書いてみたい話があるのだが、それは「レ・ミゼラブル」のアンチテーゼのような内容である。ある罪人が脱獄した後改心して無数の人を助け、無数の命を救うのだが、或る日、彼の前にひとりの青年が現れる。その青年は、主人公が監獄を脱走する際に殺した役人の息子で、父の死後、辛酸をなめて育つが、その間常に主人公への復讐を忘れなかった。
主人公は、「犯した罪は、その後どれだけ善行を積んでも清算できない」と知って、青年に頭を垂れて殺される。そういうラストである。
つまり、倫理は論理的計算が成り立たない、ということだ。犯した罪に対し、罪の清算は不可能だ、というのがこの話のテーマである。
殺人が無数の人を救うこともあるし、ひとつの殺人が無数の不幸を呼ぶこともある。
主人公は、「犯した罪は、その後どれだけ善行を積んでも清算できない」と知って、青年に頭を垂れて殺される。そういうラストである。
つまり、倫理は論理的計算が成り立たない、ということだ。犯した罪に対し、罪の清算は不可能だ、というのがこの話のテーマである。
殺人が無数の人を救うこともあるし、ひとつの殺人が無数の不幸を呼ぶこともある。
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