絵描きが意外なところから描き始めるのは知っていたし、ある点から別の点へと描く場所がワープして、それが出来上がると全体の統一性が見事にある、というのがプロの絵描きの特徴だと思うが、漫画だとどうなのか。絵画と違って、点から点へのワープはしないようだ。絵描きでも人物画だと線の連続性を重視するかもしれない。(絵は「線」ではなく、画筆で塗られる無数の「面」の集合として物を描くと言うべきか。)
私が感心したというか、意外に思ったのが、刀を持った侍を描くのに、まず刀(抜き身の部分)から描き始めたことで、なるほど、人物そのものより前景にある物体を先に描かないと、後でやり直しが利かないから、位置的に前にある物を先に描くべきなのだなあ、と思った。
もうひとつは、描き始める前にキャンバスを眺め、そのどの位置に何が来る、というのを、筆を持った手で「アタリをつけて」から描き始めたことだ。これは、実際に手を動かして描く前に手の動作の予行演習をすることで、手の動きが正確になるわけだろう。書道などにも応用できそうである。実際、平田弘史は書の達人でもある。
(以下「竹熊健太郎」ツィッターから平田弘史の公開パフォーマンスについてコメント)
私が感心したというか、意外に思ったのが、刀を持った侍を描くのに、まず刀(抜き身の部分)から描き始めたことで、なるほど、人物そのものより前景にある物体を先に描かないと、後でやり直しが利かないから、位置的に前にある物を先に描くべきなのだなあ、と思った。
もうひとつは、描き始める前にキャンバスを眺め、そのどの位置に何が来る、というのを、筆を持った手で「アタリをつけて」から描き始めたことだ。これは、実際に手を動かして描く前に手の動作の予行演習をすることで、手の動きが正確になるわけだろう。書道などにも応用できそうである。実際、平田弘史は書の達人でもある。
(以下「竹熊健太郎」ツィッターから平田弘史の公開パフォーマンスについてコメント)
下描き無しの筆描き一発でこういう絵が描けるのも凄いが、人物を描く順番が頭ではなく袴からというのも凄い。
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