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連歌師の宗牧の書いた連歌論書「四道九品」の中に書かれていることらしいが、連歌の作り方をマトリックス的に説明しているのが面白い。

四道とは、「添・随・引放・逆」の付様

九品とは、「恋・花・月」という連歌の肝となる部分について「初の初・中・後」「中の初・中・後」「後の初・中・後」の場合で考えよ、ということらしい。

通常は、「初・中・後」だけを考えて自己満足するものだが、それを細分化しているのが面白い。
良く言われる「これは終わりの始まりだ」というフレーズは、案外、ここから来ているのではないか。「思い返せば、あの時が、この恋の終わりの始まりだったのである」という感じだ。


なお、「四道」も、発想法として考えると連歌以外にも利用できるだろう。

添:ある事柄を考えたら、それと並列して描くと効果的なものを考えてみる。
随:ある事柄を考えたら、その結果として生じる事柄を考えてみる。
引放:当面の事柄から想念を引き放って展開してみる。
逆:当面の事柄の反対事象や反対事件を考えてみる。






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小説や漫画やアニメの発端エピソードとして使えるネタである。
(「未だ(に)」は本当は「~ない」などの否定語を伴って使うべき語だが、おそらくその習慣も世間の人にはほとんど知られていないと思うので、あまり気にしなくてもいいと思い、タイトルに否定語抜きで使った。)



 東京都西東京市の市立田無小で、敷地の地中から戦時中に使われたとみられる銃器約1400丁や刀剣約1200本が見つかっていたことが6日、同市への取材で分かった。市は自衛隊や警視庁などと連携して回収した。

 西東京市によると、7月から実施していた建物の工事に伴う掘削作業中、深さ約1~2メートルの地中から銃器や刀剣のほか、手りゅう弾や銃弾、砲弾が見つかった。作業でけが人はなかった。

 同市は戦後に廃棄された可能性もあるとみて調べている。




例によって、構想も何も無しに、思いつくまま書きながら考える。
思索のテーマは「ポエジー」とは何か、である。

或る情緒が詩的であると感じるのはなぜか、どういう物事を我々は詩的と感じるかという考察だ。

これには、詩そのものよりも、「詩情を感じさせる映画」「詩情のまったく無い映画」などから考察するのがいいかと思う。
たとえば、「第三の男」などは、詩情性が高いからこそ多くの映画ファンに愛され、名画とされたと思う。単にストーリーだけなら凡百のスリラー映画やサスペンス映画と異なることは無いだろう。一方、最近のハリウッド映画には詩情を感じさせる映画は極端に少ない。これはファンがそれを求めていないのではなく、作り手側が詩情というものを認知する能力が無いのだと思う。70年代くらいまでのハリウッド映画には詩情が存在したのである。これは映画音楽との関連もある。映画音楽がロック系統になると、詩情も糞もなくなり、アクション一辺倒になる。例外は「ジーザス・クライスト・スーパースター」くらいではないか。この場合は題材が題材だから、ロックとの落差で逆に部分的に詩情が際立ったとも思える。

では、詩情とは何か。仮説を立ててみる。
「晴れた天気」と「曇り空」と「雨降り」と、どれが一番詩情があるだろうか。これは異論もあるだろうが、私は「雨降り」「曇り空」「晴れ」の順だと思っている。木々の葉から雨の滴がしたたり落ちるさまは実に詩情がある。たとえば新海誠の「言の葉の庭」はそれだけを映画にしたようなアニメである。一方、雲一つ無い快晴の空は気持ちいいが、詩情はさほど無い。強いて詩情らしいのを言えば、深い青い空の中に一種の深淵を感じるくらいだろうか。
「第三の男」のラストシーンで、道の傍で女を待っている男に、女は目もくれず歩み去っていく。男は、何かを噛みしめるようにゆっくりと煙草を吸う。そして男の姿が小さくなって風景の中に飲み込まれ、映画が終わる。まさに、人生の悲哀を凝縮したシーンである。愛する女に愛されない悲しみ。いろいろと献身したつもりの女にむしろ憎悪され無視され去られる悲しみ。愛する価値の無い男(ハリー・ライム)を愛する女という不条理。言葉にはならなくても、観客はそれらの感情を感じ取り、そこに詩情を感じたのである。
さて、詩情とは何か。「悲哀感」に似ている。しかし、悲哀感のようなマイナスの気分とも少し違う。人生の悲哀、あるいは閉塞された状態に対し、それをむしろ肯定し美化的に眺めるもの、という仮説をここで提出しておく。
例えば雨によって自分は今いる場所からほとんど動けない。外の雨を眺めるしかない。しかし、眺めてみると、木々の葉から滴り落ちる雨の粒は宝石のように美しい。その美しさ(の認知)は、自分が置かれた閉塞的状況がもたらしたものでもある。
恋愛が大成功した状況には詩情は無い。失恋にこそ詩情がある。
いわば、芭蕉の「わび・さび」のようなもので、この世界のマイナスとされる事柄の中に美を見出す高度な心的姿勢が詩情の正体ではないか、というのが私の仮説である。
まあ、これはあまりに単純化しすぎていそうだから、特に強弁はしないが、詩情についての一考察である。

















