前回の変更をさらに変更する。
原作「悪霊」の通りに、
1:藤田による田端兄妹の殺害
2:札幌の大火
3:理伊子の死
とする。その前に、銀三郎が自分は狂女と結婚していると真淵に告白する。その事実を聞いた理伊子が銀三郎のもとに奔る。
兵頭らによる佐藤殺しはその後になる。つまり、大火の犯人として捜索されることから免れる目的。(まだ、工夫すべきだと思うが、思いつかないので、この項は後で追記する)
乗馬散策中の銀三郎が、同じく乗馬散策中の理伊子と力弥に遭遇する。
理伊子が菊のことで銀三郎をからかう。
銀三郎が、自分は既に妻帯者であることを理伊子に言う。
理伊子「その方は、私が存じ上げている人なんですか?」
銀三郎「いや、知らんと思いますが、この前の園遊会であなたが少し話していた、田端退役大尉の妹ですよ。もっとも、あいつは退役大尉でも何でもなく、ただの上等兵上がりですがね」
理伊子「そうですか。ご結婚おめでとうと申し上げるべきでしょうね」
銀三郎「さて、おめでたいかどうか。相手は少し頭のおかしいビッコの女なんでね」
理伊子「御冗談でしょう? 本当なんですか?」
銀三郎「まあ、若気の至りですが、結婚したからには仕方がない。ということで、近いうちに世間にもこの話は伝わるでしょう」
立ち去る銀三郎。呆然として馬上で凍り付く理伊子。心配げに見守る力弥。
力弥「そう言えば、その田端という男が分不相応なカネを手に入れたようで、酒場で騒いでいたそうです。しかも、郊外に家を買ったということですが、そのカネの出どころがもしかしたら、須田子爵かもしれませんね」
理伊子「あなたも案外下々の噂に詳しいのね。そんな酒場などにお行きになるんですか?」
力弥「……同僚から聞いた話です。どうやら、あなたにはあまり嬉しくない話のようですね」
理伊子「あら、どうして? あの須田子爵はもともと頭がおかしいという噂の人ですから、私は何とも思っていませんわ。さあ、風も冷たいし、そろそろ戻りましょう」
原作「悪霊」の通りに、
1:藤田による田端兄妹の殺害
2:札幌の大火
3:理伊子の死
とする。その前に、銀三郎が自分は狂女と結婚していると真淵に告白する。その事実を聞いた理伊子が銀三郎のもとに奔る。
兵頭らによる佐藤殺しはその後になる。つまり、大火の犯人として捜索されることから免れる目的。(まだ、工夫すべきだと思うが、思いつかないので、この項は後で追記する)
乗馬散策中の銀三郎が、同じく乗馬散策中の理伊子と力弥に遭遇する。
理伊子が菊のことで銀三郎をからかう。
銀三郎が、自分は既に妻帯者であることを理伊子に言う。
理伊子「その方は、私が存じ上げている人なんですか?」
銀三郎「いや、知らんと思いますが、この前の園遊会であなたが少し話していた、田端退役大尉の妹ですよ。もっとも、あいつは退役大尉でも何でもなく、ただの上等兵上がりですがね」
理伊子「そうですか。ご結婚おめでとうと申し上げるべきでしょうね」
銀三郎「さて、おめでたいかどうか。相手は少し頭のおかしいビッコの女なんでね」
理伊子「御冗談でしょう? 本当なんですか?」
銀三郎「まあ、若気の至りですが、結婚したからには仕方がない。ということで、近いうちに世間にもこの話は伝わるでしょう」
立ち去る銀三郎。呆然として馬上で凍り付く理伊子。心配げに見守る力弥。
力弥「そう言えば、その田端という男が分不相応なカネを手に入れたようで、酒場で騒いでいたそうです。しかも、郊外に家を買ったということですが、そのカネの出どころがもしかしたら、須田子爵かもしれませんね」
理伊子「あなたも案外下々の噂に詳しいのね。そんな酒場などにお行きになるんですか?」
力弥「……同僚から聞いた話です。どうやら、あなたにはあまり嬉しくない話のようですね」
理伊子「あら、どうして? あの須田子爵はもともと頭がおかしいという噂の人ですから、私は何とも思っていませんわ。さあ、風も冷たいし、そろそろ戻りましょう」
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