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日本語の中には朝鮮語(古代朝鮮語)がだいぶ入っていると思うが、古代朝鮮に関する文献資料が非常に少ないので、現代朝鮮語との類似で推測するしかなさそうである。
李寧熈(イ・ヨンヒ)が、万葉集(の中の枕詞)は古代朝鮮語でまったく別の解釈をするべきだ、という趣旨の主張をした記憶があるが、歌全体が朝鮮語だというのは無理だとしても、一部には朝鮮語が入っていて当然だろう。つまり、現代人の書く文章の中にカタカナ語(外来語)が無数に入っているのと同じである。ただ、和歌となると、外来語を入れることは少ないだろう。つまり、万葉集に朝鮮語がたくさん入っているとは思わないし、枕詞が朝鮮語だとするには、彼女の「枕詞の秘密」(まだ少ししか目を通していないが)にある枕詞の解釈はどうも歌にならないものが大半であるように思う。
しかし、古代朝鮮語の影響が日本語にあるのは確かだろう。

上記の本の中から、これは朝鮮語由来と見るのが合理的かな、と思われるものを少し挙げておく。


秋津島(アギジシム):「アギ」は子、「シム」はそのまま島の意で、「子の島」つまり、朝鮮から見て日本は子の島だという認識を、渡来人たちが持っていたということだろう。

朝(アサ):これは朝鮮も日本も同じ。

天(アメ):これも同じ。

水(ミ):「ミズ」とほぼ同じで、日本でも「み」と読む例は多い。

さざれ(ジャジャレ):小さい、細かい

白(シラ):日朝ほぼ同じ。

千(チ)

三(ミ)

やすみしし(エェシムシジ):八島を鎮めた(「大君」にかかる枕詞)

女(メ)

少女(ヲミナ)




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