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・札幌の大火の前に理伊子が銀三郎のもとに奔るんだが、それをどういう手順にするか。
・岩野氏は炭鉱経営者としたので、札幌の大火と関係づけるにはどうするか。
・岩野氏の別企業として工場経営があるとする。
・その工場労働者がストライキをする場面を入れること。
・警官によるストライキ鎮圧。

・理伊子は田端兄妹のもとを一人で訪れる。そこで、銀三郎の「妻」を見て衝撃を受けるとともに、自分は彼女から銀三郎を「取り戻す」ことが可能だと考える。そこへ藤田に「承認」を与えたことを反省した銀三郎がやってきて(来る途中で警察隊によるストライキ弾圧現場を見て過ぎる)、理伊子とぶつかる。(ここまで、銀三郎中心に描写)銀三郎は理伊子を連れて、札幌の高級ホテルに行く。それとすれ違うように、藤田が田端家にやってくるが、その後(殺人場面)は描かれない。
・ホテルで一夜を過ごした銀三郎と理伊子だが、同じ夜に札幌の離れたところで大火が起こるのを目撃する。
・翌朝、岩野家に戻った理伊子を力弥が訪れ、田端兄妹の死体が焼け跡から見つかったと話す。理伊子は興奮して、それを確認するために、車で焼け跡に行く。後を馬で追う力弥。
・(工場は岩野氏とは無関係でもいい。)
・しかし、資本家や華族への群衆の憎悪の結果、「人殺し須田子爵の情婦だ」とされて理伊子は投石されて殺される。
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