「ワルチング・マチルダ」の歌詞にはオーストラリア英語が幾つか含まれていて、意味がつかみにくい。私はこの歌の歌詞を中学生くらいに読んで、まったく意味が分からなかった。まあ、何かの木の傍できれいな女の人(マチルダという名前)とワルツを踊るという意味だろうと想像していたが、ウィキペディアを見るとまったく違うようだ。
(以下引用)
(以下引用)
歌の意味[編集]
貧しい放浪者が羊泥棒を働いて、追いつめられて沼に飛び込んで自殺するというストーリーの歌である。
ワルチングは「当てもなくさまよい歩く」という意味である(この曲は、ワルツの三拍子ではない)。身寄りのない一人の貧しい放浪者が唯一抱きしめられるのが毛布だけで、その毛布にマチルダと女性の名前をつけてオーストラリア大陸をさまようという設定である。
歌詞についてはいろいろバリエーションがあるが、その一つの大意は以下の通り。
ある日、陽気なスワッグマン(Swagman, オーストラリア英語で放浪者の意)がビラボン(同じく三日月湖や大きな水たまり、沼の意)のそばに野宿していると、羊が水を飲みにやって来た。どこかの農場主の羊であるに違いないが、あまりにも飢えていた彼は捕まえて食べた。残りの肉はずだ袋に入れて、歌った。「Who'll come a-walzing Matilda with me? 誰か俺と一緒にマチルダワルツ(毛布ひとつで放浪)するやつはいないか。」
やがて、3人の警官がやって来た。「お前のその袋の中に、盗んだ羊があるだろう?」。捕まれば縛り首になることがわかっていた彼は「You'll never take ma alive. お前らなんかに、おめおめ生きて捕まるもんか」と言って、沼へと跳びこんだ。
今でもその沼のそばを通れば、幽霊の歌声が聞こえるらしい。「誰か俺と一緒に放浪するやつはいないか?」と。
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