書いている人は年収が日本円で2000万円を超えるくらいのレベルらしいが、生活はあまり楽でもない、という話で、それがなぜか、が下の記述。
今シリコンバレーはアホみたいに家賃が高くて、うちも毎月35万円ほど払っている。これでもまわりの人からは「安いねー」といわれる。
で、物価は日本よりずっと高い。最近アップルの近くにくら寿司ができたんだけど、家族4人で普通に昼飯食べたらチップ入れて$90(1万円以上)くらいかかった。別にスシだから特別高いんじゃ無くて、外で昼飯食べて一人20ドル(2500円くらい)程度かかるのは普通。10ドル以下のところもあるけど、そういう店はお得なお店扱い。同じ質で比べたら、物もサービスも日本よりずっと高い。
医療費もアメリカの方が高い。健康保険も日本ほどよくない。最近導入が進んでいるHDHPというプランだと、年間数十万円までは医療費は全部患者が払う。しかも会計不透明。日本の点数制や3割負担は夢のような制度だ
以前家族が体調を崩したときは保険が適用になったにもかかわらず年間で数十万円かかった
うちは子供が小学生以上だからいいけど、保育園の子供が居る家庭はそれだけで月何万円もかかる(修正:何十万円らしい)。補助金なんかない。児童手当なんかない。低所得者に多少の減税がある程度
子供にちょっとスポーツやらせようとすると数万円。学校のイベントでまた数万円。教育関連費がぽんぽん飛んでいく
それで、これまたバカみたいに高騰している子供の大学の学費にそなえて貯金もしなきゃいけないし、そうこうしていると可処分所得77万円という額から想像されるよりも生活の質は遙かに質素。少なくとも年収二千万円超には絶対見えないと思う。
あまり外食はしないし、車も古いままだし、家を買うなんてのは夢の又夢。このままでは老後はかなり辛いことになりそうだ。
仕事も日本のブラック企業ほどではないにせよ長時間労働。ホワイトカラーに残業代なんかない。それでいつクビになるかわからず、リストラの噂の度にびくびくする
そんなわけでもし生活の質を上げたいと思って海外移住を考えているのなら、少なくともアメリカは止めた方がいい。