忍者ブログ
[851]  [850]  [849]  [848]  [847]  [846]  [845]  [844]  [843]  [842]  [841
適当にコピーしたので全部は入っていない。これらから、たとえば「ペツ」はアイヌ語で「川」、「シリ」は「島」の意味だと分かる。
一番興味深いのは、「カムイ」が「神」であることで、白土三平もそこに興味を持って「カムイ伝」というタイトルの漫画を描いたのだろう。標準的な日本語の「神」は、「上(かみ)」から来ていると私は考えているが、アイヌ語の「カムイ」との関係はあるのか、偶然なのか。




地名アイヌ語意味
長都(おさつ) オサット 川尻の乾いたところ
長流川(おさるがわ) オサルンペツ 河口にアシ原のある川
長万部(おしゃまんべ) オシャマンペ カレイの居るところ
忍路(おしょろ) オショロ 尻をついたような形の湾
尾岱沼(おだいとう) オタエト 砂の岬
大楽毛(おたのしけ) オタノシケ 砂浜の中央
小樽(おたる) オタルナイ 砂だらけの川
落石(おちいし) オクチシ 山の鞍部
音威子府(おといねっぷ) オトイネプ 川口の汚れているところ
落部(おとしべ) オテシウンペツ 川尻にやなのある川
音更(おとふけ) オトプケ 髪の毛
乙部(おとべ) オトペ 川尻に沼地のある地
鬼志別(おにしべつ) オニウシぺツ 川口に木の多くある川
オヌプナイ オヌプウンナイ 川尻に原野のある川
帯広(おびひろ) オペレペレケプ 川尻がいくつにも裂けているところ
小平(おびら) オビラウシュペッ 川口に崖のあるところ
雄冬(おふゆ) ウフイプ 燃えているもの
尾幌(おぼろ) オポロベツ 河口の大きい川
生振(おやふる) オヤフル つぎの岡
温根沼(おんねとう) オンネトウ 大沼
オンネトー湖 オンネトー 大沼
温根別(おんねべつ) オンネペッ 年老いた川
温根湯(おんねゆ) オンネユ 年老いた温泉
音別(おんべつ) オンペツ・ウェンペツ 水の悪い川
貝取潤(かいとりま) カイエウトル 岸壁が折れたようになっているところ
神楽(かぐら) ヘッチエウシ・ヘイチェウシ 神楽岡
川汲(かっくみ) カックニ カッコウのいる木
上磯(かみいそ) カムイリ 神瀑、美しい岩
上川(かみかわ) ペニウングルコタン 上の人の村
上ノ湖(かみのこ) ペンケトウ
上湧別(かみゆうべつ) ユウペット 滑らかな水の湧くところ
神居(かむい) カムイ
神居古潭 カムイコタン 神のいます所、神聖な里
神威(かもい) カムイヌプリ 神山
神恵内(かもえない) カムイナイ 美しく神秘的な沢
北見(きたみ)市 ヌプゥシケシ 野の端
喜茂別(きもべつ) キモーペツ 奥の方の川、山間の川
釧路(くしろ) クスリ・クシュル・クッチャロ 温泉・通路・のど
屈斜路(くっしゃろ) クッチャロ クチョロ川? のど、湖水の流出口
倶多楽(くたら) クッタラ イタドリの多いところ
倶知安(くっちゃん) クチャウンナイ 猟人の小屋のある沢
久遠(くどお) クンルル 危険な道
黒松内(くろまつない) クロマツナイ 和人の女の多くいる沢
国縫(くんぬい) クンネナイ・クネンプ 黒い沢・黒いところ
訓子府(くんねっぷ) クンネップ・クンネプ 黒いところ、湿地が多く川の水が黒い
剣淵(けんぶち) ケネニペツ ハンノキの川
声問(こえとい) コイドェイ 波が崩すところ
古潭(こたん) コタン
小沼(クッチャロ湖) クッチャロ
コムケ湖 コムケト 曲がっている沼
昆布(こんぶ) コンポヌプリ こぶ山
咲来(さっくる) サクル 夏路
札幌(さっぽろ) サットポロ 乾燥した広大な地
様似(さまに) エサマニ カワウソのいるところ
猿払(さるふつ) サロプト アシの生えた河口
沙留(さるる) サロロ アシのなかにある川
サロベツ サルオペツ アシの多い川
佐呂間(さろま) サラオマペツ カヤのあるところの川
砂原(さわら) サラ やや広い砂州(洲?)
