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私は「古事記」はきちんと読んでいないので、これも「古代天皇の謎」に書かれたことを元にして書くが、須佐之男命は最初、父親のイザナギノミコトから「お前は海原を治めよ」と言われ、(それが不満で)大声で泣き叫ぶ。そして、怒った父親から、死んだ母(イザナミノミコト)のいる黄泉の国へ追放されようとするが、それに従わず、姉の天照大神の治める高天原へ行く。

さて、これは非常に面白い。須佐之男命は、海原を治めよと言われた時になぜ不満で泣き叫んだのか。当たり前の話で、海原など治められるはずがないからである。古代人でもそれくらいの合理性はある。古代人が非合理的だというのは近現代人の思い込みである。同じように、治められるはずのない「夜の食(お)す国」(意味がよく分からないが、単に「夜の国」だろう。)を治めよと命じられた月読命は文句を言わないが、その後、この月読命は古事記の中にほとんど登場しない。当たり前である。これは「月」の擬人化にすぎないからだ。では、天照大神はどうか。彼女は単なる太陽の擬人化ではなく、「大和朝廷の祖神」なのである。だから、高天原の統治者(大和朝廷の理想としての、朝鮮半島の支配者)でもあるわけだ。
さて、高天原へ来た須佐之男命を見た天照大神は、彼が高天原を奪うつもりだろうと考える。ここも面白い。この考え方がまったく人間的思考だからだ。そして、高天原が天界などではなく、普通の人間世界であること、つまり「朝鮮半島」であることが暗示されている。
で、それから高天原でいろいろあって、その次に須佐之男命はいきなり「日本」に姿を現すのである。「海原の統治」はどうなったのだwww
その日本(おそらく出雲地方)で須佐之男命はヤマタノオロチを退治して住民を救い、「出雲の国譲り」の下地作りをするwww
住民を救った恩人なのだから、出雲の統治権は須佐之男命の属する大和朝廷に与えられてしかるべきである、という理屈である。
というわけで、須佐之男命が朝鮮人(大和朝廷)による日本侵略(統治権奪取)の尖兵の象徴であることは明白ではないだろうか。
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