館が実施したフェルメール作「真珠の耳飾りの少女」の科学調査により浮かび上がった右目のまつげ（右）。]({"default":{"load":"default","w":"80","h":"40","src":"//img-s-msn-com.akamaized.net/tenant/amp/entityid/BB13kKoh.img?h=563&w=1119&m=6&q=60&o=f&l=f"},"dpi":1.4,"size3column":{"load":"default","w":"62","h":"31","src":"//img-s-msn-com.akamaized.net/tenant/amp/entityid/BB13kKoh.img?h=440&w=874&m=6&q=60&o=f&l=f"},"size2column":{"load":"default","w":"62","h":"31","src":"//img-s-msn-com.akamaized.net/tenant/amp/entityid/BB13kKoh.img?h=440&w=874&m=6&q=60&o=f&l=f"}})
© Annelies van Loon: Mauritshuis/Rijksmuseum マウリッツハイス美術館が実施したフェルメール作「真珠の耳飾りの少女」の科学調査により浮かび上がった右目のまつげ（右）。
同館によると、国際科学者チームが2018年2月から実施している調査により、少女の目の周りには肉眼では見えない小さなまつげが描かれていることや、一見何もない背景に緑色のカーテンが存在していたことが判明した。カーテン部分は「折り重なった布地」のようになっており、数世紀の間に黒く色あせたとみられる。
![マウリッツハイス美術館が実施したフェルメール作「真珠の耳飾りの少女」の科学調査により、絵の右上部分に浮かび上がったカーテン。]({"default":{"load":"default","w":"80","h":"137","src":"//img-s-msn-com.akamaized.net/tenant/amp/entityid/BB13kKou.img?h=1918&w=1119&m=6&q=60&o=f&l=f&x=217&y=650"},"dpi":1.4,"size3column":{"load":"default","w":"62","h":"107","src":"//img-s-msn-com.akamaized.net/tenant/amp/entityid/BB13kKou.img?h=1498&w=874&m=6&q=60&o=f&l=f&x=217&y=650"},"size2column":{"load":"default","w":"62","h":"107","src":"//img-s-msn-com.akamaized.net/tenant/amp/entityid/BB13kKou.img?h=1498&w=874&m=6&q=60&o=f&l=f&x=217&y=650"}})
© René Gerritsen Art & Research Photography/Tom Callewaert: TU Delf/Annelies van Loon: Mauritshuis/Rijksmuseum マウリッツハイス美術館が実施したフェルメール作「真珠の耳飾りの少女」の科学調査により、絵の右上部分に浮かび上がったカーテン。
同館によると、調査では非侵襲性のイメージングやスキャン技術、デジタル顕微鏡法、塗料サンプル分析法を使用。フェルメールが使った顔料や、さまざまな重ね塗りにより作品を生み出した過程が明らかになった。
![マウリッツハイス美術館が実施したフェルメール作「真珠の耳飾りの少女」の科学調査で浮かび上がった絵の下層部分（右）。]({"default":{"load":"default","w":"80","h":"57","src":"//img-s-msn-com.akamaized.net/tenant/amp/entityid/BB13kvuH.img?h=797&w=1119&m=6&q=60&o=f&l=f&x=721&y=575"},"dpi":1.4,"size3column":{"load":"default","w":"62","h":"44","src":"//img-s-msn-com.akamaized.net/tenant/amp/entityid/BB13kvuH.img?h=623&w=874&m=6&q=60&o=f&l=f&x=721&y=575"},"size2column":{"load":"default","w":"62","h":"44","src":"//img-s-msn-com.akamaized.net/tenant/amp/entityid/BB13kvuH.img?h=623&w=874&m=6&q=60&o=f&l=f&x=721&y=575"}})
© John Delaney and Kate Dooley, National Gallery of Art, Washington マウリッツハイス美術館が実施したフェルメール作「真珠の耳飾りの少女」の科学調査で浮かび上がった絵の下層部分（右）。
例えば、フェルメールは少女の耳やスカーフの上部、首筋の位置をずらして絵の構図を修正していた。世界各地の原料も使い、群青色を作り出すために17世紀当時「金よりも貴重」だったアフガニスタン産のラピスラズリ（瑠璃）を使っていた。
![マウリッツハイス美術館が実施したフェルメール作「真珠の耳飾りの少女」の科学調査で撮影された、真珠部分の拡大写真。]({"default":{"load":"default","w":"80","h":"73","src":"//img-s-msn-com.akamaized.net/tenant/amp/entityid/BB13kOeH.img?h=1025&w=1119&m=6&q=60&o=f&l=f"},"dpi":1.4,"size3column":{"load":"default","w":"62","h":"57","src":"//img-s-msn-com.akamaized.net/tenant/amp/entityid/BB13kOeH.img?h=801&w=874&m=6&q=60&o=f&l=f"},"size2column":{"load":"default","w":"62","h":"57","src":"//img-s-msn-com.akamaized.net/tenant/amp/entityid/BB13kOeH.img?h=801&w=874&m=6&q=60&o=f&l=f"}})
© Hirox Europe, Jyfel マウリッツハイス美術館が実施したフェルメール作「真珠の耳飾りの少女」の科学調査で撮影された、真珠部分の拡大写真。
一方、真珠自体は「錯覚」であり、「白い顔料の半透明で不透明なタッチ」により描かれ、耳飾りのフックは描かれていないという。
![マウリッツハイス美術館が実施したフェルメール作「真珠の耳飾りの少女」の科学調査で浮かび上がったフェルメールの署名。]({"default":{"load":"default","w":"80","h":"30","src":"//img-s-msn-com.akamaized.net/tenant/amp/entityid/BB13kR12.img?h=414&w=1119&m=6&q=60&o=f&l=f"},"dpi":1.4,"size3column":{"load":"default","w":"62","h":"23","src":"//img-s-msn-com.akamaized.net/tenant/amp/entityid/BB13kR12.img?h=323&w=874&m=6&q=60&o=f&l=f"},"size2column":{"load":"default","w":"62","h":"23","src":"//img-s-msn-com.akamaized.net/tenant/amp/entityid/BB13kR12.img?h=323&w=874&m=6&q=60&o=f&l=f"}})
© Polarised light photograph: René Gerritsen Art & Research Photography/Annelies van Loon: Mauritshuis/Rijksmuseum/Julianna Ly: Mauritshuis マウリッツハイス美術館が実施したフェルメール作「真珠の耳飾りの少女」の科学調査で浮かび上がったフェルメールの署名。
【翻訳編集】AFPBB News