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私は椎名高志の漫画はだいたい好きなのだが、彼の最長編の「絶対可憐チルドレン」はあまり面白いと思わない。まあ、低年齢層向けに書いている部分もあるからとは言え、何か基本的なコンセプトを間違ったままで連載をスタートさせてしまったのではないか、という気がする。
今さらではあるが、どこが間違っていたのか、少し考察してみる。

アニメの最初の数回を見るかぎり、「話が全体にちゃちいなあ」という印象を受けたのだが、それはどのあたりか、明確ではない。まあ、要するに、超能力者に起因する危機を、超能力で解決する、というのが毎回の主筋なのだが、これで長編にすると、マンネリの極致になるのではないか、ということかと思う。実際、最初の3回ほどで私は飽きたのである。しかも、最初から「超能力を制限するマシン(超能力リミッター)」の存在が明らかで、その強大化されたものを使えば超能力者は無能になり、敵との闘いに不利になるわけで、せいぜいがそのマシンを戦いの綾に使う程度しかバリエーションは考えられない。
とすれば、この手の話を作る場合は、超能力の存在を徐々に出していき、超能力という存在が持つ危険性や周囲との軋轢を細心にドラマ化していくしか長編化する方法は無いのではないか。最初から「超能力が珍しくない世界」として描いたら、読者や視聴者は「あっそう」で終わりになるように思う。そして、超能力バトルを1,2回見たら、もう飽きるだろう。実際、私はそうだった。
いくら、椎名高志的なギャグをちりばめても、本筋が真面目な性質の作品であっては、これは持たないだろう。荒唐無稽なものをドラマ化するには、視聴者の心に強く訴えるフック(ある種のリアリティ)が必要なのである。

荒唐無稽なもののドラマ化にこそ細部のリアリティが必要。
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  大盗賊(小説・脚本のテーマのメモ)     

  三船敏郎に捧ぐ

 

 

 大江戸八百八町(この話の時点ではそれほど栄えてもいないが)を騒がす大盗賊、むささび五郎衛門の正体は、表の名をルソン助佐衛門と言い、南蛮貿易で名を馳せた新興商人である。貧しい町人の息子として生まれた彼は、幼くして両親を失い、貧窮のうちに成長した。成人の後、やがて、ある商人の手代として才覚を認められ、大番頭として数年を過ごしたが、その商人が息子に代替わりする際に、暇を出され、所詮、卑しい出自の人間がこの世で生きるには、悪に身を落とすしかないと確信し、盗賊家業に踏み切ったのであった。

 封建の世にもいい所はある。それは、悪事の取り締まりが穴だらけであるところである。小心な善人として生きるなら、封建社会には自由はない。しかし、悪人として生きる覚悟さえ決めたなら、そこには無限の自由があったのである。世の法律は、善人を取り締まるものであり、法律を歯牙にもかけない悪人を取り締まることはできない。その悪人とは、社会の要求に従わない人間の謂いである。

 五郎衛門は、身の丈六尺の偉丈夫で、逞しい筋骨と俊敏な運動能力を持っていた。武芸こそ習わなかったが、体の動きが、常人より数倍速かったのである。それが彼の生まれつきの才能の一つであった。のみならず、彼には緻密な思考力と慎重な判断力があった。それが、彼の盗賊としての成功を約束した。

 盗賊家業で得た金を元手に、彼は南蛮貿易を始めた。それにも成功し、彼は江戸でも知られた大商人の一人となったが、彼は自分の本業は盗賊だと考えていた。だから、三十歳になる今日まで、妻帯せず、いつでも出奔できるような暮らしをしていたのである。

 頃は元和の時代で、徳川家が江戸幕府を立てて、まだ間が無い頃であった。日本全土にまだ豊臣の残党が残り、不穏な気配が感じられる時代である。幕府は一応は鎖国政策を取ってはいたが、まだ方針が確立せず、私貿易の商人のほとんどは大目に見られていた。十把一絡げに南蛮貿易とは言われていても、その実は東南アジアとの貿易が多く、五郎衛門は、ルソン国、つまり、いまのフィリピンとの貿易を主に行っていた。ルソン国の国王とも直に話をし、親密な間柄であった。もっとも、ルソン国の特産品といっても、麻布以外にはたいしたものは無く、南蛮貿易での収入よりは、盗賊家業での収入のほうが遥かに多かったのである。当時の日本は、アジアでは中国に続く文化国家ではあった。

