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大人になっても戦争を他人事と思い、娯楽扱いの戦争フィクションを描き、戦争で金儲けをしようとする人間は、この子供の感覚を嘲笑するのだろう。馬鹿なのはもちろん、子供でも持っている、「理不尽な死」への恐怖や「生命の尊重」というまともな倫理観の欠如した戦争マニアのほうだ。
フィクションにはヒロイズムは不可欠だが、死を克服する勇気と、死をまともに見ない軽薄な態度はまったく別である。つまり、「人間は他人の死(「不幸」だったかもしれない)に平然と耐えきれるほど勇敢であるwww」(誰の言葉か忘れたし言葉も不正確だが)ということである。あくまで「他人の死」であり「他人の不幸」なのだ。
私が小説を書くのが苦手な理由のひとつは、たとえフィクションでも「他人の不幸」や「鬼畜のような人物」を描くこと自体が不愉快でたまらないからである。だが、それを避けていては小説は書けない。
唐沢よしこ
@oomeshi
去年の学芸会のとき、帰ってきた息子の元気がなかった。劇で失敗したのかな?と話を聞いてみたら、高学年の劇に戦争シーンがあって見てたらつらくなったんだそうだ。
「戦争ヤダよ。ぼく、戦争で死にたくない」
と半ベソをかいていた。ほんと、その気持ち忘れんなよ!














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