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時間と暇はあるし、小説(あるいは脚本)を書きたい気持ちはあるのだが、「何を書きたい」という積極的な気持ち(あるいはアイデア)が無い。昔は、RPG的な小説を書きたいと思って、書いて面白かったのだが、今でもその手の作品が面白いかどうかは分からない。
まあ、自分の場合は小説を書くことは、書いている間「別の世界」を生きることだから、現在の状態に満足してしまうと、わざわざ別の世界に逃避する必要は無いわけだ。調べものが必要な面倒くさい小説や難しい小説は書いていても楽しくないし。
それでいて、些細な問題を考察すること自体は好きなのである。
やはり、RPG的な「お気楽な世界」を舞台にした「なろう小説」みたいなのを書いているのが分相応か。
で、以前に書いて途中でやめた「グインサーガ」の二次創作みたいな作品があるが、あれを書いていて書きやすかったのは、「グイン(私の小説ではグエン)の豹頭の謎」というのが最初から話のメインストリームにあったからではないか、と思う。
前半の主な脇役である女のキャラもわりと好きだったし、ふたりの子供のキャラもわりと好きだった。つまり、自分が書いている作品のキャラが好ましければ、「創作エンジン」になるわけだろう。これは、漫画家なども同じではないか。
で、作者や読者が好きになれるキャラクターはどういう条件があるか。

1:基本的に善良である。
2:美貌か、超人的な能力がある。

の2点ではないか。
そのほかに、

3:作中の「笑わせ役」。

も、好まれるかと思う。つまり、その存在によって作品の中の笑いが生まれるキャラだ。シェークスピアの劇にはたいていそういう人物がいる。もっとも、たとえばフォルスタッフを観客が好むというより、彼が生み出す笑いを好むだけだろう。こういう存在は一部の層からはむしろ「邪魔者」「不愉快な存在」と思われることもある。たとえば「瀬戸の花嫁」の「猿」などは、私にはそういう存在だった。サンやルナがボケやドジで作る笑いは楽しいが、「猿」の言動による笑いは、あまり楽しくない。つまり、嫌いなキャラの言動で笑わされること自体が不快なのである。フォルスタッフや「猿」は、「善良ではない」という共通点がある。




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