 五郎衛門は、巨船に乗って東南アジアの国々へ行くことで、自由な空気を吸っていた。すべてに雁字搦めの当時の日本でほとんど唯一の自由人であった。幕府はあらゆる手段で国内秩序の維持をはかっており、諸国諸大名から庶民にいたるまで、自由にふるまえる空気はまったくなかったのである。権力とは、まず権力の維持に努めるものなのである。

 海には海賊がおり、外国の商売相手は隙あらば相手を騙そうとする人間ばかりであったが、こちらがそれを上回る力を持っている限りは、何も問題はない。戦国時代が終わり、秩序が形成された平和な世の中とは、身分が固定され、下の人間が上に行く機会を失った時代である。そうした時代に、下に生まれた人間が、少しでもより良い生活を求めることが悪であるなら、ルソン助佐衛門は悪人であることに甘んじようと思ったのである。






【衝撃】事故によって20年間も昏睡状態と思われていた男性が、実はずっと意識があった・・・

昏睡状態

16/09/01
話自体よりもそうなった時は・・・っていうタイプの後味の悪さだけど 
 
20年間昏睡状態と思われていた男性が、
実はずっと意識があったという誤診事件がありました。 
 
事故により救急搬送された男性、脳に重篤な損傷を追い、そのまま植物状態に。

しかし、事故から20年後、息子には意識があるんじゃないかと母親は考え、
脳の専門家に診てもらうと、男性は全身まひで全く動けないものの、
20年間ずっと意識があった事が分かりました。 
 
彼は最初の1ヶ月で諦め、ひたすら夢をみることだけを考えていたそうです。
20年間ずっと放置プレー地獄です。 
 
奇跡の物語として紹介されていますが、彼を診た脳専門医によると、
こうした事例は世界中で起きている可能性があるとの事。 
 
もしも、自分が事故に遭って・・・と考えるとちょっと怖い。


720 :名無し\(^o^)/2016/09/01(木) ID:4Mkxodp/+Aw.net
>>718 
その事件はむしろ『その後』のほうが後味が悪い 
 
その男性は『奇跡の人』として世界中で話題になった。 
体に麻痺は残るものの自由に体を動かせる部分もあり 
わずかながら動く右手の人差し指でキーボードを押して 
自分の過去の23年間の苦痛を訴えた。 
但し、麻痺が酷いため『スピーチセラピスト』の手を借りての応答となった。 
 
そしてある日、突然、その検証を行っていた医師が 
テストの結果、男性の文章は男性自身のものではなく 
スピーチセラピストが書いたものである可能性が高い、と言い出した。
 
検証するためのさらに厳密なテストを行いたい、と男性に告げたところ、男性は拒否した。 
 
医師は、家族の同意を得て新たなスピーチセラピストを彼につけた。 
すると、男性は意見を翻し、あっさりテストに同意した。
 
ところが、このテストの結果はすべて良い結果を出せなかった。 
 
非常に単純なテストで、セラピストを部屋から出し、男性に『ある物』を見せる。 
セラピストを部屋に戻し、彼が何をみたのか聞くように伝える。 
その『ある物』が男性はわからなかったのだ。 
 
現在もこれについては様々な推測がなされている。 
果たして彼は本当に23年間意識があったのか? 
それともスピーチセラピストによってつくられた嘘の事件なのか? 
答えは未だに出ていない。


富樫義博スレッドのコメントのひとつだが、富樫メソッド(ドラマの鉄則)を端的に言っており、小説家漫画家脚本家志望の若者はこの一言を肝に銘じるべきだろう。
漱石の「猫」の最後のあたりについて、寺田寅彦が、「最後のあたりの会話は、誰がどの科白を言っても同じような内容である」と批判しているのだが、つまり、作者の意見を登場人物に分割して言わせていたということで、下の鉄則の一例だろう。もっとも、「猫」全体の面白さは言うまでもないことで、あれは作者が「猫」を書くのに飽きていたということだ。

言うまでもなく、ここで言う「ドラマ」は演劇的ジャンル(物語性のある芸術)全体のことで、テレビドラマのことではない。



21: 2017/11/05(日) 08:07:51.36 ID:y+OY/Snea
キャラの思考で展開する漫画は面白い
作者が言いたいことキャラに言わせてる漫画は例外なくつまらん


これも大島弓子などの少女漫画にありそうな話だが、面白いことは面白い。
ただし、普通は、長い間一緒に暮らしてきた家族には性的関心は持てなくなるもので、近親相姦というのは、雪国や山村などの閉鎖空間でのみ起こりがちなものだと思う。あるいは、父親が性格破産者のロクデナシで、女なら見境が無いというケダモノの場合とか。
下の話は、姉が弟に求婚するまではそれほど性的な雰囲気は無かったようだから、マシなのではないか。だから話としてあまり不快感が無いのだろう。






