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「じゃあ、もう一杯俺のぶんの酒を注文してくれ。別のブースに行こう」
私はMecatolを2杯注文して、バーテンダーから離れたブースまで運んだ。その席のテーブルには象の形のシェイドの付いた緑色のランプがあった。
「あれは革命前のことだ」老人は言った。「そのドワーフは北の国から来た。何て素晴らしいダンサーだったことか! いや、単にダンスが上手だったんじゃない。彼はダンスそのものだった。誰も彼の域に達することはできん。風と光と匂いと影。それらが彼の中で爆発した。あのドワーフにはそれができた。たいした見ものだった」
彼のグラスが、そのわずかに残っている歯に当たって軽い音をたてた。
「あなたは実際に彼が踊るのを見たんですね」私は尋ねた。
「見たかだって?」老人はその両手の指をテーブルの上に広げて言った。「もちろん見たさ。毎日、ここでな」
「ここで?」
「聞こえただろ? ここでさ。彼は毎日ここで踊っていた。革命前にな」









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