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「鬼滅の刃」は、娘に勧められてアニメの第一回だけ見たのだが、炭焼きの子供が妙な耳飾りをしていたり、妙にきれいすぎる着物を着ていたりで、真面目に見る気がせず、第一回の話の内容も特に興味を惹かれる部分が無かったので初見切りしている。

まあ、あの「耳飾り」が気になって少し調べたが、それが何かは分からない。だが、話自体は「新選組的な武闘組織が吸血鬼(鬼)狩りをする」みたいな内容のようで、それなら「敵」を刀でバッサバッサ殺しても差し支えないわけで、少年誌でもPTAから文句は出ないだろう(鬼の人権ならぬ鬼権を問題視する人はいない。まして相手は人殺し集団だから。)し、いくらでもバトル場面を出せるし、怪しげな内容でも「ファンタジーだから」で逃げられる。

最近、作者が女性だと分かったことで話題になっているが、そんなことは最初の「耳飾り」で誰でも分かると私は思っていたので、意外である。男が「時代劇」で男に耳飾りをさせるわけがない。まあ、時代劇めいた単なるファンタジーだと言っても、一応は昔の日本らしい町並みや生活を描き、刀で戦う話なのだから、時代劇だろう。

日本の若い子は新選組も軍隊も(フィクションとしては)好きだから、新選組と「鋼の錬金術師」と「進撃の巨人」と「ブリーチ」(この三作品ともほとんど見ていないが、推測はできる。)を混ぜるという作戦が見事に成功したのではないか。「鬼退治」だから「桃太郎」も入るか。
なお、女性人気が出たのは、「耳飾り」に見られるように、女性好みのファッションへのこだわりがあったことも大きいかもしれない。むしろ鬼殺し組織の隊員に(魔除け、呪い除けの)「入れ墨」必須としたほうがまだ「イケメンたちのタトゥーがお洒落」となったのではないかww 魔除けとしての入れ墨には民俗学的な根拠もあるだろう。
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