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アマゾンプライムに「天地無用第五期」が入っており、私は二期くらいまで(明確でないが)しか見ていなかったので、見てみたが、あまりのつまらなさにがっかりしてしまった。第一話の半分くらいまで、得体の知れない二人から数人くらいの人物の会話だけで、途中に第一期の主要キャラクターも出て来るが、ほとんどワンシーンだけのお愛想の登場である。まあ、第三期とか第四期を見ていない人には、まったく無意味な第一話だったわけだ。
「天地無用!」の魅力は、主要キャラの魅力に尽きる。その魅力的なキャラをほったらかしで、途中から出てきた新キャラだけが長々と画面を独占していたのでは、第一期のファンはお呼びでないわけだ。原作の梶島何とかが総監督でもあるので、第三期以降の新キャラも彼の創作なのだろうが、第一期のキャラが好きなファンには、何の魅力も無いキャラである。「天地無用!」の人気が驚くほど失速した理由もそのあたりにあるのだろう。
成功したアニメに新キャラを出すのは危険であるし、それによって古い顔なじみの登場が制限されるのは、戦略としてダメだろう。作者自身が、自分の作品のどこに魅力があったのか、理解していないのではないか。まあ、原作漫画があったとして、アニメはそれとは別にアニメ制作集団の個性と遊びでアニメ独自の魅力を生み出していたのだと思う。「神秘の世界エルハザード」の第二期と同じような失敗だ。成功した第一期のスタッフをまったく使わないで第二期を作り、駄作にしてしまい、再起不能のシリーズとなったのである。まあ、会社上層部が馬鹿だからだ。これはゲームでもよく見られる。


(追記)あさりよしとおのツィートである。別に、「天地無用」の話ではないが、脚本や演出の基本だ。

説明シーンになる度、流れが止まって、付き合わされている感が強くなる某作を観ていて気付いた事。 設定の説明は、作中人物と観客の興味や疑問が重なるように誘導されていれば、それと意識せずにスルスルと入るが、ただ説明台詞を並べても、作り手側の都合の押し付けにしかならん。 自重
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