鹿ノ谷(しかのたに) ユックルペシペ 沿って下る鹿の道
色丹(しこたん) シコタン 大いなる村、最良の村
支笏(しこつ) シコツ 大きな谷、穴
静内(しずない) シュトナイ・シフッチナイ ブドウのある沢・祖母の沢、先祖の沢
標茶(しべちゃ) シプッチャ 大川端の丘陵
士別(しべつ) シプペ 大いなる川
標津(しべつ) シベツ サケのいるところ、大いなる川
士幌(しほろ) シホロ・シホルカペツ 広大な土地・本流の後戻りする川
島牧(しままき) シュマコマキ 背後に岩のある
島松(しままつ) シュマオマプ 石のあるところ
清水(しみず) ペケレペツ 清き流れ
占冠(しむかっぷ) シュムカプ・シモカプ 白樺の群生した所・清流
下川(しもかわ) パンケヌカナン 下の川、下の沢
下頓別(しもとんべつ) トウンペツ 沼に行く川
舎熊(しゃぐま) イサッケクマ 魚干すさお
積丹(しゃこたん) シャックコタン 魚の場所
斜里(しゃり) サルイ・シャリ アシの生えているところ・湿った沢
朱鞠内(しゅまりない) シュマリナイ 石の多い高い川
白老(しらおい) シラウオイ・シララオイ アブのおおいところ・湖のあるところ
知内(しりうち) チリウシ・チルシ 鳥のいるところ
尻岸内(しりきしない) シリキシラリナイ 岸壁に形像があるところ
尻羽岬(しりはみさき) シリパ 大地の端
後志(しりべし) シリペツ 大きい川
尻別(しりべつ) シリペツ 大きい川
知人(しれと) シリエト 大地の鼻
知床(しれとこ) シリエトク・シレカンライ 大地の頭の突端・国土の先
新得(しんとく) シントク・シントコ 清水の流れ・山の肩、漆器を作る所
寿都(すっつ) スプキペツ・シュツ 川の名・山の麓
砂川(すながわ) オタシナイ 砂、大きい、川
瀬棚(せたな) セタルペシュペナイ 犬の路の川・沢
層雲峡(そううんきょう) ソーウンペツ 滝の多い沢
壮瞥(そうべつ) ソーペツ 滝の川
空知(そらち) ソラプチ 滝がかかる
大樹(たいき) タイキウシ ノミの多いところ
高ボッチ ボッチ 巨大な高原
滝川(たきかわ) ソラプチペツ 滝の下る川
竹浦(たけうら) シキウ アシ
立待(たちまち)岬 ピウシ 魚が来るのを待つ
多度志(たどし) タトウシナイ カバの木の多い沢
多寄(たよる) タイオロオマペツ 森の中にある川
端野(たんの) ヌプンケン 野の端
近文(ちかぶみ) チカプニ 鳥のいる木
チキウ岬 チケプ 断崖
築別(ちくべつ) チュクベツ 秋川
チセヌプリ チセヌプリ 家の屋根のかたちをした山
秩父別(ちっぷべつ) チックシベツ 泥炭地
千歳(ちとせ) シコツ 大きな窪地
忠別(ちゅうべつ) チュプペツ 東川
忠類(ちゅうるいぺつ) チュウルイペツ 波の立つ沼川
知利別(ちりべつ) チリベツ 鳥のいる川
対雁(ついしかり) トイシカラ 回流沼
津別(つべつ) ツペツ 2本の川
手稲(ていね) テイネイ 山霧多く湿潤
天売(てうり) テウレ
天塩(てしお) テシウ やな
弟子屈(てしかが) テシュカガ 岩の上
手宮(てみや) テムムンヤ 海藻の寄る岸
問寒別(といかんべつ) トイカムペツ 土のかさぶる川
戸井(とい) トイ
濤沸(とうふつ)湖 トープツ 沼の口
当別(とうべつ) トーペツ 沼川
当麻(とうま) トウオマ 沼、湿地のあるところ
塘路(とうろ) トーオロ 湖沼のあるところ
徳舜別(とくしゅんべつ) トクシシウンベツ アメマスのいる川
常呂(ところ) トーコロ 沼、湖水のあるところ
