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まったく調べないままで書くのだが、思いついたことを書いておく。

日本では昔キリスト教徒やその教父、あるいは外国人全般を「伴天連(バテレン)」と言ったのだが、これは「パードレ」から来ていて、その「パードレ」とは「ファーザー(師父)(教父)」のことではなかったか、というのが私の思い付きである。

とある時代劇小説(横溝正史の少年向け小説)を読んでいて、その中に「パードレ」という言葉が出てきた時に、ふと「バテレン」の語源はこれではないかと思いついたのだ。
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田中圭一の「ゲームっぽい日常」のある回の読者コメントだが、内容が優れていると言うより、丁寧に考察しているのがいい。特に、弱者側の人間は弱者いじめを笑えない、というのは当たり前だが実際にその立場の人から言われると実感がある。なお、小林よしのりの「普通を知らないと異常が書けない」はべつにギャグの定義ではないような気がする。異常というのが笑いの最大の要素であるというだけで、或る種の異常はむしろ恐怖や絶望の対象だ。もちろん、恐怖と笑いの親近性は多くの人が指摘している。
私が「落差が笑いを生む」というのも、正常と異常の落差と言ってもいい。あるいは予想と実際の落差のこともある。歩いている人間を見れば、誰でも次の瞬間も相手が歩いていると予想するが、それが転ぶ(こける)と驚き、その驚きは、相手が無事なら笑いとなり、大怪我をしたら恐怖になる。(今考えたが、転ぶことを喜劇創造の世界で「こける」というのは、「こけ」には愚か、白痴の意味があるからではないか。転んだ状態の人間は尊厳を失い、馬鹿やピエロ同然の「笑うべき存在」になる。)

(以下引用)



紅茶
2017年10月18日 19:44

笑いの仕組みは昔から気になってました。横から長文しつれいします。

個人的な見解ですが、多分、不条理ギャグ(一発ギャグ)って、公式がないようでいて、基本は抑えてるから面白いと思います。

うちだすみを著「基本マンガ」に「笑いのテクニック」のページがありますが、不条理ギャグについてはこう書いて有ります「ただ、面白い言葉を連ねても面白くない」と。
(例題に「アカチャカベッチャカ、スースースーダラスー」とわけのわからない言葉+突っ立ったキャラが書いてあるが全く面白くない)

確か、小林よしのり先生がおっしゃってた気がしますが(初期のゴーマニズム宣言で)、
ギャグの定義は「普通を知らないと、異常が書けない」だそうで。

「普通は読者が知ってるので(平均的共通項)、そこに異常を同時に見せることで笑いが生まれる」という方程式でした。
(例:学校ではじっと席に座って授業を受けるものだ
 →ところが主人公は席に座らず、教室でターザンしている→先生が注意するのがシュール→笑いのように)

私は個人的に、現在のバラエティの笑いは、テレビの前で実際アハハと声に出して笑ったことがほとんどありません。同情の笑い、そういうこともあるよな、的笑いばかりです。家族も似たようなものです。

ネットのインディーズが書いているギャグ小説(かなりニッチな設定のジャンル)のほうがよっぽど素直に声を出して笑えたりします。

なんというか、最近のギャグは「いじめ、誰かをいじる、叩く、セリフに偏りすぎてる、誰か特定のカテゴリを貶める」ようなギャグばかりで、つまらないです。

現在のあるあるネタも、気をつけないと「そのカテゴリの人を貶める」ことになりますし。
(だから最近、「今現在の人には直接関係ない」戦国時代などの過去の偉人や、雑学をテーマにした作品が多いのかもしれません)

私は生まれつき障害者で、弱者側の人間なので、
ぶっちゃけ、ドラマやバラエティで「普通」ということになっている舞台や環境、セリフに全く共感できません。「ハリポタと同じファンタジー」だと思いながら、見ています。
「そうそう、こんな世界あって、こういうことができたら笑えるだろうな」みたいな。

「仕事先の銀行で大金を横領してキャバクラ開いた」
→仕事いくとなぜか首になるので、そこまでやったことないので想像できない
→ご飯食べられるだけで幸せなのに、なんで大金とるの?

「ふらりといった旅行先で殺人事件に巻き込まれた、大変!」
→障害上、頭の中で考えながら行動できないので、修学旅行のしおりのように「これから何が起きます」とあらかじめ分単位で予定された通りに行動しないと、外に出られませんが何か?

