【AFP=時事】ドイツ南東部バイエルン(Bavaria)州のホテルの部屋で先週末、ドイツ人3人が矢に射抜かれて死亡しているのが見つかった。警察当局は13日、さらに女性2人の遺体も発見したと発表した。
最初に見つかった3人は、10日にパッサウ(Passau)のホテルに到着。それぞれ国内の別の場所から来て、その中の一人の女性が朝食なしで3泊すると予約していたという。荷物を持たずにホテルに来た3人はチェックインし、外は雨が降る中、ソフトドリンクと水が入ったグラスを手に2階の客室に入った。
ホテルの従業員が11日正午(日本時間午後7時)ごろ、部屋で3人の遺体を見つけた。地元メディアによると、男性(53)と女性(33)はベッドで手を握り合い、頭と胸に矢が刺さった状態で死んでいた。もう一人の女性(30)は胸に矢が刺さった状態で床に倒れていた。遺体のそばにクロスボウ(洋弓銃)2丁があり、後にかばんの中からもう1丁が発見された。
警察は13日、ドイツのほぼ反対側に位置しホテルから約660キロ離れた北西部ニーダーザクセン(Lower Saxony)州ウィッテンゲン(Wittingen)で、女性2人の遺体を発見したと発表した。
パッサウのホテルで発見された女性の一人の自宅がウィッテンゲンにあり、警察が捜索したところ2人の遺体が見つかったという。警察は、2人はクロスボウで殺害されていなかったと発表。「犯行方法は比較できない」と述べた。科学捜査官が手掛りを求めて女性2人の殺害現場を調査している。
【翻訳編集】AFPBB News