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「シンジの『ほにゃらら讃歌』」から抜粋。
話の趣旨よりも、ここで使われた「デファクト」という言葉に疑問がある。この「デファクト」に、書き起こしをした人は(標準)と補足解説を入れているが、「デファクト」に「標準」の意味はあるのだろうか。
これはもともとIT用語として広まった言葉で、当初は「デファクト・スタンダード」と言ったと記憶している。パソコンのハードやソフトの標準的仕様を言ったと思うが、「基準」や「標準」を意味するのは「スタンダード」の部分だろう。「デファクト・スタンダード」が短縮されるのはいいとしても、「デファクト」が「基準」や「標準」の意味で使われているとしたら、これも新たなジャパニーズイングリッシュではないか。つまり、世界への恥さらしを追加しているのではないか。

と書いたが、以上はすべて私の疎漏な記憶で書いている。備忘のために書いているだけである。
なお、「デファクト」の意味を辞書で調べたことはないが、私は調べるより推理するほうが好きなので、推理で言うと、いや、推測で言うと、「ファクト」が「事実」であるから、「デファクト」は「事実上の」ではないかと思う。つまり、誰もそう決めたわけではないが、「先行者が市場を独占する」法則に従って、先行的な製品の仕様が、その後に続く他社製品の仕様をも決めてしまう、ということだろう。

*念のために英語辞書を引くと、「デファクト」は「defacto」で、「事実上の」の意味らしい。
facto はfactのラテン語原型かと思う。いずれにせよ、デファクトの意味についての推測は当たっていたようだ。




(以下引用)





僕はマニアやファンのことを考えて映画を作ったことは一度もないけど、庵野はちゃんと考えている。-押井守


作品を実際に作っているのは監督ではなく、スタッフです。さらに、作品の土台を経済的に支えてくれるのはファンの人たちです。ファンとスタッフは大事にしなければなりません。これがデファクト(標準)であり、当然のこと。作品を作り続けるには、両者に対して還元をしていかなければならないという考えがあります。ー庵野秀明


大事にしている基準は、ファン目線です。この連携をしたら、作品にとって広がりが出るかとか、ファンの方の喜ぶ姿が見られるのかとか、そういうことを重視しています。商売は二の次です。結局、ファンの方を中心に考えることが回り回って商売につながると思います。


製作だけでなく、宣伝や版権管理まで行うことで、ファンサービスまで自由にできる。ファンとの関係まできちんとコントロールできることが大事なのです。ー庵野秀明監督が初めて語る経営者としての10年
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