新しい作品よりも、こういう「埋もれた作品」や「過去の失敗作」の中に宝は眠っているのではないか。（なお、この１．は竹熊氏のツィートではなく、当ブログ管理人のもの。なぜか、１．が消せないのである。ついでだが、私の仮名は雨野零としておく。「三月のライオン」の主人公みたいな名だが、これは私が大昔に考えた名前なので、使わせてもらう。）

.@dekkek 筒井康隆が脚本を書いた『大魔神』の企画はどうなったんですかね。

黒澤明『黒き死の仮面』は脚本まで完成している。アニメと実写のミュージカル映画になる予定で、黒澤が総監督、アニメ監督が手塚治虫、ミュージカル監督にフェデリコ・フェリーニを予定していた。手塚の死後、黒澤は『となりのトトロ』を見て宮崎駿に接近する。頭の中にはこの企画があったに違いない。

企画倒れに終わった映画の企画を集めて本にしてみたいな。黒澤明が後楽園球場を借り切ってエキストラで観客席を埋め尽くし、本格野球映画を撮ろうとした企画とか。アニメと実写を織り交ぜたエドガー・アラン・ポー原作の『黒き死の仮面』とか（黒澤はアニメ監督を手塚治虫にオファーしていた）。