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別に米沢穂信(名前の読み方も知らない。「ほのぶ?」)のファンではないが、「氷菓」のアニメは部分的に面白かった。(学園祭のところ)
で、これ(下のツィート)を転載したのは、「推理小説と何かの融合」みたいな、ふたつのジャンルの融合はまだまだ開拓の余地があるのではないか、ということだ。特に、時代物だと、「科学性」が要求されないから、かえって面白いのではないか。まあ、「捕物帳」などがその類ではある。SFと推理小説の融合はA・C・クラークがやっている。
昨日、江戸川乱歩の「孤島の鬼」を読了したのだが、怪奇小説と推理小説の融合具合が面白かった。推理部分のネタもしっかりしていたが、奇形者を題材にしている点で、現代では書くことが不可能な作品だろう。誰か、漫画化しないものだろうか。映画化は無理だろう。
「魔術師」も非常に面白く、私が前から考えていた「文代夫人=黒蜥蜴」という話を誰かに書いてもらいたいものだ。当然、文代夫人は養父(魔術師)や悪党仲間の性的玩弄物となっていたという描写を入れる。で、明智小五郎と結婚後、欲求不満から小林少年と関係を持ったりするが、それに飽き足らず、怪盗黒蜥蜴となるのである。かなりなエロ作品になると思う。こちらは実写映画化も可能ではあるが、エロシーンは「暗示」だけになるだろう。そのほうがエロだ。

(以下引用)

米澤穂信さんが『黒牢城』で直木賞受賞されたと、今テレビのニュースで知ったところです。おめでとうございます。推理小説と歴史小説の鮮やかな合体、抑制され昇華された感動の深さを畏敬いたします。いっそうのご健筆を願ってやみません。
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