なんというか、私が障害もちで特殊なせいかもしれませんが、多分一般レベルでも
「普通の定義が普通じゃなくなってきている」せいもあると思います。

「普通にご飯を食べ、進学し、就職し、結婚し、普通に子供を持ち、普通に育児やって、普通に家を買って、普通に年金を受けて老後を生きる」
この普通の前提が今は全部崩壊しているので、「笑いを生むための平均的な共通項」がなくなってきてるのです。

ある意味、教育やインフラや歴史が崩壊してて、共通言語もない多民族の途上国で
「何をやったら相手(どんな背景持ってる人か全く想像できない相手)は笑ってくれるのか?」を考えるのと同じ状態です。

だから「メチャクチャ」「カオス」「おかしな動き・言葉」しか
もはや笑いを作る方法がないのかもしれません。

「普通が崩れてしまった」状態だから、「その場のおかしなセリフの繰り返し」「素っ裸」「ゾンビ(人を食う、死なない)」など、一目でわかる「異常」、「いじめたり殺してもどこからも文句がこない存在」を演出しないと笑いやネタが取れなくなったのかもしれません。

これ、冷静に書いてみると、統合失調症か、精神異常者の行動とあまり変わらないようにも見えますね。(障害者側からいうのもナンですが)

つまり、精神異常者の行動は「笑える」ってことですけど(少数派、異常なので)
それをうまく書き換えて普通に見える人が演じる・またはものすごく異常な格好した人がやることで、ギャップで笑いを作ろうとしてますけど

ネタの根底が「弱者、障害者」なので、一瞬は笑っても、ずっとヒットする・長年親しまれるような笑いに根付かないんじゃないかなーと思ってます。

笑いの根底とは「おどけて、いじられたいと思っている人が笑われる」
(個性がたまたまあるけど、いじられたいと思ってないのに、回りが勝手に「かまってあげてる」と解釈していじると、いじめになる)

「そうじゃないだろ」とツッコミ待ちのボケ

頭がいい人・権威ある人がなぜか「実は当たり前のことができない」、といった「万能の空白」
のような、オーソドックスな笑いが結局ずっと使えると思いますが…

親父ギャグ、一発ギャグ…これはちょっともう古すぎてダメなんでしょうね。
なんというか笑いを作ろうとしても、余裕がなさすぎて。
どちらかというと、笑いの代わりに「癒し」を求めてる気がします。

笑いは「希望や元気」があると欲しいものですが、今現在、世の中に希望や元気がないので
まず疲れを癒して、回復して、元気になってから、「笑えるものが欲しい」と思うかと。

安心の定義も崩れ、エネルギーがかなり低下していて、回復・治療・希望作りを
まず先にしないと、笑ったり、何か生み出す元気もない状態のような気がします。

まあ、ステマだと思うが、それなら、下手なステマである。
この設定のどこが「設定だけで勝利」なのか。
いや、それ以前に「街を襲うホホジロザメの群れ」というのが意味不明である。サメというのは陸に上がれるのか。それとも海の中に街があるのか。
サメとシャチのプロレスを見たいのは小学生くらいまでだろう。今さら「ジョーズ」の十番煎じ百番煎じがヒットするとはとても思えない。それに、なぜシャチがサメの群れに立ち向かうのか。人間に頼まれたのか。
どうでもいい話ではあるが、私はステマが大嫌いなので批判しただけである。馬鹿な人間は嫌いではない。私も多くの点で同類の馬鹿だろう。しかし、オタクによくいる、自分の幼児性や特殊な好みへの羞恥心の無い、恥知らずの馬鹿は大嫌いだ。



人間食べ食べカエル
@TABECHAUYO
「街を襲うホホジロザメの群れに立ち向かえるのは、かつて調教師を襲って隔離された手負いのシャチだけだった」っていう設定を考えた時点で既に勝利している海洋パニックスリラー『Alphas』のポスターが遂に来ましたよ!!!!!!














