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「ドラゴンクエストユアストーリー」の大失敗は、この「思い込み」にあったと思う。
自分が「これで行ける」と思い込んだ時が、失敗の境目だということだ。
第二次大戦での軍部の無数の失敗もそれだろう。
身近に強い「批判者」がいないことが失敗の原因になる。

(以下引用)


 山崎貴総監督は、「国民的ゲームであり、ユーザーの多いビッグヒット作。ゲームの代表の一つで、誰でも知っている大きな存在」と「ドラクエ」に対する印象を語る。3DCGで劇場版アニメ化する話を聞いたとき、はじめは「ゲームと映画は相性が良くない」と即答で断ったという。「ゲームは体感時間が長くてインタラクティブだけど、映画は一方通行だし尺が限られている。ゲームの映画化でうまくいった試しがないでしょう、と言いました」と打ち明ける。

 加えて、大人気ゲームが原案ゆえのプレッシャーもあった。また、「なによりCG映画はすごく時間がかかる。2~3年は何人かの人生を削らないと作れないんです。果たしてそれでいいのか自問自答しました。そもそも、ゲームの映画化に懐疑的な自分がいて、そこにたくさんの人たちが関わる。そんな中で映画化に舵(かじ)を切っていいのか、悩みました。作らなければならない物量がすごく多い作品なので、スタッフはかなり疲弊します。関わる人たちの数年間を背負うだけの作品を作れるか分からなかったので、怖いな、とも思いました」と葛藤を明かす。

 だが、劇場版アニメの成否をも左右するような、ラストシーンのあるアイデアを「思いついてしまった」と山崎総監督。そこで初めて「映画にする意味」も見えたといい、「同時に、キャラクターの開発を始めました。で、作るならどういう世界観かと試しているうちに、だんだん情が湧いてきてしまい(笑い)、『これならやれるかもしれない、いや、やりたい』となった」と経緯を語る。

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これも一連の「ホームレス殺人事件」への追加メモ。
出来事自体はキューブリックの「時計仕掛けのオレンジ」冒頭の一エピソードみたいな話なのだが、下の記事だとそれに女性も参加していた(観客だったのか)ようなところが新情報。

(以下「岐阜新聞」より転載)

ホームレス殺害、過去にも投石 「男女10人で」供述 

2020年04月26日 08:44

送検のため少年を乗せて岐阜北署を出る車両=25日午前8時47分

送検のため少年を乗せて岐阜北署を出る車両=25日午前8時47分

 岐阜市寺田の路上で3月25日、ホームレスとみられる無職渡邉哲哉さん=当時(81)=が倒れているのが見つかり、その後死亡した事件で、殺人などの疑いで逮捕された19歳の少年5人のうちの一部が、事件以前にも渡邉さんや、橋の下で渡辺さんと一緒に暮らしていた女性(68)への投石に関与していた趣旨の供述をしていることが25日、捜査関係者への取材で分かった。

 渡邉さんらは、事件前の3月中旬から4回ほど石を投げられる被害に遭い、岐阜北署に相談していた。

 捜査関係者によると、過去の複数回の投石には、少年5人を含む男女10人ほどが関わっていた。逮捕された5人は朝日大硬式野球部の元部員や現役部員らで、男女は野球を通じた友人だったとみられる。県警は、逮捕した5人以外の少年らの暴行容疑についても今後調べる方針。

 県警によると、5人は3月25日未明、岐阜市河渡の河渡橋の下にいた渡邉さんらに石を投げ、うち安八郡安八町の会社員(19)ら3人が逃げる渡邉さんを同市寺田の路上まで追い掛け、暴行を加えた。死因は頭を強打されたことによる脳挫傷と急性硬膜下血腫だった。

 県警は25日、3人を殺人容疑で、残る2人を傷害致死容疑で、岐阜地検に送検した。

まあ、フィクションを作るのに現実に拘る必要は無いのだが、普通人の想像力というのは案外限定されているので「事実は小説よりも奇なり」という言葉がだいたい正しいことになる。
前回書いた記事の参考になる記事というわけではないが、「死んだホームレスの帰りを待つ野良猫たち」というシーンも良さそうなので、転載しておく。
この二十年以上ホームレス生活を送ってきた女性の人生というのも興味深い。渡辺さんとの交流が副エピソードとして使えそうだ。また亡くなった渡辺さんは仏教に深い関心を持っていたようで、野良猫への慈悲の気持ちに通じるものがある。野良猫に石を投げ、渡辺さんを殺した大学生たちの悪魔的な非人間性と対照的である。

