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創作に限らず、私の場合は思考そのものが、前の思考に引きずられて後の思考が出てくる。
頭の中だけで考えると、必ず堂々巡りになるので、文章化すると前に進める。
つまり、文章化すると、思考の現在の立地点が視覚化され、その部分を見直すことで思考の先、あるいは別の進路の可能性が頭の中に浮かんでくる。

(以下引用)

  1. 意識を集中すると脳内に浮かぶ絵が出てくるからそれを観たまま描いていくと、また芋づる式に次の絵が見えてくる。描かないと観えない。坐って黙想しててもダメ。作業とフィードバックしていかないと無理(自分の場合)。

  2. 何十年漫画家やっても、描くのが恐い新しいコマがある。かなり頑張らないと思うイメージが作れないだろうコマとかいつもプレッシャー。足踏みもする。でも案ずるより産むが靖(変換違うだろバカPC)。悩んでないで早く描けオレ;

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昔、田辺聖子が川柳の解説を書いたものに、

故郷へ回る六部は気の弱り

という川柳があって、その中の「六部」というのが何なのかの説明はしていなかったので、たぶん、巡礼のようなもので、時代劇に時々出てくる山伏めいた白装束のあれだろうな、とは思っていたが、調べる機会がなく、心の隅に掛かっていた。
今はネットで調べられるので便利である。


世界大百科事典 第2版の解説

ろくじゅうろくぶ【六十六部】

正しくは日本回国大乗妙典六十六部経聖(ひじり)といい,江戸時代にはおとしめられて六十六部または六部の略称でよばれた回国聖。今も各地にこの回国供養碑を見ることができる。江戸時代には単なる回国聖または遊行(ゆぎよう)聖になってしまったが,中世には法華経六十六部を如法(によほう)に写経し,これを日本全国の霊仏霊社に納経するために回国したのである。西国三十三所観音霊場の巡礼納経にならって,六十六部納経したとも考えられるが,日本全国六十六ヵ国をめぐることによって,より大きな功徳を積もうとしたものであろう。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

ろくじゅうろくぶ【六十六部】

法華経を六六部書き写し、日本全国六六か国の国々の霊場に一部ずつ奉納してまわった僧。鎌倉時代から流行。江戸時代には、諸国の寺社に参詣さんけいする巡礼または遊行ゆぎようの聖。白衣に手甲・脚絆きやはん・草鞋わらじがけ、背に阿弥陀像を納めた長方形の龕がんを負い、六部笠をかぶった姿で諸国をまわった。また、巡礼姿で米銭を請い歩いた一種の乞食。六部。
時代劇小説メモ

老人が突いている杖にその体重がかかっていないことを見て取り、それが仕込み杖であることを見破った主人公の剣客(あるいは敵側の剣客)が、その老人(実は壮健者)と剣の対決をする。
しかし、仕込み杖の悲しさ、刀身が細身なので、一合で刀身を折られることになる。
佐野洋のこの発言は、「推理小説」というジャンルにおいてはリアリティが大きな柱だという考えではないのか。「君よ憤怒の河を渡れ」は(読んではいないが)おそらく推理小説ではなく冒険小説かハードボイルド小説なのであって、推理小説プロパーから見たら「ありえない」部分もあったのだろう。だが、その発言を「マウンティング」だとするのも、邪推である可能性もある(つまり、先輩作家からの忠告だ、という見方もできる。)ように思う。いずれにしても、故人である人物への悪口は、当人には反駁することができないのだから避けるべきだろう。(佐野洋はとっくに亡くなっていると思ってこれを書いているのだが、そうでなければ失礼なことを私も書いているww)なお、私は芦部拓の小説はひとつも読んでいないが、佐野洋のは数作は読み、「推理日記」は評論として面白く貴重だと思っている。


さんがリツイート

佐野洋『推理日記』では、西村寿行『君よ憤怒の河を渉れ』を低評価するに当たって「警部と検事正の会話が現実離れしている(対等に話ができるわけがない)」を突いた。あの小説でそこを言うか、と今なら思えるが、当時は「現実にありえない」は最大のマウンティングだった。







これは漫画家志望者のあまり意識していない部分だろう。と言うより、このことを指摘したプロ漫画家はほとんどいないのではないか。アマチュアの作品が「思い付きだけ」「気分だけ」を表現したものになりがちなのは、このためだと思う。





さんがリツイート

まんがというのは少住宅の設計みたいなところがあります。少住宅は限られた面積の中にとにもかくにも家を一軒建てるわけですね。(中略)限られたページ数の中であるアイデアは拾い、あるアイデアは捨て、ひとつの統一した意図を持った作品を仕上げようと、そうあるべきなんです。

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