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これは漫画原作を書く時のいい心構えだと思うが、「絵が浮かばないのはイメージの貧困」と言うのは、漫画家のイメージの貧困なのか、原作者のイメージの貧困なのか、両者の貧困なのかwww 普通は、原作の抽象的部分を視覚的イメージにするのは漫画家の仕事だと思う。
主人公がイライラしている場面が「主人公がいらいらする」としか原作に指定されていなければ、それをどういう風な動作として効果的かつキャラを引き立てる形で視覚化するかに「原作付き漫画」を描く漫画家のチャレンジするべきクリエィティブな領域があるのではないだろうか。




具象と抽象、の対比だけど、漫画原作は具象がいい。たとえば「主人公がいらいらする」では抽象的に過ぎる。いらいらの出方は人によって異なる。「つめを噛む」「びんぼうゆすりをする」「頭をかく」のように具体的でないと漫画家には伝わらない。絵が浮かばないのはイメージの貧困。



(補足)上のツィートだけを読んで脊髄反射的に最初の文章を書いたのだが、山本氏の姿勢は「原作尊重」のようで、原作者と漫画家の「合作」というより、漫画家は原作者の意志を最大に尊重して、それに忠実に漫画化すべきだという考えかと思われる。特に、下のツィートでは、「初期段階」ではキャラがまだ立っていないから、漫画家が暴走してはいけないという戒めだろうか。


山本貴嗣 @atsuji_yamamoto14 時間前

連載が長期にわたって、もうこのキャラがどういうときにどういう反応をするか共通認識ができてしまってからなら省略も可能だけど、キャラが立つ前に省略するとキャラが立たない。

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