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この「五角形のオーディオルーム」というのは発想が理系的で面白い。確かに、素人考えでも、壁と壁が平行に向かい合っていると反射した音同士の音波の干渉があって音が濁るだろうと理解できる。つまり、この場合は六角形でもだめだ、ということだ。ただ、それなら、壁自体が地面に垂直なのも本当はダメだ、となるのではないか。つまり、すり鉢状の部屋が最適なのではないか、という気もする。



  1. 建物を上から見て五角形にしたのは、壁全部の壁を平行にしないためで、音響的な意味がある。壁を平行にすると共鳴が発生するので、音が濁るのだ。天井も確か斜めにしていたと思う。

  2. 長岡鉄男氏のオーディオビジュアルルーム「方舟」は全体がオーディオのために設計された5角形の建物。何故方舟かというと、氏が住んでいた埼玉の某所は地盤が砂地で弱く、30メートルの杭を打たないと岩盤に到達せず、莫大な費用がかかるので、家全体が砂地に浮かぶ船の構造にしたため。





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