「映像研」の浅草氏ではないが、「設定」を考えるのは、男の子のほとんどが好きだろう。浅草氏ほか電撃三人娘は女の子だが、「冒険」や「探検」など、やっていることは男の子の遊びである。金森氏は大人目線ではあるが、いわば遊びの「参謀」ポジションか。
で、私も昔の男の子として、この年になっても棒切れなどを持つと嬉しくなる。つまり、「武器」が手に入った喜びだ。これは女の子にはあまり見られない感情なのではないか。女の戦いは「言葉による戦い」つまり頭脳戦であり、「武器を持って戦う」ことにあまり関心は無さそうである。肉体的闘争でも、噛みついたり頭髪を引っ張ったり、爪で引っ掻いたり、むしろ原始的と言うか、動物的だ。男は、まず手近な武器を探しそうな気がする。
で、小雨などが降っている時に傘を持って外に出ると、その「武器を手にした喜びと安心感」を私は持つのだが、これは私だけだろうか。それとも多くの男に共通の感情なのか。
もちろん、傘ではたいした武器にはならないから、そこで「設定」を考える。
この傘が、いかにして武器に変貌するか。もちろん、空想だから、非現実的設定でいい。
たとえば、銃身の細い(口径の小さい)ライフルになるとか、先端部分に尖ったキャップを被せて手槍(あるいはフェンシングの剣みたいなもの)にするとか、などだ。
傘の骨も、弓の矢になるとか(弓の本体部分は傘の軸の一部を取り出して組み立てる)、いろいろである。傘自体、広げれば、銃弾を跳ね返す盾にもなる、くらい非現実的設定でいい。未来にはそれくらい丈夫な布が生まれている、というわけだ。
SF作家山本弘のエッセイを「カクヨム」というネット雑誌から転載。原稿料は出ているのかねwww
これを転載したのは賛意を示すためではなく、批判のためである。
ちなみに、私は山本弘の作品をひとつも読んだことが無い。そもそも、初期御三家以外の日本SFはひとつも読んだことが無いのだ。新井素子はエッセイの類だけは読んだ。冲方丁は時代小説「天地明察」だけは読んだが、SF作品は読んでいない。SFが嫌いというより、ひたすら面倒くさいのである。海外SFは大好きだが、サイバーパンク以降はまったく読んでいない。まあ、好きな人にはこたえられない面白さかもしれないが、私には古き良き時代のSFだけで十分だ。
下のエッセイのどこが批判対象か、ということだが、そもそも、タイトルと中味が正反対だ。筆者山本氏は「自分の正しさ」「科学の絶対的正しさ」を確信している。つまり、「私が正しい」と信じることはヤバい、と言うのなら、山本氏はそのヤバい人物の筆頭であるわけだ。
そして、山本氏は「中国が大嫌い」というように、好悪で物事を判断し、それを言明している。私は、こういう人間を信じない。狂信者によくいるタイプである。
彼のような人間に必要なのは、「何よりもまず自分自身を疑え」ということだろう。「自分ほど信じられないものがあるか」は、「GS美神」の横島忠夫の名言である。ソクラテスも、デルフォイ神殿の「汝自身を知れ」という銘文を生涯の課題としていた。
ちなみに、科学史はそのまま「古い間違いが新しい間違いに置き換わる」ことの連続である。「天動説」など、ほんの数百年前の話だ。人類史ではほんの少し前の出来事にすぎない。政治の歴史においては、すべてが陰謀の世界である。


「私が正しい」と信じることはヤバい

 このブログではあまりみなさんのご意見に対して、反論なんかしたくないのだけ

ど、この前のジャラルさんの投稿に関しては黙っていられなくなった。

 ジャラルさん、あなたは僕が「くだらない陰謀論」が大嫌いだってことは知ってましたか?

 ええ、本当にそういうのが顔が真っ赤になるほど嫌いなんです。『ニセ科学を10倍楽しむ本』(ちくま文庫)で取り上げたアポロ陰謀説や9・11テロ陰謀説などはその典型です。他にも東日本大震災での地球深部探査船「ちきゅう」陰謀説、HAARP陰謀説、「震災後にレイプが多発した」という説なんかもその例です。詳しくはASIOS編の『検証 大震災の予言・陰謀論』(文芸社)をお読みください。

 こうしたデマがなぜ有害かというと、まともな科学を陰謀論で貶め、科学者を不当にバカにしていることと、善意の第三者を悪人であるかのように装って傷つけていることです。

 さて、僕は中国という国が大嫌いです。『去年はいい年になるだろう』で中国や北朝鮮をひどい目に合わせたぐらいです(笑)。だからあなたが「中国は嫌いだ」と個人的感想をいうのなら何も言いません。僕もたぶん同意見でしょうから。

 でも、地球環境の問題ではこういう論点をわきに置いておかなくてはいけないと思います。というのも、環境問題はすべての国、あらゆる人にとっての問題だと思うからです。特定の国の人を悪者にしたり、一部の人間だけを糾弾することで、正義だと思い込んではいけない。それは「正義」に反することです。

 さらに、無関係の人を巻き込み、彼らを陰謀に加担しているかのように語ることは、はっきり「悪」と呼ぶべきです。 

 僕は断固として悪には加担したくない。

 あなたは中国政府がグレタさんを操っている具体的な証拠をお持ちなのですか? あくまで「具体的な証拠」ですよ。「私はなんとなくそう思う」とかいうのではなく。

 ないでしょう?

 それを「陰謀論」「陰謀説」というのです。

 先日の朝日新聞によれば、グレタさんの言動は人民日報でも報じられているそうです。彼女が香港のデモを応援しているために、中国政府に「危険なPR行為だ」と攻撃されているとか。

 今やグレタさんの有名人となると、あらゆるメディアに取り上げられています。誰かが思いつきで唱えた陰謀説なんて軽く吹き飛ばしてしまえるほどに。

 人はたくさんの陰謀説に惹かれます。

 特に気をつけなくてはいけないのは、「自分が正しい」と信じさせてくれる説です。よく考えてみると、実は正しいという具体的な証拠などどこにもないのに。僕たちは知性を持ってそれに立ち向かわなくてはいけないと思います。どれほど自分の耳に心地よく響こうと。

 血液型性格判断のように。







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