    姉

    13/07/05
    俺「やっぱり、俺はここの子供じゃなかったのか……」
     
    姉「結婚しよう!」 
     
    俺「……(;゚Д゚)」
     
    姉「子供つくろう!」 
     
    俺「……(;◎Д◎)」 
     
    今までの人生で一番混乱した日だった。
    懐かしい。
     
     
    144: 名無しさん@お腹いっぱい。 2013/07/05(金) 22:47:52.00
    >>143 
    もっとkwskしてくださいお願いします


    146: 
    143 2013/07/05(金) 22:47:54.00
    kwskされたので一応。 
     
    俺、幼児の頃に事情があって養父母に引き取られたんだわ。
     
    中学生ぐらいのころまで本当に親子なんだと思ってたけど、だんだんアルバムの写真がないとか、義父母じゃない人との記憶がぼんやりあったりとか、何となく
     
    「もしかして……いやでもまさかなぁ」
     
    みたいに思ってた。 
     
    そんで大学入って20歳になったときに、思い切って聞いたところ、義父母から
     
    「自分たちの実子ではない」
     
    と明かされた。
     
    まあ上に書いたみたいに薄々感づいてたはいたんだけど、実際にそうだと分かるとやっぱりショックだった。 
     
    居間でソファーに座り込んで
     
    「やっぱりかぁ……(´Д`|||)」
     
    みたいにぼんやり・しょんぼりしてたら、入ってきた1歳半年上の姉(当然これも義理)が突然俺の顔を覗き込みながら、
     
    姉「弟ちゃん、結婚しよう!」
     
    とか言い出した。 
     
    姉「結婚したら家族だよ!子供も作ろう!」 
     
    俺、ぼーぜん。 


     
    なんでも、姉は俺が養子だって事を覚えてたらしい。んで幼いながらに
     
    「本当の事を知ったら弟(俺)がどこかへ行ってしまう」
     
    と思ってしまったとか。
     
    更にはそこから
     
    「結婚したらちゃんと家族になれる」
     
    と理論が飛躍したらしい。よーわからん。 
     
    そこから姉の猛烈アタックが開始された。俺は正直なところ違和感もあったし戸惑いもあったんだが、元々姉弟仲は良かったし、互いの事はよく分かってるしで、その内まあズルズルと…… 
     
    Fの誘惑には勝てなかったよ……
     
    いや、当時も今も好きだし愛してるが、向こうの勢いと怒涛のアプローチで薙ぎ倒された気がしなくもないんだ。 
     
    そのまま俺の就職を待って結婚して、今に至る。 
     
    子供に関しては、実は俺の種の方が不良品なんだが、まあ『出来にくい』レベルらしいので気楽にイチャイチャしてるところ。
     
     
    147: 名無しさん@お腹いっぱい。 2013/07/05(金) 22:47:55.00
    義父母の反応は?
     
     
    148: 名無しさん@お腹いっぱい。 2013/07/05(金) 22:47:56.00
    特別養子縁組じゃなかったのか、よかったな。
     
     
    149: 名無しさん@お腹いっぱい。 2013/07/05(金) 22:47:57.00
    どんな経緯で養子になったんだろうか? 
    姉嫁はいつから男として認識してたんだろか?
     
     
    150: 143 2013/07/05(金) 22:47:58.00
    おや、質問来てた。 
     
     
    >>養父母の反応 
    姉が俺に「結婚しよう!」と言った直後に、同じように養父母に宣言したので、義父は俺と揃って「(;゚Д゚)ポカーン」状態。
     
    ただ義母だけは何か察するところがあったのか、
     
    「それもいいんじゃない?」
     
    って感じだった。 
     
     
    >>特別養子縁組 
    コレに関してはたしかによかった。ただまあ、そういう『解消できてしまう養子関係』だったから、嫁(姉)が暴走した気がせんでもない。
    その場合は、ごく普通に姉弟やってた……かなぁ?今となっては無意味なif話だけど。 
     
     
    >>どんな経緯 
    これに関しては、『あまり愉快な話でもない』と言うことで聞かなかった。知りたければ話す、とは言われたんだけど、俺の方が別にいいかなと思ったので。 
    ちなみに実母は死亡、実父は存命。養父母の親戚筋の人らしい。会ったことないし会うつもりもないけど。
     
     
    >>姉嫁はいつから男として認識してたんだろか 
    聞いてもはぐらかされるばっかりなのでよく分からん。ただ、小学校の高学年になる前後くらいまでどこに行くにもいっしょに居たから、もしかしたらその辺りから、なのか???嫁本人にもよくわかってないのかも知らん。 
     
     
    こんなとこかなー。
     
     
    151: 名無しさん@お腹いっぱい。 2013/07/05(金) 22:47:59.00
    なろほど。 
    姉はずっと彼氏作らずにブラコンだったんかな?
     