トッカリ崎 トッカリ アザラシの地方称
トッカリショ岬 トッカリショ アザラシの岩
徳富(とっぷ)川 トク 小山
椴法華(とどほっけ) トゥーポケ 岬の陰
利根(とね) トンナイ 巨渓、大河
十弗(とふつ) トプツ 沼の口
苫小牧(とまこまい) トーマコマナイ 沼の後ろにある川
苫前(とままえ) トマオマイ エゾエンゴサクの花の多い地
泊(とまり) ヘモイトマリ サケが湾にはいる港
トムラウシ トンラウシ 水あかが多くあるところ
豊頃(とよころ) トヨコロ 無人
豊富(とよとみ) エベコロベツ 食糧の豊富にある川
豊似(とよに)川 トヨイペツ 土川
豊似(とよに)岳 トエニヌプリ 豊富な木のある山
豊平(とよひら) トイピラペット 川の水がその岸を切り崩す
頓別(とんべつ) トウンペツ 湖のある川
中標津(なかしべつ) シベツ サケの多くいるところ
中頓別(なかとんべつ) トウウンペツ 沼からでる川
長沼(ながぬま) タンネトー 長い沼
長和(ながわ) オサルウスンぺツ 川口にアシ原がある川
名取(なとり) ヌクトリ 湿地
七飯(ななえ) ナムナイ・ヌアンナイ 冷たい川・豊かなる谷
南幌(なんぽろ) ポロモイ 大平原
新冠(にいかっぷ) ニカプ オヒョウの皮
西興部(にしおこっぺ) オウコットペ 川尻の合流するところ
西帯広(にしおびひろ) フシコペツ 古い川
西ヌプカウシヌプリ ヌプカウシ 原野にある山
ニセイカウシュッペ山 ニセイカウスペ 峡谷の上にあるもの
ニセコアンヌプリ ニセイコアンヌプリ 峡谷によりかかる山
根室(ねむろ) ニムオロ・ネモロ 樹木が繁茂するところ
野花南(のかなん) ノカナン 仕掛け弓の糸を置くところ
野付(のつけ) ノッケウ あごの岬
沼前(のなまい) ノナオマイ ウニの多いところ
野辺地(のへじ) ノンベチ 野なかを流れる清い川
登別(のぼりべつ) ヌプルペツ 色の濃い川、濁れる川
萩野(はぎの) シリエトク 大地の頭の突端
函館(はこだて) ウスケシ 湾の端
抜海(ばっかい)岬 パクカイ 丘の上に大岩がある
発寒(はっさむ) ハチャム 桜鳥が多い
花咲(はなさき) ポロノツ 大きな岬
羽幌(はぼろ) ハポロペツ・ハプル 流失広大な川・柔らかな
浜頓別(はまとんべつ) トーウンペツ 沼から出る川
浜中(はまなか) オタノシケ 砂浜の真ん中
浜益(はまます) アマムシュケ・マシュキニ 米を炊く・ニシンの多い所
早来(はやきた) ハイキト・サクルペシペ アサ、カヤのある沼・夏超るいく沢道
張碓(はりうす) ハルウシ 食糧の多いところ
パンケトウ パンケトー 下の湖
花畔(ばんなぐろ) パナウングル 川下の人
美瑛(びえい) ピイエペツ 油の川、濁った川
東鷹栖(ひがしたかす) チカップニ 大鳥の巣があるところ
東ヌプカウシ山 ヌプカウシ 原野のある山
東藻琴(ひがしもこと) モコト・モユト 小さな沼・眠っている沼
比布(ぴっぷ) ピピ 石が多いところ
美唄(びばい) ピパオイ カラスガイの多いところ
美深(びぶか) ピウカ 石が多い
美幌(びほろ) ピポロ 水多く大いなるところ
平取(びらとり) ピラウトルイ 崖の間
風連(ふうれん) フレペツ 赤い川
深川(ふかがわ) ナエ 谷川
福島(ふくしま) オリカナイ・イルカナイ
二股(ふたまた) ペツエウコピ 川がわかれる
風不死(ぷっぷし)岳 フプウシ トドマツの多いところ
富良野(ふらの) フラヌイ イオウ臭い火炎の土地
