忍者ブログ
[811]  [810]  [809]  [808]  [807]  [806]  [805]  [804]  [803]  [802]  [801
子供がネット配信の「ドラクエⅢ」を入れてくれたので、そればかり何周もしているのだが、未だに「商人」や「盗賊」を最後まで育てたことが無いし、「遊び人」は使ったことが一度もない。遊び人のギャグが寒すぎるので、連れ歩くのが不快なのである。
昔のスーファミ版より劣化しているのは、キャラ画像が三流漫画家が描いたとしか思えないことと、「すごろく」が無くなったことだが、冒頭の「性格診断」も劣化している気がする。バリエーションが極端に少なくなったのではないか。
まあ、それらの欠点は欠点として、やはり一番私好みのRPGではある。易しすぎ、短すぎのⅠや、途中から極端に難しくなって完走がほぼ不可能なⅡにくらべてゲームバランスが一番いい。世界の広さもちょうどいい。ドラクエはⅢで終われば伝説のゲームになったのではないか。Ⅳ以降は蛇足だと思う。
Ⅲは物語の内容やゲーム構成などはいいのだが、キャラクターが死んでも簡単に生き返る、というのは、まあ、子供向けゲームとしては正解なのかもしれないが、私としては、ゲーム内の仲間の死は本当の死として描いたほうがスリリングで強烈な迫力になったのではないかと思う。ただし、ルイーダの酒場で新しいキャラクターを作れることにする。つまり、新しい仲間と組んで再起をめざすのである。そして、死んだ仲間の墓を酒場の後ろに作る。ゲームが終わった後、そこに墓参りするのもいい。
もうひとつ、戦いで「重傷を負う」場合を作ってほしかった。怪我をしたら戦闘力は下がり、ある程度のダメージを負うと戦闘不能になり、後方に下げられるわけだ。戦闘中のダメージ回復は、無しである。最悪のダメージは、もちろん死である。
そして、戦闘が終わっても、重傷を負った仲間はすぐには回復しない。宿屋で療養することになる。その場合、旅を続けるなら仲間を一人欠いた状態で旅することになる。後で、回復した仲間のもとを訪ねて、ふたたび合流することもできる。怪我からの完全回復はしない状態で合流することもできるが、その場合はそのキャラの戦闘力は下がったままである。
また、能力指標として「精神力(気力・集中力)」というのがほしい。この指標が高いキャラは、メダパニやスリープ(ドラクエでは何と言ったか忘れた)にはほとんどかからない、というわけだ。これは戦闘への参加回数によって少しずつ数字が上がることにする。つまり、精神的経験値だ。
そういうようなゲームコンセプトで作るなら、ドラクエⅠもⅡもⅢもリメイクする価値があるだろう。特に、「死んだら終わり」ということにするだけでも、プレイヤーに与える印象がまったく違ったゲームになるはずだ。最後まで仲間をひとりも死なさずに完走したら、その感動も大きいだろう。いわば、「人命尊重型RPG」である。



PR
この記事にコメントする
color
name
subject
mail
url
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
プロフィール
HN:
冬山想南
性別:
非公開
P R
忍者ブログ [PR]

photo byAnghel. 
◎ Template by hanamaru.