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久しぶりに、「生きるヒント」カテゴリーの記事を書いてみる。内容は、「これからの商売」である。何回くらい書いたのか、忘れたので、今後は通し番号ではなく、日付でタイトルを書く。

「人材と金融」という記事タイトルは、べつに「金融業における人材」の話の意味ではなく、別個のテーマだ。
まず、今の日本に一番「余っている」のは、「優れた人材」ではないか、というのが、ここでの問題提起の第一点で、これからの日本で成功できる可能性のある仕事として、案外金融業があるのではないか、というのが論点の第二点だ。この二つとも、世間の認識とは反対だろう。

まず、今の日本では、インターネットの発達のために、これまでのような印刷出版業、つまり「紙メディア」の衰退が甚だしい。それに伴う、書店の倒産廃業も著しい。
ということは、それらに勤めていた無数の人材が、職を失っているわけである。また、少子化に伴う学校縮小により、高等教育機関に勤めていた人たちも職を失っている。
つまり、今の日本は「無数の知的人材が、仕事を失っている」状態なのである。
逆に言えば、ここに何かのビジネスチャンスがあるのではないか、というのが私が提起している問題だ。これらの「知的人材」を活用できる(特に中高年だ。)何らかの知的ビジネスを作れたら、成功する可能性が高いように思われる。そして、それは一つの企業としてではなく、日本全体が再生する道の一つではないだろうか。

同様に、今や衰退するしかないと見られている金融業だが、案外、そこに「個人的な」成功の道があるように思う。金融業全体としては衰退するのが当然だが、単独の企業としては、金融業全体が足並み揃えて衰退しているのだから、発想を変えることで、「一人勝ち」できる可能性がある、と私は思う。それは、「預金金利を上げる」ことである。他の金融業より0.1%多いとかいう、ケチな金利ではなく、3%から5%の金利を確約した普通預金にすることだ。
そうすれば、膨大な人間が、他行からこの銀行に預金を移すだろう。
問題は、金利3~5%を生み出せるような融資先を、今の低成長時代に見つけることができるか、ということで、あらゆる金融業者が鵜の目鷹の目でそれを探して探せないのだから、私がここで書いていることは空中楼閣でしかない、と言われるだろう。
はたしてそうか。たとえば、海外の銀行などでは、金利5%を約束しているところもあるはずだ。そこに、金利3%で委託されたカネをすべて預ければ、それだけで2%の利益が確保され、預金者への3%の利子もちゃんと返せるわけである。
こんな楽な商売があるのに、やらないとしたら、そこに何かのボトルネックがあるのだろう。しかし、日本国債をマイナス金利で購入するだけ、というような今の銀行経営の馬鹿馬鹿しさを見るなら、今こそが金融業の「冒険のチャンス」であり、「一人勝ち」のチャンスなのかもしれないのである。


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