まあ、もっと複雑な事件の可能性もあると思う。
まあ、私の予測の「カルト組織が背後にある」というのは当たったと言えるかもしれないが、実はそれは、別の犯人、もっと大物が背後にいるという予想である。
矢で射られた男性は中世セックスカルト主宰か ドイツの5遺体発見
ドイツ南東部のホテルでクロスボウ(洋弓銃)で撃たれた男女3人の遺体が見つかり、うち1人の650キロ離れた自宅でさらに女性2人の遺体が発見された事件で、5人の中で唯一の男性は中世ヨーロッパの民間伝承に基づくカルト団体を主宰し、周囲の女性を奴隷のように扱っていたと、複数のドイツメディアが15日までに報じた。
男女3人の遺体は11日、バイエルン州パッサウ近郊のホテルの部屋で掃除係が発見した。ダブルサイズのベッドの上で男女1人ずつが手をつないだ状態で横たわり、ベッドわきの床の上で女性1人が倒れていたという。
部屋からは、ベッド上で発見された男女のものとみられる2通の遺書が見つかった。
捜査当局は、男性をトーステン・Wさん(53)、ベッドで見つかった女性はケルスティン・Eさん(33)、床で発見された女性はファリナ・Cさん(30)と発表した。
3人は10日夕方、3泊の予定でチェックインし、朝食は頼まなかったという。
警察は、床で発見された女性がベッド上の男女をクロスボウで撃ち、その後自殺したとみて、「嘱託殺人と自殺」事案として捜査を進めている。
13日には、パッサウから北に約650キロ離れた町ヴィッティンゲンのアパートの部屋で、女性2人の遺体が発見された。
当局によると、このアパートはファリナ・Cさんの自宅で、遺体で見つかった2人のうちの1人は、彼女のパートナーであるゲルトルート・Cさん(35)と発表された。もう1人は19歳としたが、名前は公表していない。
死因はまだ明らかになっていないが、クロスボウは関係していないという。
ドイツのメディアによると、今回発見された5人の中で唯一の男性は、カルト団体の指導者のごとく身体的暴力や心理的操作を使って、遺体で発見された女性4人を支配していたという。
テレビ局RTLは「捜査員たちは、5人は全員、中世を愛好する一種のセックスサークルのメンバーだとみている。男性はサークルのグル(導師)だった可能性がある」と報じた。
一方、ビルト紙は「男性は主人のようにふるまい、支配していた何人かの女性たちと関係をもっていた」ようだと伝えた。
RTLはまた、遺体で発見された19歳の女性は自分たちの娘、カリナ・Uさんではないかと話す夫妻を取材。夫妻によると、娘は今回発見された男性に何年も前から強く影響を受け、連絡が取れなくなっていたという。
不自由なく暮らしていた娘は、格闘技の授業を通して男性と知り合うと、すぐに魅惑され、気分が落ち込むこともあったという。娘は髪の毛を黒く染め、家を出て行ったと話した。