古平(ふるびら) フルレピラ、フィーピラ 赤い崖
別海(べっかい) ペツイイエ 破れ川
別保(べっほ) ペッホ 小川
ボッケ ポプケ 煮え立つ
穂別(ほべつ) ポペツ・ポンペツ 小川
幌加内(ほろかない) ホロカナイ 逆流する川
ポロト湖 ポロト 大きな沼
幌内(ほろない) ポロナイ 大きな川
幌延(ほろのべ) ポロヌプ・ホロノブ 大平原
幌別(ほろべつ) ポロベツ 大きな川
幌満(ほろまん) ホルマンペツ 穴のある川
幌武意(ほろむい) ポロモイ 大浦、大江
奔別(ぽんべつ) ポンペツ 小川
本別(ほんべつ) ポンベツ 小川
幕別(まくべつ) マクマンペツ、マクンベツ 山際を流れる川
増毛(ましけ) マシケイ カモメの多い
摩周(ましゅう) マシュウントウ カモメの沼
マスイチ浜 マスイチセ ウミネコの家
真狩(まっかり) マッカリプト 三角川
松前(まつまえ) マツオマナイ・マトロナイ 半島・女の住む沢
丸瀬布(まるせっぷ) マウレセップ 3つの川の集まる広いところ
御園(みその) オロウェンヌプキペツ 川底の状態が悪く歩きにくい濁り川
三石(みついし) ピットウシ 小石の多い地
室蘭(むろらん) モエルラン ゆるやかな下り道
雌阿寒(めあかん) マチネシリ 雌山
目梨(めなし) メナシュ 岬の東
目梨泊(めなしどまり) メナシュトマリ 東風をさける港
女満別(めまんべつ) メムヤムベツ・メマンベツ 冷たい泉の湧いている川・涼しい川
藻琴(もこと) モユト・モコト 眠っている沼・小さな沼
本泊(もとどまり) ポントマリ 小港
茂辺地(もへじ) モペチ 静かな川
モユルリ島 モユルリモシリ 小さいウの多い島
モヨロ貝塚 モヨロ 湾の中
森町 オニウシ 樹木の茂っているところ
門静(もんしず) モイシュツ 湾の入り江
紋別(もんべつ) モペツ 静かな川
門別(もんべつ) モベツ 静かな川
紋穂内(もんぽない) モヌプオナイ 小平野にある川
湧洞(ゆうどう)沼 ユウントー 湯の沼
夕張(ゆうばり) ユーパロ、ユーパロペツ 鉱泉のわき出る川
勇払(ゆうふつ) ユープト 温泉河口
湧別(ゆうべつ) ユペオツ サメ
遊楽部(ゆうらっぷ) ユーラプ 湯の流れ下る川
由仁(ゆに) ユウニ 温泉のあるところ
余市(よいち) イオチ・ユーチ 蛇の多くいるところ・蛇のいるところ
羅臼(らうす) ラウシ 獣の骨のあるところ
蘭越(らんこし) ランコウシ カツラの木が多いところ
陸別(りくべつ) リクンペツ 高い危ない川
利尻(りしり) リイシリ 高い島
留寿都(るずつ) ルシュプキ けわしいヨシ原の道
留辺蘂(るべしべ) ルペシュペ 峠をこえたところ
留萌(るもい) ルルモウペツ 潮汐静かな水
礼文(れぶん) レプウンシリ 沖の島
礼文華(れぶんげ) レプウンケップ 沖にある、水などをかい出すもの
鷲別(わしべつ) チワシペツ 波たつ川
稚咲内(わっかさかない) ワッカサクナイ 水無川
稚内(わっかない) ヤムワッカナイ 冷水沢
和寒(わっさむ) アッサム ニレの木のそば
輪西(わにし) ハルウシ 食糧のあるところ






PR
この記事にコメントする
color
name
subject
mail
url
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
プロフィール
HN:
冬山想南
性別:
非公開
P R
忍者ブログ [PR]

photo byAnghel. 
◎ Template by hanamaru.