「剣と鏡」「月の光のセレナーデ」は、思いつきなどはここで書くが、作品そのものは別の手段(たぶん、私的な保存庫)に書いていくことになると思う。まあ、書かないかもしれない。
基本的にこの「四月の雨」は着想保存庫にする予定である。
ブログを利用して作品を書くのは、「自分で締め切りを作って自分の尻を叩く」ためには有益(「踊るドワーフ」の翻訳などはそうして書いた。)だが、作品そのものが事故(突然の強制的ブログ閉鎖処置やネットへの接続不能など)で一気に失われる危険性も高いのだ。まあ、電子情報というのは常にそういう運命の下にあるのだが。
2年ほど前に行った「リンリスゴー城」が気に入ったので、そのうち「リンリスゴーの亡霊」という題名の小説を書きたいな、と思っているが、そのためのメモである。まあ、小説のネタになる情報は入っていない記事だが、写真が旅行の時の感覚を少し蘇らせる。オスカー・ワイルドに、似た題名の小説がある。それを元にした映画も悪くなかった。





スコットランド女王メアリー誕生の地、リンリスゴーへ

掲載日:2015/04/24 テーマ:城・宮殿 行き先: イギリス / スコットランド ライター:メアリー

タグ: ロマン 一度は行きたい 宮殿 建築 史跡 絶景 素晴らしい

ABガイド:メアリー

【イギリスのABガイド】 メアリー
全ガイドを見る
スコットランド、エディンバラ在住。街全体が世界遺産で、アーチストが多く住むエディンバラ。一歩路地に入れば、そこは中世の世界。おもちゃ箱の中にいる様なイベントを日々楽しんでいます。日本でまだよく知られていないスコットランドを主に、英国情報をお伝えしていきたいと思います。旅行者の方に役立つ情報を、旅行大好きなガイドがお届けします。

リンリスゴーの駅。坂を下ればメイン道路へ。 リンリスゴーの駅。坂を下ればメイン道路へ。

宮殿のある歴史ある古い町並み

以前から行ってみたいと思っていたリンリスゴーへ行ってきました。町には宮殿があり、スコットランド女王のメアリーもここで生まれました。町は小さく、大きな湖が宮殿そばにあり散歩の憩いの場所となっているほか、中心街にはカフェなどのお店が立ち並んでいます。エディンバラからは、バス又は電車で行くことができます。スコッツレイルの電車で片道約20分、往復チケット6.70ポンド。リンリスゴーの駅を出ればメイン道路に通じています。案内所は、宮殿入り口近くの建物、カフェの手前にありました。

 

メイン通りの端には歴史的建物が並び、お店として活用されています。 メイン通りの端には歴史的建物が並び、お店として活用されています。

エディンバラのような…

町並みは、エディンバラに似ているかなというのが第一印象でした。写真にもうっつていますが、三角すい型屋根が多く可愛かったです。ここも銀行やお店が古い建物を利用して立ち並んでいます。有名店よりも、小売店や専門店が多いです。一軒、チョコレート屋さんを発見しました。店内は混んでいて人気があるようでした。他にもパブやカフェも見つけられます。今回は特に立ち寄りませんでしたが、美味しいティールームがいくつかあるという情報を聞きました。

 

近くによるととても大きい宮殿だということがわかりました。 近くによるととても大きい宮殿だということがわかりました。

スチュアート家が愛した宮殿

歴代のスコットランド王族のお気に入りだった宮殿がここです。メアリー女王が生まれた部屋も見学できます。内部は迷路のようで、一部は崩壊してしまっていますがそれがより神秘性を醸し出しています。実は、館内見学の時に気付いたことが…以前エディンバラの教会を見学しているとき、その教会とロズリン礼拝堂にだけある特別な彫刻があると聞いていました。バグパイプを演奏しているエンジェル。スコットランドらしいモチーフですが、なんと、この宮殿でも発見。ボロボロではありましたが、ここにもあるんだ...とうれしくなりました。

 

絶景...この言葉がピッタリな景色です。 絶景...この言葉がピッタリな景色です。

みんなの憩いの場所

宮殿前にある湖の周りには散歩コースができています。この日は、週末ということもあり家族連れや犬の散歩をする地元の人が多くいました。白鳥やカモなどの鳥を保護しているようです。湖の周りは約30分ほどで周ることができますが、今回は1時間かけてじっくりと。途中ベンチもあり湖越しの宮殿は絶景です。宮殿の傍には芝生があるのでお弁当を持ってピクニックをするには絶好の場所。この日は、真っ青な青空に、飛行機雲でバッテンのしるしができていて、スコットランドの旗のようでした。

 

白鳥が羽を休めています。 白鳥が羽を休めています。

今回で、エディンバラガイドを終了いたします。

約2年間のガイド記事、楽しんでいただけたでしょうか?今回をもちましてエディンバラご紹介を終了いたします。ここ最近、独立運動、テレビドラマやスコッチウイスキーの復活などで、スコットランドが観光地としてより注目が集まってきました。まだまだご紹介しきれていない所が多くあります。イングランドやアイルランドとは違う、スコットランドの人のよさ、自然、歴史など魅力いっぱいです。そこに惹かれ他の地域から移住をしてくる人の話を多く聞きます。是非一度、足を運んでみてください。素敵な出会いが皆様にありますように。

 


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