まあ、米澤穂信は「氷菓」が「アイスクリーム( I scream:私は叫ぶ)」だという前科があるから、「インシテミル」が「淫してみる」だというのは「またかよ」としか思わないが、何となく意味ありげなカタカナ語をタイトルにしたり、タイトルの一部にするのは、宣伝拡散手法としてよく使われる。
「サマータイム・レンダ」とか「ダーク・ギャザリング」とか「放課後インソムニア」など、他にもたくさんあるだろう。意味不明の言葉によって興味を惹く手法である。「放課後インソムニア」に至っては、「インソムニア」が「不眠症」の意味だから、放課後に眠っているほうが異常だろう。私はこの手のタイトルを「気持ち悪い」「下品だ」としか思わないが、世間の青少年はこうした手法を喜ぶようである。
ギャザリング(gathering)
1 集会。 集合。 集めたもの。 2 オンラインショップにおける販売方法の一。
(以下引用)
「THE INCITE MILL」(インシテミル) ・「INCITE」=「刺激する言動や誘因」 「MILL」=「工場」 という事から 「(感情を)刺激する生産場所」 という意味が考えられます。 ・「(ミステリに)淫してみる」「ミステリに耽る」という意味 ・「因して観る」=「起因して観る」 「参加者全員がある原因に起因して殺人を行い、それを主催者が観る」の略 以上の意味があるそうです。
PR