少なくとも、舞台が10世紀前後の西洋中世なら、銃や高度な機械が出てくるのは索然とした気持ちになる。中世が舞台なら「剣と魔法」で十分であり、科学や近代の産物を入れてはならない。
私の場合は中世的舞台のアニメやRPGに眼鏡キャラが出てきただけでウンザリする。むしろ、近眼であるための不利を何かの方法で克服した剣士が出てきたら燃える展開になるのではないか。安易に眼鏡キャラを出すのはやめてほしい。日本の時代劇でも眼鏡キャラの剣豪というのは、たとえ名作の「サムライチャンプルー」でも、私は嫌だった。眼鏡そのものは江戸時代にはあったと思うが、それを付けた剣豪というのは存在しなかったと思う。つまり、眼鏡を着用して激しい動きをするのは不可能だったはずだ。
もちろん、スチームパンク程度の「近代初期、あるいは近代直前の科学」というものの魅力は分かるが、それとチャンバラは別だという話である。
(以下芦部拓のツィートを引用)
時代劇の舞台は想像上の江戸時代、一種の異世界だったというのはまさにそうで、現実の江戸を知る三田村鳶魚なんかにはメチャクチャ腹立たしいものだったのは、『大衆文芸評判記』に明らか。だから僕なんかが疑似西洋中世風ファンタジーにコレジャナイ感を抱くのも、単なる頑迷固陋という気もするのです twitter.com/Parfum772/stat…
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