忍者ブログ
[1152]  [1151]  [1150]  [1149]  [1148]  [1147]  [1146]  [1145]  [1144]  [1143]  [1142
言いたいことはわかるが、「言語の解像度は低い」という言い方はどうなのか。「言語の表現能力は(基本的には)低い」でいいのではないか。言語、いや、あらゆる表現は、むしろそれを見る(読む)人間の受容力次第であり、言語自体の解像度というと、誰に対しても同一の効果であるように聞こえるからである。
まあ、現実はアナログ的な無限の連続性を持っているのに、言語はその一部をデジタル的に切り取ることしかできないことを「解像度が低い」と言っているのだろうが、言葉を組み合わせることで無限の色彩(ニュアンス)を表現できるのが言語という奇跡だろう。
たとえば、ランボーの「見つけたぞ、永遠を。太陽に溶けた海だ」という詩句は、言葉にできないものをまさに言葉にしたものだろう。


塩谷 舞 mai shiotani 
考え吹き出し
@ciotan
「わからない」状態のほうがよほど健全。「わかった」状態はおそらくただの慢心で、「わかってるふう」なのだろうと思う。わたしは言葉にする仕事だけれも、思考や感覚や感情にくらべて、言語の解像度は低すぎる。だから文章を暗記して書いてあることを理解しても、完全に「わかった」ことにはならない
PR
この記事にコメントする
color
name
subject
mail
url
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
プロフィール
HN:
冬山想南
性別:
非公開
P R
忍者ブログ [PR]

photo byAnghel. 
◎ Template by hanamaru.