     
    152: 名無しさん@お腹いっぱい。 2013/07/05(金) 22:48:00.00
    >>150 
    なんか羨ましくてほんわかした。
     
     
    154: 名無しさん@お腹いっぱい。 2013/07/05(金) 22:48:02.00
    > Fの誘惑には勝てなかったよ…… 
     
    ここkwsk!
     
     
    155: 143 2013/07/05(金) 22:48:03.00
    あんまり人もいないし、質問があれば答えようと思うんだけど、どうなんだろうか。だらだらウザイかな。もしそうなら言っとくれ。 
    まあとりあえず。 
     
     
    >>彼氏 
    彼氏のような、そうでないような人は居たっぽい。弟的視点なので曖昧だけど、そもそもブラコンではなかった……と思う。 
    服を買うときに弟をつき合わせてどっちが良いかを聞く(結局俺の意見は反映されない)のはブラコン……か? 
     
     
    >>Fの誘惑に勝てなかった話 
    いわゆる「当ててんのよ」とか、家の中だけど『肌着なしでタンクトップ攻撃』とか、「新しいブラ買った」つって写メ送ってきたりとか、とか。 
     
    ちなみそれまでロングヘアでちょっと色入れてた髪を、黒のポニテにされた時は破壊力あったわ。
     
    「だってこっちの方が好みでしょ」
     
    ってな具合に。
     
    このような卑劣な波状攻撃により、俺は陥落してしまったのであったとさ。
     
     
    157: 名無しさん@お腹いっぱい。 2013/07/05(金) 22:48:05.00
    黒髪ポニテとは実に卑劣すぎる
     
     
    158: 名無しさん@お腹いっぱい。 2013/07/05(金) 22:48:06.00
    近所の目や友人の反応も気になるわ。 
    好奇の目だっただろうね。
     
     
    159: 名無しさん@お腹いっぱい。 2013/07/05(金) 22:48:07.00
    その卑劣な波状攻撃は「結婚しよう!」宣言の前には、まったくやってくることはなかった?
     
     
    167: 143 2013/07/05(金) 22:48:15.00
    >>卑劣な波状攻撃 
    台所で洗い物してる=後ろから抱き着いてきてむにょん。
     
    部屋でゲームしてる=同じような抱きつき攻撃、無視してると首筋を・・・。 
     
    買い物に行こうぜと誘われる=一緒に家から出ず、時間指定の待ち合わせでデートっぽい流れに。そして姉は美容院に行って髪セットしてくるわ、普段しないようなオシャレするわで普段とのギャップ攻撃。 
    ちなみに黒髪ポニテはこの時に発動された必殺攻撃で、効果はバツグンだったもよう。流石に永年姉弟だっただけの事はあり、俺の好みを的確に抑えた攻撃でした。 
     
    でも俺がバイト絡みでちょっとやらかして凹んでる時は、何も言わずに優しくハグしてきたりとかな! 
    リビドー+情を絡めたアタックに、1年もたず陥落しました。ハイ。 
     
     
    >>近所の目、友人の反応 
    あんまりご近所付き合いとかは無かったから、これはそんなに感じなかったなぁ。結婚する時は就職絡みで実家出てたしね。
     
    俺の友人の反応は
     
    「そんなの本当にあるのか」
     
     
    「もげろ!」
     
    が半々。
     
    親しい奴らからは
     
    「ちゃんと夫婦になれるのか?」
     
    って心配された。
     
    浅い付き合いの連中は、そもそも姉がいるとは知らんからな。単純に結婚するよー、で終わり。 
    姉の友人達は、どうだろう。結婚決まってから紹介されたときに、面白がられていた気はする。
     
     
    >>結婚宣言前 
    まあ、仲のいい姉弟レベルだったと思うよ。 
    休日に二人で買い物行ったり、互いの部屋で漫画読んだりゲームしたりはあったけど、別に過剰なボディタッチとかなかったし。というか、この波状攻撃は完全に俺を『落とす』ためのものだったからなぁ。本格的に恋人チックな関係に移行したら、ここまであからさまなのは無くなったからな。
     
    まあそれでもたまにはして来るし、特に俺の機嫌を取りたいときとか記念日辺りでは決まって仕掛けてくるという、ズルくてあざと可愛い嫁ですわ。








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