渡辺さんの「夢」(仏教的天国的世界)の話なども、「どですかでん」のホームレス親子の「家」の夢と同じように、エピソードにできそうだ。

(以下引用)

「猫たちが帰り待っている」共に生活した女性語る 岐阜ホームレス殺人

4/27(月) 10:21配信

毎日新聞

 岐阜市寺田の路上で3月下旬、住所不定、無職、渡辺哲哉さん(当時81歳)が倒れているのが見つかり、後に死亡した事件は23日、県内の少年5人が渡辺さんへの殺人や傷害致死容疑で県警に逮捕される展開となった。渡辺さんと共に20年以上路上生活を送ってきた女性(68)は毎日新聞の取材に「容疑者が逮捕されても、渡辺さんは帰ってこない」と、命の尊厳をないがしろにするかのような犯行に、怒りをあらわにした。

 女性によると、渡辺さんは天候が悪い時でも一生懸命空き缶を拾って働く一方、図書館に通って仏教の勉強をしていたという。「勉強したことを、私にも教えてくれた」と振り返る。

 また、渡辺さんは20年前から捨て猫の世話を続けており、「猫がいるから、渡辺さんはこの場所で生活を続けていた」という。猫たちも、自転車の音で渡辺さんの帰りに気付くような仕草をみせていたといい、「猫たちは今も、渡辺さんの帰りを待っている」と悔やむ。

 捜査関係者などによると、逮捕された少年は野球を通じて知り合い、5人を含む男女約10人のグループが、事件前も複数回、渡辺さんらに投石などの暴行を加えていたとみられる。女性は「(事件後も)渡辺さんの夢を見て、眠れない日々が続いた。命は一つ。毎日毎日、なぜこうなったんだろうと考えている」と話した。【横田伸治、熊谷佐和子】

例の朝日大学硬式野球部の五人が石を投げてホームレスを殺した事件だが、下のあらましを読むと、そのままシナリオの梗概にできそうである。

1:ホームレスが野良猫と仲良くなる。
2:二人が遊ぶ描写
3:猫の怪我と、犯人の大学生たちとのもめごと
4:殺害場面。死体に近寄り、顔をこすりつける猫。雨が降る。



3: 名無しさん 2020/04/26(日) 04:15:32.35 ID:zKnN5fzdd
【岐阜】ホームレス男性殺害、朝日大学硬式野球部員ら5人を逮捕 ★2

842不要不急の名無しさん2020/04/25(土) 23:20:46.12ID:MsnM0ONr0


これまでのまとめ

ホームレスの男性が世話していた猫たちがひどいけがをしていて
それを不審に思った男性が警戒していたら猫に石をぶつけていた男たちを発見
そんなひどいことしないでくれと男性が訴えるも男たちは逆上

今度は猫ではなくホームレスの男性に投石するようになる
そのうちの一人が学生証を落としたらしく男性は警察に届け相談した
警察が大学に学生証を照会したことでホームレス男性への怒りが増大

激怒した学生は「きょうこそ許さんぞ」と言って渡邉さんに石を投げたりライトをあてたりし
投石しながら執拗に追いかけ殺害した
保立道久という学者は何となく敬遠していたが、下の論は面白い。
つまり、私流に補うと、推古朝では蘇我氏こそが実質的王家(天皇という呼称は天武以降のようだ)で、それを斉明天智天武の母子で政権を簒奪した、ということだろうか。斉明女帝を前面に押し出した「大化の改新」論は珍しい。

(以下引用)

保立道久
@zxd01342
酒船石は導水遺構の出発点だろう。全体としては、飛鳥は日本の故郷ではなく、百済の雰囲気にみちた場であり、そこを斉明が乗っ取って天智・天武を従える「母子王朝」を作ったというのが私見の見通し。『私の天皇論』(東京堂出版)に論文を書きました。
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